談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第39回 「優れた表現者は忍者にはなれないでござる!!」の巻

センセエ2「ツルギ君、前回の忍者の話の最後で、
センセエ     又ガラシャさんにいらない事言って怒らせてしまったね。」

ツルギ2  「ハイ…。反省しています。」
ツルギくん


ガラシャ1「ホントですよ! まるで人のコト女じゃないみたいな言い方するから。」
ガラシャさん


センセイ「ハハハ(笑)。まあいいじゃないか、ガラシャさん。
        それだけ人の気配を察知出来る人だと思えばさ。」

ガラシャ1「エ…? ま、まあそう言われますと…。

        あ、センセエ、考えてみたらいくら物陰に隠れていても、
        その…気配を察知されたら元も子も無いわけですよね。」


センセエ2「そうだね。だから武士もをそうだけど、特に忍者なんかは
        気配を消すとか存在感をなくすとかいった訓練は相当必要だったと思うよ。」

ツルギ2  「う~ん。一番苦手だな、そういうの。」

センセエ2「確かにね。だから前回紹介した、黒い袖で顔をおおい隠すとか、
        暗闇で左斜め後ろに立つ(提灯の明かりを避けるため)
        とか書くともっともらしいんだけど、
        大切なのはそうした目に見える表向きのハウツーではなくて、
        身体そのものに身についている技術という事。これは何の世界でも一緒だよね。」

ガラシャ2「そうですね。表向きのハウツーを聞いてしまうと、
        つい『なあんだ、そうか。』なんて思っちゃうけど、
        じゃあそれを聞いたら誰でも出来るかとなると、又話は別ですよね。」


センセイ  「そういう事。でもそう考えると面白いのが、僕ら表現者の立場でね。」

ツルギ1  「は? ……どういう事ですか?」

センセエ2「例えば、亡くなった市川雷蔵さんの代表作に
        『忍びの者』なんて忍者映画があるじゃない。
        忍者の非情な世界を見事に描いた作品として有名なんだけど。」

ツルギ1「市川雷蔵って…。僕は『眠狂四郎シリーズ』くらいしか見ていないなあ。」

ガラシャ2 「あら、私は知っているわよ、『忍びの者』も。
        これも人気シリーズで何作か作られていますよね。」


センセエ2
「うん。雷蔵さんは『座頭市』の勝新太郎さんのライバルと言われて、
        1969年に亡くなられるまで本当にたくさんの主演作を残されているよね。」

ツルギ2 「はあ…。で、センセエ、その雷蔵さんの忍者映画がどうかしたんですか?」



   談話イラスト37




センセイ「あ、ゴメン、ゴメン。イヤ、僕も『忍びの者』は好きで結構見た方なんだけど、
        見ているとホントに忍者はこんな風だったのかもしれないと
        思わせてくれるからさ。
        その理由の大きな一つとして、やっぱり主演の雷蔵さんの
        『存在感』ははずせないわけ。

        でも、ふと思った時に、『存在感』があるっていうのは本物の忍者としたら
        不適合者になるわけでしょ。」

ガラシャ1  「ああ、そういう事ですか。なる程。」

センセイ「イヤ、表現者である限り、『存在感がある』コトはとても大切なんだけど、
        実際の血生臭い勝負の世界では、その『存在感』や『気配』があったら
        命取りになる訳でね。」

ツルギ1「なる程っ! つまり、いくらリアリティを感じたとしても、
        それが表現の世界である限りは嘘っぱちという事ですね!」


センセイ   「イヤ、そうとも言えない。」

ツルギ2   「ガーン!」

センセイ「確かに、敵に気配を察知されたら勝負としては不利なのは間違いないんだけど、
        例えば優れた剣豪等は圧倒的オーラというか存在感で相手に立ちふさがり、
        精神的に追い詰められた相手が切羽詰まって
        死にもの狂いで刀を振り回すと、もうそこにはいなくて、
        いつの間にか自分の後ろに立っていたなんて話、
        小説や映画の世界だけではなく、本当にあり得る事だと思うんだ。
        実際、僕が昔太極拳を習っていた先生なんか、まさにそんな感じだったしね。

        目の前の先生が、実際は僕より少し背が低い方だったんだけど、
        かなり大きく感じられたものだし、そのくせ、
        かかっていくといつの間にか目の前から消えている。
        でも次の瞬間目の前に現れて、トーンッと突き倒されたりとか。」

ツルギ1  「スゲー!」

センセイ「つまり出来る人というのは、必要に応じて『気配』とか『存在感』を
        大きくしたり縮めたりという、

        まさに“自在さ”みたいなのが身についていたんじゃないかという。」




                    つづく         センセエ4
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[ 2011/08/14 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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