談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第26回 「食べられないヒーローでござる!!」の巻

ガラシャ1「でもセンセエ、時代劇に最も多く出てくると思われる
ガラシャさん  設定の一つに捕物帖とかありますよね。

        まあ、TVや映画だから盗賊やら無頼者やらが暴れたりしないと
        主人公というか、ヒーローが活躍する場なんかが無いわけですけど、
        実際の治安はどうだったんでしょうね。

        今と違って110番で警察が来てくれるわけじゃないから、
        何か起きたら誰かが奉行所に知らせに行って
        みたいな事だったりするじゃないですか。」


センセエ2「そうだねえ。まあ、その分隣近所や今で言うところの町内会
センセエ    の結束力みたいなものは相当強かったと思うんだけど。

        良い意味では権力の無い者同士が
        お互い支え合っていたと思うんだよね。」

ツルギ1 「あ、時代劇にもありますもんね、そういうの。
ツルギくん
        隣に住んでいる世話焼き婆さんとかが、
        貧困浪人の家に朝飯を作りに来てくれる。
        そのかわり何かあったらその浪人が腕っぷしの強さで
        助けてくれて…。」


センセイ 「あるねえ、そういうの。
        で、近所の子供を集めてその浪人が字を教えたりね。
        だから近所では“先生”なんて呼ばれたりね。」

ツルギ1「あるある、そういうの(笑)。」

ガラシャ1「でもイザという時なんかは十手を持った親分さんとか
        その下で働く御用聞きなんかが出てきますよね。」


ツルギ1「銭形平次の親分さんとか。

        でもああいう人達って、“十手を授かりお上のために働く”
        といっても、何か資格を持っているワケじゃないんでしょ?」


センセイ 「そう、よく知っているね、ツルギ君。

        要は現代で言うところの交番の巡査みたいな事ではないから。
        決まった給料が出ているわけじゃないんだ。」

ガラシャ1 「じゃあ食べられないという事ですよね。」

センセエ2「うん。そりゃあまあ、お上の側の町同心から
        手柄を挙げたらいくらかもらえるだろうけど、
        実際はボランティア的な面もあるというか、
        正義感だけでやっている人達も多かったんじゃないかな。

        だから家自体は貧乏で…。奥さんなんかが小料理屋なんか営んでいて
        亭主を食わしているとかね。」

ツルギ1「うわっ。ある種のヒモじゃないですか!
        あ、でも旦那が遊んでいるわけじゃないからいいのかな。」


センセエ2「だからね、表向きは巡査的に立ち働いている様に見えて、
        裏にまわると悪い奴らを見逃したりしてワイロをもらっている奴とか、
        店を出店するに当たって守ってやるから場所代をよこせとか言って
        金を巻き上げている奴とかもいたらしい。」

ツルギ1「出た! 水戸黄門が出てきて懲らしめてくれなきゃ!」

ガラシャ2 「そんな親分のいる所は悲惨だわ!
         お上に訴えなくちゃ(笑)。」



ツルギ1「イヤイヤ、奉行所もグルになっている場所もあるよ。
        ああ、時代劇の見すぎ(笑)。」


  談話イラスト24


センセエ2「まあ、でもそういう所もあっただろうね。

        でも時代劇とかでも何故そういう設定が多いかというとさ、
        要するに幕府の財政が逼迫(ひっぱく)していたんだね。

        江戸時代に入って世の中が安定状態に入ると、
        武士が腕っぷしに物を言わせて何でもまかり通るワケには
        いかなくなってくるわけだからさ。
        実際は商人とかに頼ってどうにかしなきゃならない。

        だから幕府の中の権力側にいた人間が、
        『お金がなくちゃあ、結局どうにもならない。』って言うワケで、
        商人に転職したり、大店(おおだな)の主人が幕府の用人に
        召抱えられたりする様なケースもあったみたいだしね。」

ツルギ2 「あ~あ、夢の無い話ですよねえ…。」

ガラシャ2「仕方ないわよ。
        天下が統一されて世の中が安定するという事はそういう事で、
        武力がどんどん無意味になるわけだから。」


センセイ 「そう、悪い事は悪いけど、仕方ないという一面もある。

        だから時代劇と違うのは、悪いコトをする親分が
        全て一から十まで悪いコトをしているというワケでもない。
        ある場面では命懸けで犯罪者を捕えるためにちゃんと働くけれども、
        その活動費用が無い。ボランティアに近いわけだから。
        だから裏にまわるとワイロを受け取ったりして
        それを費用に当てたりとかさ。

        今もそうだけど、100パーセント悪いコトだけを考える人間なんて
        ほとんどいないというか、矛盾を抱えて生きているというかね。」

ガラシャ1 「矛盾を抱えて生きるか…。何か重いテーマだなあ。」

ツルギ1「時代劇みたいに“勧善懲悪”の世界ではないという事ですよね。」

センセイ 「うん。でも、“人間は良い事をしながら悪い事もし、
        悪い事をしながら良い事をする矛盾をいつも抱えている。”
        というのは、『鬼平犯科帳』や『剣客商売』を書いた、
        故・池波正太郎先生の小説のテーマでもあるわけだしね。」

ガラシャ1「なる程。“必殺”シリーズの仕事人や仕掛け人は殺し屋だけど、
        弱者の恨みを晴らすヒーローですものね。」


センセエ2「そういう事。黄門様の様に、権力側にもこんな良い人がいるぞ
        という図式ではなくて、同じ弱者側から“悪”という名を借りて
        正義を実行する様な図式になっているもんね、アレ。」

ツルギ1「カッコいい~。」



                       つづく       ツルギ3
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[ 2011/06/29 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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