談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第44回 「サムライとはヒステリックじゃ駄目でござる!!」の巻

ガラシャ1「センセエ、前回の話の流れからすると、『真に身体が使えるという事』を、
ガラシャさん  見る側も『見極める目』を持つ必要があるという事になりますよね。
        もちろんそれを実践する側もちゃんとそういう事を
        実行しなければならないですけど。」


センセエ2「そうなるね。何かね、『日本のサムライ』のイメージって、
センセエ    『気合い』といえばいいと思って、
        ヒステリックに金切り声をあげて足元を踏ん張って
        みたいなところあるでしょ。
        逆に言えば、それがまるでステータスみたいなね。

        ああいうの、ホントにボクはダメ…っていうか
        『いい加減にしてくれよ。』って思う。」

ツルギ1「確かに。でもボクらだって舞台上で大声張り上げていることありますよね。
ツルギくん
        もちろん、ただヒステリックだったりはしていないつもりだし、
        力を入れては動きが濁るという事はわかっていますけど。」


センセイ「うん。だからそれはある程度、先入観の方に合わせている部分はあるよね。
        だってこれだけ『サムライ』というもののイメージが
        『金切り声と踏ん張り』みたいに固まっちゃっていると、
        急に皆で押し黙ってスルスルとやって『これが本来の…』なあんてやっても、
        『は?何やってんの、それ。』って言われてお終いだからね。

        ゆくゆくはそういうイメージを消していきたいとは思っているけどさ。

        でもツルギ君の言ったように、『相手に届く声、通る声』というのと、
        『ヒステリックに怒鳴る』というのは全然違うからね。
        最低でもそういう事にはこだわりたいと思う。」

ガラシャ1「宮本武蔵の書いた『五輪書』にしても、そんな内容書いてないし(笑)。
        これは他の剣術の伝書なんかもそうです。」


センセエ2「だろう。第一我々の様な、『パフォーマンスとして見せる』というエリアの人間と違って、
        昔のサムライなんかは本当に命がかかっているわけだから、
        ヒステリックに金切り声を上げて踏ん張っている場合じゃない
        という事においては、ボクらよりシビアだからね。
        そんな声出して、そんな動き方したら命がいくつあっても足りないよ(笑)」

ツルギ2「考えたらそうですよね。スポーツなんかでも…
        あ、例えばボクシングなんかで一発パンチを打つのに漫画みたいに、
        『ウオオオ!』なんてボクサーは見た事ない。」


センセイ「うん。逆にプロレスみたく、ある意味ショーとして成立させようと思ったら、
        その『ウオオオ!』や力感は必要になってくる。
        その方が痛みや凄味がわかりやすく伝わるからね。

        でも、そのプロレスラーなんかでも、異種格闘技戦なんかだとそういう要素は
        ほとんど無くなる。シビアな戦いになればなるほどね…。」

ガラシャ2「そう言えば、最近そういう異種格闘技戦みたいなのって、
        あまりやらなくなったわよね。」


センセエ2「最初は物珍しい事と、ルールの違う者同士が一つのリングでやり合う緊張感
        みたいなのがあったんだと思うけど、
        結局ルールが違うからどこで折り合いつけようかみたいな事になるよね。
        だからより有利な…つまり自分の土壌に近い方が勝つという事になるんだけど、
        そのルールってどっちの競技のものでもないから、結局『競技VS競技』
      なんて成立しないし。思いのほか『つまらないな』って事に
        皆が気付いちゃったんだよね。」

ガラシャ2「水泳の100mの選手とシンクロナイズドスイミングの選手の泳ぎは
        どちらが優れているかみたいな(笑)」


センセエ2「そうそう(笑)。ただし勝っても負けても、
        異種格闘技戦においてレスラーが目立つのは、
        プロレスという競技自体、反則もある程度OKだったりするくらい
        幅広くて劇画調だったりするからね。
        マジメで地味な格闘技は損しちゃう。
        プロレスラーとやろうと思ったら、
        もうプロレスという土壌に足を踏み入れている事と同じだから(笑)」

ガラシャ1「でもセンセエ、それじゃあ結局立ち廻りも見せ物ですから、
        どんなに『これが本来のサムライの…』と言ったところで結果、
      『つまらない』という事になってしまうのでは?」


センセイ「普通に考えるとそうなるね。でもね、真剣勝負の中に少しショーの要素を入れたものって
        面白いもんだよ。

        スポーツでもルールがあるという事自体見やすくしているわけだから、
        真剣勝負といってもそのルールの中でという話になるわけでね。
      だからスポーツは面白いじゃない。」



    談話イラスト42


ツルギ1「センセエが時々振付け無しで、好きにボクらに斬りかからせてそれを斬るというのも、
        『三回斬られたらもう死んだとして下さい。』
      みたいなルールってありますもんね。

        もちろんそうしないと真剣じゃない限り、
        斬られても何度もかかっていけるから限りが無くなっちゃうわけですけど(笑)」


センセエ2「そう。どんなシビアであっても、そこに条件がある限り
        見せ物の要素は存在するわけでね。
        でもだからこそ『動き』という部分だけでも、
        サムライが本当に求めていた理想像みたいなものを表現したいとは思うワケ。」

ガラシャ1「そこまでやりたいというエネルギーというか
        執念みたいなものって何が原因なんでしょう?」


センセエ2「やっぱりさ…。さっき話に出たけど、サムライというイメージが
        力まかせに剣を振ってヒステリックに吠えていたと思われたり、
      それを『日本が誇る伝統文化だ。』なんて恥しいと思うし。
        それじゃあ京劇や中国武術の方があの動きを見たら到底勝てないし、
        あっちの方が上だよね。
        あと聞いた事があるんだけど、五輪書を自国で読んだ外人が
        そういうものを求めて日本にわざわざ来て、
        剣道の道場をいくつかまわって、失望して帰ったらしい。」

ツルギ1  「エ!? どうしてでしょう?」

センセイ  「あの金切り声と乱暴で雑な動きを見て…ね。」

ガラシャ1  ツルギ2   「はあ~(ため息)。」





                つづく       ツルギ3
      
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[ 2011/09/04 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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