談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

第57回 「マジック革命、加藤でござる!!」 の巻

ガラシャ1「センセエ、前回の服部半蔵はホントに忍者の中では
ガラシャさん
        メジャーな存在だと思うんですけど、
        他にも有名な名前ってまだまだたくさんありますよね。」



センセエ2「そうだね。忍者というのは影の存在ではあるけれども、江戸期に活躍した剣豪よりも、
センセエ
        具体的に歴史を動かす事件には事務的に加わっているわけだから、
        実績としては(戦歴として)名前は残っているからさ。
        特に多くの忍者を束ねていた上忍クラスの忍者なんかはね。」

ツルギ1「そうですね。宮本武蔵なんかでも、
ツルギくん
        関ヶ原の戦いにいたという事くらいしかわかっていないですもんね。」


ガラシャ1「そうね。やっぱり剣豪達は個人的な戦歴や、
        残した伝書に書かれてあるその人物のスピリットのようなものが、
        後になってその人の名前を押し上げているようなところがありますから。」


ツルギ1  「で、センセエが他に興味のある忍者というと?」

センセイ「え~と、たくさんいるんだけど、例えば『加藤 段蔵(かとう だんぞう)』とか?」

ツルギ2 「カトウ…ダンゾウ…って誰でしたっけ?」

ガラシャ2「あ、それ『飛び加藤(鳶(とび)加藤(かとう))』のコトですよね。」

ツルギ1「あ! 飛び加藤なら小説で読んだ事ある!
        そっか。カトウ ダンゾウっていうのか。」


センセイ「そう、飛び加藤はその名の通り、飛翔術とか、あと幻術なんかに優れた忍者なんだ。

        ただし、素性は全くわかっていない。
        生年月日はおろか、死んだ年もわからないし。」

ツルギ1 「あー、丹波(百地丹波)と同じですね。」

センセエ2「ウン、そうなんだけど、飛び加藤にいたっては伊賀者なのか甲賀者なのかもわからない。」

ツルギ2 「うわ! そこまで…。」

ガラシャ1「じゃあ、どちらかというと
        個人的にスゴイエピソードが多いという事でしょうか、剣豪みたく。」


センセエ2「そうだね。で、そのエピソードが面白くてね。

        加藤は最初、上杉謙信に仕官したくて謙信の根城である春日城下(上越市)で、
        その名声が届くようにデモンストレーションをやるんだ。
        つまり、路上パフォーマンスみたいなものだよ、今で言えばね。

        このウワサが謙信プロデューサーに届けばいいなあという。」

ツルギ2「ウウム……。なんかベタな…。
        ミステリアスな忍者のイメージとはかけ離れた行動。
        つまり“目立ちたい野郎”ですね。」


ガラシャ1 「幻術ですね。どんな事をしたんでしょう?」

センセイ「その時はね、大木に大きな黒牛をつないで、
        『さあご覧あれ。この大牛をこの口から呑み込んで見せましょうぞ!』と言い…。」

ツルギ1 「ウ、牛を呑み込む? 生で? 一頭!?」

センセイ「そう。で、黒い布をかぶり、布の半分を牛の頭からかぶせた。
        すると、牛の頭が呑み込まれ、ついには尻尾まで呑み込まれてしまった。」

ツルギ1  「スゲエ!!」

センセエ2「これは『呑牛の術(どんぎゅうのじゅつ)』というんだけどね。

        まあ、今で言うとイルージョニストだからさ、タネがあると思うんだよね。」


    談話イラスト55



ガラシャ2  「マリックさんとか引田天功さんみたい!」

センセイ 「ウン。ところがそれを見ていた男がタネを見破ってしまうんだ。」

ツルギ2 「ウワ! やっちゃったワケですね。」

センセエ2「そう。その見破った男の声は、大木の葉の茂みから聞こえた。
        群衆はハッと我にかえる。
 
        すると今度は加藤、袋から一粒の種を取り出し、
        それを埋めると、見る間にそこから芽がでて、枝葉が生えて花まで咲いた。

        そして小刀を取り出してその茎を断ち斬ると、
        大木の茂みから男の生首が落ちてきた。
        次に首のない死体が小枝を折りながら群衆の前にドサッと。」

ガラシャ2「ギャア、気持ちわるぅ~い!!
        あ、でも幻術って集団睡眠的なものでしょうか。
        だったら理解出来ますけど…。」


センセエ2「そう見る事も出来るね。
        狙い通りこのウワサは謙信の耳に届いてね、
        謙信はそれじゃあ家臣にしてやるためのテストをしてみようとなる。
        そのテストというのは、重臣の直江兼続の養父である、
        直江景綱(なおえかげつな)の屋敷に忍びこんで長刀(なぎなた)を
        取ってこいというもので、当然この位の事は朝飯前の加藤は長刀を見事に取ってくる。」

ツルギ1 「オオ! じゃあ合格採用ですか!?」

センセイ「イヤ、それがね、スゴ腕は買われたんだけど、
        こういう奴は恩賞次第で裏切られるかもしれんと思われ、逆に殺されかけるんだ。

        で、そうなる前に逃げ出した加藤、今度は何と甲斐の武田信玄に仕えようとする。」

ツルギ2 「謙信の次は信玄…。何てぇ奴だ。」

センセエ2「でも信玄も謙信に同じく、加藤の腕は認めたんだけど、
        “危険人物”と見なしてひと思いに殺してしまう。
        今度は加藤も逃亡出来なかった。」

ガラシャ1「何という人生でしょう。情報を操作しようとして失敗した人なんですね。」




           つづく     センセエ(全身2)
スポンサーサイト
[ 2011/11/09 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
PICK UP!!
UP 
【技講座⑭構えのジャンル】コチラ
90

【技講座⑬沈身の半身】コチラ
84

【技講座⑫身体の各パーツの分離】コチラ
技83

【技講座⑪刀の握り】コチラ
技講座写真70

【技講座⑩半身歩法】コチラ
技講座写真65

【技講座⑨剣を使わない抜刀稽古】コチラ
技講座写真59

【技講座⑧肩の埋め込み】コチラ
49

【技講座⑦柔らかい胸と沈む腰】コチラ
技講座写真32

【技講座⑥抜き打ち(抜刀・横払い)】コチラ
技イラスト2

【技講座⑤手の平合わせ→水平面の移動】コチラ
技イラスト2

【技講座④水平斬り】コチラ
技イラスト2

【技講座③脱力の技、二】コチラ
技イラスト2

【サイムライダイエットエクササイズ2】コチラ
トモエさん(顔)

【サムライダイエットエクササイズ1】 コチラ
トモエさん(顔)

【技講座②脱力の技、一】コチラ
技イラスト2

【技講座①流れるように・・・】コチラ
技イラスト2
検索フォーム
QRコード
QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。