談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第64回 「武田信玄はくノ一好き?でござる!!」 の巻

ガラシャ1「センセエ、ここしばらく忍者に話を絞ってきたわけですけど。」
ガラシャさん



ツルギ1  「話は尽きないよね~。楽しいな~。」
ツルギくん



ガラシャ1 「でも、ちょっと不満じゃないんですけどリクエストが…。」

センセエ2 「ホウ。何かな?」
センセエ

ガラシャ2 「私やっぱり女なんで、くノ一の話なんか聞きたいなあと思いまして。」

センセイ「オ~! なる程。くノ一ね!
        でも前にも言ったかもわからないけど、『くノ一』というのは
        『くノ一の術』という言葉ではじめて成立するのであって、
        女忍者の事をそう呼ぶわけじゃないからね。」

ガラシャ2「ハイ、ハイ。それはわかっています。『女』というワードを使った忍術の事を
        『くノ一の術』というんですよね。」


センセエ2「そうです。あ…、でも敢えて女忍者の事を聞きたいなら…。
        千代女(ちよめ)の事なんかどうかなあ。」

ツルギ1  「千代女って誰ですか? あまり聞いた事ないなあ。」

センセエ2「だろう。でもガラシャさんの言うくノ一、
        つまり女忍者の元祖といってもいい存在、それが千代女なんだよ。」

ガラシャ1 「ヘェ~。それは是非どんな人か聞いてみたいですね。」

センセイ 「では…。え~、今回は女忍者の事をくノ一とします。いいかな?」

ガラシャ1   ツルギ1    「ハイ!」

センセイ 「くノ一を考え出したのって武田信玄と言われているのは知っているかな?」

ツルギ2  「ゲッ! あの…信玄公が?」

ガラシャ1 「それはちょっとビックリですね~。」

センセエ2「でしょ? だからなのか、くノ一は武田流軍学の一つ、
        甲陽流を取り入れていると言われている。
        とにかく信玄公っていうのは情報網を張り巡らせる事にかけては
        “足長坊主”と呼ばれたくらいの人だからね。」

ツルギ1  「足長坊主…?」

ガラシャ2 「つまり、情報収集の足をのばしていたという事ですね。」

センセエ2「正解。で、当時の日本を自由に行き来出来る職業という事で、
        巫女(みこ)に注目し、“歩き巫女”というくノ一を思いついたんだ。」

ツルギ1  「なる程~。」

センセイ「で、氷禄4年(1561年)の信濃川中島の戦いで戦死した
        望月盛時(もちづきもりとき)=望月城主の未亡人、
        望月千代女(もちづきちよめ)を『甲斐信濃二国巫女頭領』に任じて、
        合戦で生まれた孤児から少女を選び出し、
        今の長野県に修験道の道場を開かせた。

        で、この養成所こそが『くノ一養成学校』みたいな存在になったわけ。」





      談話イラスト62





ツルギ2 「うう…。AKBみたいっすね。信玄公、うらやましい…。」

ガラシャ1「あんた何考えてんの!?

        でもセンセエ、望月千代女という人はその指導が出来たという事なら、
        もともとそういう才能があったという事なんですかね?」


センセエ2「千代女という人は近江甲賀郡に住み、望月三郎兼家を始祖とする
        『甲賀流忍術宗家』の直系なんだよね。」

ツルギ1  「うおっ! なあんだ、そうだったんだ!」

センセイ「千代女は養成所に集められた少女達に、呪術や祈祷調伏、
        口寄せ当の巫女道を教えて、諜報活動に役立つエリート達を育てた。」

ツルギ1 「チャーリーズ・エンジェル…。フルスロットル!!」

ガラシャ1 「うるさいなあ、もう!!」

センセエ2「はははは(笑)。でもはずれてはいないよね。

        くノ一の武器って何はともあれ美女である事がとても大切で、
        その美しさをもって有力な武将達に近づいて側室になって
        情報を得たりとかしなくてはならないしね。

        あと武将の奥方に仕えて信用してもらい、『荷物を取ってきます。』
        と言って家(隠れ家)から運んだ長櫃(ながひつ)の中に
        男の忍者が入っていて(二重底になっている)屋敷に荷物が運び込まれると
        男の忍者がこっそり起き出して主人を暗殺するとかね。」

ツルギ1  「らしくなってきましたネ~!」

センセエ2 「これを『隠蓑(かくれみの)の術』というらしい。」

ガラシャ2 「確かに女性だからこその術ですね。」





                    つづく          ガラシャ3
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[ 2011/12/14 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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