談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第46回 「虚実は一体でござる!!」の巻

センセエ2「前回はツルギ君の『サムライは総合格闘技者だった。』という言葉が
センセエ     シメになっていたけど、まさにその通りだし、
        考えてみると当たり前だよね。
        特に歴史に残るような剣豪や剣聖っていうのは
        『奴を倒せば名前が天下に轟くぞ!!』って言うんで、
        命を狙われる事なんて日常茶飯事だったと思うんだ。

        その時に全ての相手が試合みたいに一人一人礼をして、
        『お願いしまぁす!』ってやってきてくれるかというと…。」

ツルギ1「まず有り得ないですよね。もちろん宮本武蔵対佐々木小次郎のような
ツルギくん   正式な果たし合いもあったんでしょうけどね。」


センセエ2「佐々木小次郎とはいったい何者であったのかというのは、
        随分闇に包まれた所があって、
        本当の所はってなると疑問点が幾つもあるんだけどね。
      でも少なくとも武蔵と真向からやり合う自信はあったんだろうと思う。

        だけど武蔵の生きていた時代というのは江戸時代の初期、
        つまり世の中から戦さが無くなって間もない頃で、
        全国には腕に覚えがあっても路頭に迷った武士が
        ウヨウヨいたと思うんだよね。」

ガラシャ1「そういう人たちが一人一人正式な手続きで勝負を挑むなんて、
ガラシャさん  まず有り得ませんよね。
        剣を腰に差していようがいまいが、人数だって複数人が一度にかかってくる
        場合もあるでしょうし。」


センセイ「立ち廻りなんかでも複数人に囲まれた場合、
        正眼(せいがん)に切先をつけるといったって、
        誰につければいいのかという話だし、
      誰かに的(まと)を絞って刀を構えた瞬間に、
        視界から外れた所の誰かがかかってくるのは必須だから、
      剣は下段…イヤ、下段というよりもただ下にぶら下げておくのが最良だよね。」

ツルギ1  「対処がしやすいという事ですね。」

センセエ2「うん。剣道では下段に構えても、上段もしくは正眼の様に水平線から上方にある切先の方が
        重力が働いているわけだから速いのは当たり前で、
      それを下段、つまり下方にある剣で対処しても間に合わないというのは
        常識なんだよね。それは慣性の法則上当然だと…。

        でも武蔵レベルの人というのは、下にある切先を上に持ってくるのは、
        『どっこいしょ!』と腕力を使うわけではないからね。
        肩の沈みや胸の抜き…。
      いや、ここで詳しく言っても言い尽くせないんだけどさ。

        剣道の様に『正しい姿勢で。』といって、胸を張り出して構えたら、
        やっぱり腕力に頼らない訳にはいかないし、
      それでは奇跡的に誰かの打ち込んでくる剣には対処出来たとしても、
        別の誰かには斬られちゃう。間違いなくね。」


    談話イラスト44




ガラシャ2  「センセエもよく舞台上でそういう実験演武というのをやりますよね。」

ツルギ1「アレ、確かにスゴイと思うんですよ。振り付けとかナシで僕らに自由に斬りかからせて、
        それをさばいていくわけじゃないですか。
        でも、アレを見た友達が、『アレって立ち廻りというよりも、
        もはや実戦だよね。』って言ってました。」


センセイ「そう言って下さるのは嬉しいけど、
        ステージの上でやる限りはやっぱり立ち廻りだと思うよ。

        ボク自身動きながら、どう斬ったら見た目も美しいかとか
        色々考えているしね。」

ツルギ2  「ゲッ! 動きながらですか?」

センセイ「うん。ボクからしたら、振り付けの時に本番みたいなテンションで
        突然動きだす事もあれば、止まってじっくりと考え込んで
        一手一手決めていく時とあるわけで、
      その前者の状態を連続してやっているだけだからさ。」

ガラシャ1「それにしても…。あんな大勢に一度に斬り込まれて、
        よくもそんな余裕が持てますね。」


センセエ2「その『大勢で』というのがミソでね。
        一度に斬りかかると言っても的は僕一人だからね。
        あまり大勢で行ってしまったら同志討ちの可能性もあるわけで。
        だからせいぜい3人~4人が同時に動いて斬りかかるのが精一杯だろう。

        そこにきて的である僕がスルスルと動きまわると、
        自由度は確実にこちらの方が高くなる訳でね。
        『アッ、どうしようかな。』と思って迷いが出るだろうから、
        そうなると不可能が可能になるという…。」

ツルギ1「ウ~ン、聞いている限りでは…。
        何だかボクにも出来るかもしれないと思えてきました。」


ガラシャ2「無理よ! だってそれだけの人数に囲まれた上でスルスル動くっていっても、
        動き出しが固くちゃ、最初に斬られて終わりだと思うもん。」


センセイ  「ほう。ガラシャさん、かなりわかっているよね。」

ツルギ2  「冗談だよ。どうせボクは動きが固いよ。」

センセイ「いやいや、一度挑戦してみるといい。
        真剣じゃなく木刀だし、万が一遅れても死ぬ事は無いよ。」

ツルギ2「イヤ、やめておきます! 死ぬ事は無くても木刀で頭をぶん殴られて、
        ステージ上で血を流してもシャレにならないですから(笑)」


センセエ2「こちらとしてはね、遠慮なくかかってきてくれた方がやりやすいんだよね。
        呼吸が読みやすいし。
        これは合気道なんかでも、全力でかかってきてくれた方が対処しやすい
        なんて話と一致すると思うんだけど、逆に力が抜けていて、
        やる気があるのか無いのかわからないと、かえって対処に困るという。」

ツルギ2「わからないなあ、それが。ボクなんかは単純に全力で押さえつけられたら
        困っちゃいますけどね。」


センセイ「(笑)。それは段階的なものでね。いずれ力を抜いた相手の方が
        はるかに難しいという事がわかるよ。」

ツルギ2  「道は遠いなあ。」





                 つづく          ガラシャ4
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[ 2011/09/11 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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