談話室『和太刀』

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第50回 「秘伝書で達人になるでござる!」の巻

センセイ「前回、中途で終わってしまったけど、
センセエ
        小野派一刀流開祖、小野忠明の事だったよね。」

ガラシャ1  「はい。」
ガラシャさん


センセエ2「伊藤一刀斉と試合をして負けた小野忠明は弟子入りした
        というところまでは話したんだよね。
        で、兄弟子の『善鬼(ぜんき)』と後継者の地位を
        真剣勝負して勝ったと言われているんだ。

        これは『一刀流三祖伝』という書に記されている。」

ツルギ1 「一子相伝…! 北斗のけ…。」
ツルギくん


ガラシャ1 「ツルギ! 入ってくるな! また話が脱線するでしょ。」

ツルギ2  「は、はい…。」

センセエ2「えっと…いいかな。そして一刀斉は徳川家康に忠明を推挙する。
        で、秀忠お付の臣下に入るんだ。

        ここからがスゴくてね。関ヶ原の役のときは、信州上田城に真田昌幸、
        幸村の父子が籠城していて、それを秀忠軍が攻めた時なんかは、
        後に『上田の七本槍』の内の一人に数えられたくらいの武功をたてているんだ。」

ツルギ1  「オオ…! 七本槍! 格好イイ…!」

ガラシャ1「それだけ活躍したのに…。しかも秀忠の剣術師範になったのに、
        600石で終わったというのは、なんか…。」


センセエ2「イヤ、当時で600石といえば結構なもんなんだ。
        柳生宗矩なんかと比較しちゃうからだと思うんだよね。
        (宗矩は最終的には1万2,500石。)
        それにやっぱり、宗矩なんかに比べて忠明は固めの古武士
        という感じの人だったらしいからね。
        中央政権で知略をめぐらすタイプではなかったから、
        無頼派としての言動が多くてね、たびたび処罰を受けている。」

ガラシャ2「えっ…と、単に意見に耳を貸さないだけではなく、
        具体的に何かしちゃったりしたわけですね…たびたび。」


センセイ「そうなんだ。江戸屋敷に招かれた時に挑戦を受けたからといって
        藩士の両腕をへし折ってしまったり。
        剣術自慢で『剣術無双』という立札を掲げた奴にケンカをふっかけて、
        鉄扇で脳天を砕いたとか…。

        まあ、これは伝説として残っているだけだから、
        事実かどうかはさておき、残ったエピソードから判断するに、
      やっぱり将軍家師範としてはあるまじき行為ということさ。」

ツルギ1「わあ…何かこうして聞くと男らしい生き方っていうか…。

        柳生十兵衛ではないけれど、アウトロー的な格好良さがあるんじゃないですか。
        何か好きになってきちゃったなあ。」


ガラシャ1  「将軍家の剣術師範がアウトロー的に格好良くたって仕方ないでしょ!?」

ツルギ2  「ア…! …そうか…。」

ガラシャ1「という事はセンセエ、逆に小野忠明さんって、
         生き方が武蔵みたいな立場だったら良かったのかもしれませんね。
         そういうエピソードを聞いていると。」


センセエ2「そうだねえ…。あ、でも彼が開いた小野派一刀流というのは
        後継者には随分恵まれていたらしくてね。
        後には柳生新陰流をしのぐほどに勢力を拡大するんだ。」

ツルギ1 「へえ~。上手く出来ているもんだなあ、世の中って。」

センセイ「うん。何といっても剣の理論とか稽古のやり方は
        一番現在の剣道に近いというか、剣道にもの凄く影響を与えている。」


ガラシャ1  ツルギ1   「ヘエ~!」


センセエ2「割目録という巻き物があってね、これ秘伝書なんだけど、
        三つの段階に分かれていて、その段階によって教えが書かれている。
        で、三つ目の『本目録』というところに至り、ようやく免許皆伝となるわけ。」


  談話イラスト48




ツルギ1  「オワッ! 巻き物。昔からの定番じゃないですか。秘伝書ですよね、それって!」

センセイ  「うん。」

ツルギ1  「ほっしいなあ~!」

センセエ2「ああ…でもね、ツルギ君、そこのところは時代劇と違って、
        それを盗んで見たからといって、
        『これで技はオレのものだ!』とはならないし、
        要するに型の名前や手順、教えが書いてあるだけだからね。

      見ただけで大変なコトが起きるなんていうのはフィクションさ。」

ツルギ2  「なあんだ。」

ガラシャ2「見ただけでどうにかなるなら通信教育で達人が出来ちゃう…って、この話、
        前にも殺陣の事でこんな流れなかったっけ?
        アンタ(ツルギ)って人は本当に学ばないんだから。」


ツルギ1  「は…はは。わかっていたさ、そのくらい。」

センセイ  「ツルギ君、目が泳いでいます。」






                       つづく       センセエ(全身2)
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[ 2011/10/02 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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