談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第62回 「忍びの世界のリクルートでござる!!」 の巻

ガラシャ1「さあ、今回はセンセエ自ら(前回の最後で)提案された、
ガラシャさん
        『三甚内(3人の甚内)』という、いずれも戦国の世では忍びの者として生き、
      戦国後も江戸の町で盗賊として暴れた男達のお話です。」


センセエ2「説明ありがとう、ガラシャさん。
センセエ
        えっと出所だけ復習しておくと、3人の甚内の内、
        まず向坂(こうさか)甚内は天正10年(1582年)3月に武田家が滅びてしまうと、
        生活の為に盗賊となって家康が町をつくりはじめた江戸に現れた。

        そして天正18年(1590年)、風魔一族も主(あるじ)たる北条家が滅び姿を消した。
        そして江戸に現れて盗賊となる。

        で、結果、江戸という稼ぎ場を向坂一味と風魔一味が取り合い、
        ここでも争ったと。」

ツルギ2「かあ~。商売変えしてまでも…。なんか、いーかげんにしろっていうか、
ツルギくん
        ゲンナリする話だなあ…。」


ガラシャ2 「ある意味、因縁ね。」

センセイ「で、家康は盗賊軍の横行に困り果てて、金10枚という懸賞金と、
        訴えた人についてはその人の過去の罪は問わないよ
        っていう条件を町にふれ出したんだ。」

ガラシャ2 「そぉっかぁ! 盗賊の居所を知っているのは盗賊だからですね。」

ツルギ1 「タレ込みねらいの一掃作戦というわけだ!!」

センセエ2「その通り。すると三浦茂正(浄心)の『慶長見聞集(関八州盗人狩)』によれば、
        向坂(甚内)が風魔の隠れ家を幕府に申し出た。」

ツルギ1 「オオッ! 効果テキメン!!」

センセイ「で、『関東に1000人や2000人もいる盗賊はみんな風魔一族でございます。』
        なんて調子で言って。
        慶長8年(1603年)、例のバケモノ…あ、いや失礼、
        風魔小太郎とその一党は捕縛されて処刑された。」

ツルギ1「ん~!? なんっかきったねぇ~な。
        その向坂甚内って奴。自分だって盗賊なのに。」


センセイ 「向坂はその後もしれ~っと盗人を続けていたみたいだからね。」

ガラシャ2 「ズルイけど完全に向坂の勝ちね。」

センセエ2「でも結局悪運長続きせずで、慶長18年、仲間の盗賊の鳶沢甚内にたばかられて、
        浅草鳥越(台東区)で処刑されてしまう。」

ツルギ1 「オオウ! そのタレ込み屋として、№2甚内の鳶沢が登場したぁ!」

センセエ2「ところが、ここがこうした人物のちょっと変わったところでね、
        刑場に引かれていく時に
        『わしは瘧(おこり)にかかっていたから逃げ遅れて捕まった。
        死んだらわしを祀るがいい。瘧にかかり苦しむ者がいたら
        そこに来ればわしが治そう。』と、こんな事を言い出した。
        瘧(おこり)って最近は聞かないけど、高熱を発する病気だよね。」

ツルギ2 「な、なんだろ、その発想…。いいやつなんだか悪いやつなんだか。」

センセエ2「実際、向坂は霊神として祀られた。何と捕まって刑場に向かう時に渡ったとされる
        橋の跡に『甚内橋跡』の碑が建ち、小さな『甚内神社』がある。」

ガラシャ1「それは鳶沢が向坂の願いを聞き入れたという事でしょうか? 何故でしょう。」

センセエ2「う~ん。それは本人ではないから何とも言えないけど、
        鳶沢は向坂の訴えにより小太郎が処刑された事を喜んでいたと言われている。
        で、悪運が強くて風魔一族の捕縛の時は不在で免れる事が出来た。
        そして自分の正体を知る向坂も訴え出て処刑されたから、
        そのくらいはね、みたいな…。」

ツルギ2「うう…。何てぇ悪知恵バツグン野郎だあ。
        きっと、ここぞとばかりに悪いコトし続けたんだろうなあ。」


センセイ「ところが、盗賊のかたわら表向きは『古着屋』を開業するんだ。

        で、この古着屋に盗品を売りに来る盗人がいて、
        こいつの事を鳶沢は裏口から役人に知らせて捕縛させる。
        すると鳶沢は幕府から『盗賊詮議』の役目を命じられて、
        その見返りに幕府に交渉して、日本橋の広大な埋立池を払い下げてもらう。」

ツルギ1 「ヌオオオ! 悪党一代記! なんか逆に応援したくなってきた。」



   談話イラスト60




センセエ2「で、自分の仲間とつくった町を、当初は『鳶沢町』といっていたんだが、
        やがて『富沢町』となり、それが今の東京都中央区富沢町です。」

ガラシャ1 「エ~!? そうかあ、あそこかあ。」

センセエ2「さて、もう一人、3人目の甚内は庄司甚内なんだけど、
        この人ももとは風魔一党なんだけどね。

        江戸にあふれる私娼(娼婦)に目を付けた庄司は、
        私娼を一つの土地に集めて商売をさせる(する)事を思いついたんだ。
        で、慶長10年(1605年)に幕府に『私娼一本化計画』を出願する。

        で、そのしばらくの時をおいて再出願し、元和3年(1617年)、
        『遊興は一夜に限る』など、五ヶ条の誓約つきで
        日本橋に遊郭をつくる事が許される。」

ガラシャ1 「エッ!? …それって、まさか……。」

センセイ「そうです。ここに幕府も公認の上で『吉原遊郭』が生まれ、
        庄司は吉原の総名主となる。」

ツルギ1 「ブクブク(泡を吹く)。ふ、風魔一族が『吉原』の生みの親だったのか!」

ガラシャ1 「に、忍者って底知れないし…たっくましい~!!」







            つづく      ガラシャ4
      
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[ 2011/12/04 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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