談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

第63回 「忍びは起源も忍ぶでござる!!」 の巻

ガラシャ1「イヤ~、前回の三甚内のお話にはホント、ビックリでした。
ガラシャさん
        まさか忍者(元忍者)が盗人になって、霊神として神社に祀られて
        神様になったり、吉原遊郭を作ってしまったり…。」


ツルギ1 「吉原の生みの親が忍者だったなんてねえ。」
ツルギくん


センセエ2「ホントだよね、ボクも最初に知った時は驚いたよ。
センセエ
        まあでも、忍者の本来の能力を考えたら、敵の屋敷や城に
        潜入捜査をしたりとか、山の中で何日も過ごしたりとか…。

        つまり、『生きていく』というサバイバル能力にかけては
        ハンパないからね。

        武士と同じく戦いが無くなっちゃったらツブシが効かない者も
        いたかもしれないけど、才能ある奴は金儲け術に関しても
        見事な才能を発揮するわけだよね。」

ガラシャ1「だけどセンセエ、『忍術』の歴史って、
        そもそもどのくらいから始まっているんですかね。
        一説には大陸(中国)から伝わったとかいう人もいるし、
        日本独自のものだという人もいるわけで。」


センセエ2「う~ん。これはホントに諸説分かれるところなんだけど、
        ボクはその両方とも正しいと思う。
        日本独自に生まれたものだけで発達するなんてことはない。
        日本で生まれて、大陸の影響をたくさん受けて発達したんだと思う。

        よく忍者が潜入捜査したりして、それを発見した時に時代劇なんかで
        『間者(かんじゃ)が紛れ込んでいました。』
        なんて言う言うじゃない?」

ガラシャ2「あ、言いますね。又はそういう作業そのものを『間諜(かんちょう)』とか。」

センセイ「さすがガラシャさん! よく知っているね。

           間諜の『間』は“すきま”や“ウラ”を表し、
           『諜』は“探る”や“うかがう”事、
           もしくはそれをする人をあらわしている。」

ツルギ1「あ、つまり『諜報活動』の『諜(ちょう)』ですもんね。
           007(ダブル・オー・セブン)的な。」


センセエ2「オッ、ツルギ君もさえてきたね。その通り!
        で、その間諜という言葉の最も古い記録を調べると、
        司馬遷(しばせん)の『史記(紀元前200年頃)』
        にまでさかのぼっちゃうからね。」

ツルギ1   「な、なにィ~!?」

センセエ2「あと面白いのが、これは尾張藩に伝わる『甲賀忍ノ伝加資の條之巻』や
        『伊賀忍之伝目』に記されている事なんだけど、それによれば、
        スサノオの尊(みこと)が奇稲田(クシナダ)姫を櫛に変化させて
        自分の髷に隠したのが、伊賀忍術の始まりであり…。」

ツルギ1   「な、なにィ~!?」

センセイ「高皇産霊尊(たかむすひのみこと)が連絡の途絶えた相手の様子を
        無名雉(ナナシノキジ=神がつかわしたキジ)に探らせたのが
        甲賀忍術の始まりだったり。」

ツルギ2   「な、なんとお~!」

ガラシャ1   「うるさいわね~、いちいち。」

ツルギ2   「なんとお~…。」

センセエ2「まあ、当たり前だけども、それらが本当であるとかないとかが
        重要な事ではないと思うんだよね。
        ここでは姿を変えるとか隠れるとか、探るという事が忍術の起こりだ
        という事が大切な事で。

        日本人というのはむやみに闘う事を好まず、相手の心を探り、
        戦さをする時には最小限度の力で制しようとするという武術にも通じる
        特質がよくあらわれているじゃない。

        やっぱり、狩りをして生きる事から、田畑を守る農耕生活に変わり、
        移動して生活するのではなく、文字通り一所懸命(一ヶ所を死に物狂いで守る)に
        自分の住んでいるエリアを自衛という定住生活が基本になってから、
        そういう駆け引きが生まれたんじゃないかなんて書いてある本もあるんだ。
        ボクもそれにはうなずけるよね。」

ガラシャ1   ツルギ1   「なる程~。」

センセイ「またそれとは違うアングルでは、服部家所蔵の『忍秘伝(にんぴでん)』では、
        秦の始皇帝の臣、徐福(じょふく)が渡来した時に忍術を伝えた
        なんていうのもあるし。

        そしてその中身は、古代インドのバラモンより発したといわれ、
        俗世を離れて苦行を積み、不老不死を目指す術という、
        忍術的な要素が出てきている。」

ツルギ2 「わあ~、もう何だかわからなくなってきたあ!」

ガラシャ2「つまり、何を持ってして『忍術』とするかという定義づけをどうするかによって、
        起源も変わってくるという事ではないかしら。」


センセイ  「オウ! その通り!!」

ツルギ2「ハア、ハア…。チッ。冷静なヤツ。あんまり冷静だと女としては…
        ウッ!(ツルギ君、殴り倒される)」



   
   談話イラスト61
  


    





センセエ2「ちなみに日本での間諜の起源では、『日本書紀』に
        推古天皇9年(601年)に新羅(しらぎ)から来た
        迦摩多(かまた)という間諜を捕えて流罪としたなんて記録があったり、
        用明天皇3年(587年)に蘇我氏と物部氏が宗教戦争を起こした際、
        かの聖徳太子に仕えた甲賀馬杉(こうがますぎ)の人、
        大伴細入(おおとものさいにゅう、もしくはほそひと=細人)が伝える
        軍術をもって大活躍したと。
        で、太子から彼は『志能便(志能備)=シノビ』と名付けられたとある。」

ガラシャ1「志能備…シノビって! じゃあまさしく忍びじゃないですか!
        でも聖徳太子って…何かイメージと違うなあ。」


センセイ「そうだろう。でも太子ってけっこう甲賀とは
        所縁(ゆかり)が深いという説もあるらしい。」

ツルギ1 「わからないという事では起源もわからない。さすが忍者ですね。」







                  つづく      ツルギ4
スポンサーサイト
[ 2011/12/11 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
PICK UP!!
UP 
【技講座⑭構えのジャンル】コチラ
90

【技講座⑬沈身の半身】コチラ
84

【技講座⑫身体の各パーツの分離】コチラ
技83

【技講座⑪刀の握り】コチラ
技講座写真70

【技講座⑩半身歩法】コチラ
技講座写真65

【技講座⑨剣を使わない抜刀稽古】コチラ
技講座写真59

【技講座⑧肩の埋め込み】コチラ
49

【技講座⑦柔らかい胸と沈む腰】コチラ
技講座写真32

【技講座⑥抜き打ち(抜刀・横払い)】コチラ
技イラスト2

【技講座⑤手の平合わせ→水平面の移動】コチラ
技イラスト2

【技講座④水平斬り】コチラ
技イラスト2

【技講座③脱力の技、二】コチラ
技イラスト2

【サイムライダイエットエクササイズ2】コチラ
トモエさん(顔)

【サムライダイエットエクササイズ1】 コチラ
トモエさん(顔)

【技講座②脱力の技、一】コチラ
技イラスト2

【技講座①流れるように・・・】コチラ
技イラスト2
検索フォーム
QRコード
QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。