談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第4回 「計る能力、感知する能力を持つでござる」の巻

ガラシャ1「じゃあ、ウェイトトレーニングって良くないって事ですか?」
ガラシャさん


センセエ2「う~ん、それは内容によるよね。
センセエ   一概にウエイトトレーニングが良くないとは言い切れないっていうか。

        ただ見た目の筋肉をつけるのが目的のトレーニングや、
        身体を大きくする為だけのトレーニングが良くないって言った方がいいかなぁ。

        そうやってつけた筋肉って
        自分自身でもどう使っていいか持て余しちゃうしね。

        身体を大きくする目的でそういうトレーニングをやる分には
        他人がどうのこうの言わなくてもいいと思うけど、
        実際多くのスポーツ選手が、
        パワーをつける=筋肉をつけるという表面的公式に騙されて、
        フォームを崩したりして失敗するケースは山ほどあるからね。」

ツルギ1「だからと言って、それすらせず、
ツルギくん   じっとしているよりはマシじゃあないんですか?」


センセエ2「確かに(笑)。
        運動するというザックリした範囲ではそうかもネ。

        結構最近そういう(イタズラにウエイトトレーニングをするのは良くないという)
        風潮が高まりつつあって、昔のようにただ筋肉がつけば良いという人は
        以前に比べたら減ったよね。

        でもその代わり、あなたは何をしているんですかっていうと、
        何もしていませんって(笑)。

        だったら自分の身体に意識がいく分、
        考えなしでもウエイトトレーニング等をしていた方がマシかもね。」

ガラシャ1「“マシ”って(笑)。 つまり、マシという程度って事?」

センセエ2「そう。適度な運動はストレス解消や健康増進になりますって(笑)。

        でも僕らが話し合っているのは、
        そういう健康志向にとどまるレベルの話じゃあなくて、
       
        動きとして“機能美”というか、使える身体、
        表現する身体って何かという事だから。」

ツルギ1「だから、スポーツの世界で言えば
        レベル的にもトップクラスの選手の動きが参考になるんですね。」


センセイ 「そうです!」

ガラシャ1「でも、一流のアスリート達が大体力を抜いて動く事に長けている
        っていうのはわかりましたけど、
        何故力を抜くと上手に動けるんでしょう。」


ツルギ1「それはさ、やっぱり力むと縮こまるというか、
        伸びやかに動けないからでしょう。」


ガラシャ1「それは理解したわよ。
        でも、力を抜くといってもその度合いがわからないというか、
        何か力を抜いたら動けないと思っちゃうんだよね。」


センセイ「ああ、それは近年の“脱力ブーム”を誤解してとらえると、
        そういう考え方になるよね。」

ツルギ2「脱力ブームって……。

       
        まあ、でもそうかな。昔は何でも力一杯頑張ろう
        みたいなのばっかりでしたもんね。」


ガラシャ1「ツルギ君、いくつなのよ(笑)。」

センセエ2「ツルギ君がそういうなら、
        僕が若い頃なんてまさに力みと根性の世界だよね。
        力を抜いて動けなんて誰も言ってくれなかったネ。

        たまに言ってくれたとしても『力を抜け!オラ!』って(笑)。
        余計力が入って緊張しちゃうよ。」

ツルギ1「でもセンセエ、僕らのやっている殺陣だって、
       竹光(たけみつ)
      (時代劇等で使用されている、竹の素材に銀紙を巻いたり塗ったりした日本刀)
       なんかは、それこそ力を抜いて動かないと、
       力を入れたら折れちゃいますからね。」


センセエ2「そう。そういう意味では僕らは常に脱力しつつ、
        速く、強くという表現を求められている代表みたいなものだからね。」

ガラシャ2「そう理解しているんだけど、
        本気感を出そうとすると、つい力が入ってしまうのよネ。」


ツルギ2「ガラシャさんは、女子の中でもパワー・ファイターだからなぁ(笑)。」

ガラシャ1「でもそういう時って、後で自分の映像を見てみると、
        一見迫力がありそうなんだけど、やっぱり何かギクシャクしているというか、
        思いのほか剣の振りも小さくて納得いかないんですよね。
        一生懸命やってますって感じはあるんだけど。」


センセエ2「そうだろうね。
        いや、良い事を言ってくれたよね。
        今ガラシャさんが言った事はとても大切な事でね。

        特に僕らの様に演じなければならない立場にある者にとっては、
        力を抜かないと単に伸びやかさが無くなったり、
        竹光が折れてしまったりするだけじゃなくて、 
        大きな意味では、演じたり表現したりする事の道を遮断させてしまう事に
        なりかねないからね。」

ツルギ1「エ!?そこまでですか?」

センセイ「そうだよ。だって身体の動きに力みがあると、
        “計る”能力がマヒしてしまうからね。」

ガラシャ1「計る能力?」

センセエ2「そう、計る能力。
        感知という能力と言ってもいいかな。

        例えばボールの重さを手の平に乗せて計る時、
        正確に重さを知ろうと思ったら
       誰でも力を抜いて、何回か腕を上下させたりして、
        気をそこに集中させたりするじゃない。
       
        力一杯握ったら、ボールが何gかなんてわからないでしょ。」

ツルギ1「わかった!つまり僕らで言えば、
        実際は軽い竹光を、
        さも重い金属の日本刀に見せなければならない訳だからね。

        軽いものを力一杯振り回したら、
       『これはホントは軽いオモチャの様なものでニセモノですよ』
        って言っている事になるからね。
        それでは良い表現者とは言えませんよね。
       
        だからまず、そのモノ(竹光)の実際の重さを
        身体が理解しないと表現出来ないっていうか……。」


ガラシャ2「ああ、よく竹光を全力で振って形をキメる所で止めると、
        実際は軽いもんだから、
        プルプルって刀身が震える様になってしまうものね。

        アレ、太刀ブレっていって、何か格好悪いよね。」


談話イラスト2

ツルギ1「うん。今時代劇の殺陣のシーンなんか見ても、
        その太刀ブレを起こしてしまっている役者さん、結構多いよね。

        あれ、ドラマが深刻であればある程何か興醒めしちゃうよね。」


ガラシャ1「撮る側にも責任あると思うよ。
        プルプルって刀が震えちゃってるのに
        平気で映像にのせちゃってるし…。」


センセイ「ははは(笑)。2人の言っている事は正しいけど、
        まさに殺陣の世界独特のものだよね。
  
        でもそれは力を入れた結果、
        悪い作用が出てしまった例のほんのわずかだよ。

        僕が言っているのは単に竹光がピタリと止められたか
        太刀ブレを起こしたかという事だけじゃない。

       
        表現するとか動くとかいう事全般を通じて、
        力んでしまうともっと大切なものに悪影響が出てしまうという事でね。

        計る事、感知する能力の遮断というのは、
        もっと全体に関わる話なんだよ。」

ツルギ2「計る能力、感知能力っていうのは、
        確かに僕らの様な者には大切なものですからね。」

 

          
                              つづく       センセエ4
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[ 2011/03/13 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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