談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第21回 「進化とは流動的変化のコトでござる!!」の巻

ガラシャ1「前回のお話で、『上達する時や気付く時は今まで思っていた事が
ガラシャさん  信念ごと崩壊する時がある。』とおっしゃっていたんですけど、
        それって怖くないですか?」


ツルギ1「あ、それって僕も聞きたい事だな。っていうか、
ツルギくん   そんな事になったら明日から何も出来なくなっちゃう様な
        喪失感が出てきちゃうような気がしちゃうんですけど…。」


センセエ2「イヤ、それはないよ。その瞬間はガァ~ンとなるにしてもね。
センセエ    根底の部分では変わっていない訳だから。
        つまり、『真に機能的に身体を使うにはどうすれば良いか。』
        という事について、今まで思っていた事以上のものがあった
        という事がわかった瞬間でもある訳だからね。

        逆に、『まだまだ先があった。』という
        発見の喜びの方が大きい訳だから。」

ツルギ1「ああそうか、つまりこれで終わりじゃないんだという様な。」

センセイ 「そうそう。」

ガラシャ1「逆に喪失感だけになってしまう時というのは、
        今の自分の考え方というか哲学なんかがもう、
        絶対的な真理だと思い込んじゃっていると…。」


センセイ「ウン、そういうのはあると思うね。

        例えば武道なんかでも『~流』という流派へのこだわりがあればある程、
        自分で学んでいる流儀が最高なんだと思っているところに
        違う流儀(派)が出現する。
        で、どう見てもそっちの方が優れているという事になってしまうとね。

        昔の剣術界の町道場なんかでも、他流試合をやって負けた側の道場から
        勝った側の道場に次々と人が乗りかえてしまい、
        道場が潰れてしまったみたいな話があるからね。
        で、負けた側の師範クラスの人々が夜逃げしたりとかさ。」

ガラシャ1 「わあっ!悲惨!!」

センセエ2 「でも中には師範ごと勝った側の道場に大量移籍しちゃうような潔い話もある。」

ツルギ2 「随分勇気があるというか、ある意味素敵ですね。」

センセエ2「そうだね。ある意味武士のプライドをかなぐり捨てないと
        出来ない事ではあるよね。
        でも考えてみたら、そういう方がより健全というかね。
        『流派(儀)』というもの自体の存在意義なんて、
        元々は『この形が考え得る限り最高のものである。』 
        という定義で成り立っているはずだから。
        特にそれを作った当初というのはさ。

        でも月日が経つ内に、そういう骨子の所が薄れてきてしまって、
        『何だか詳しい事はよくわからないんだけど、
        こんな風に教わったから、多分これが最高なんだ。』
        みたいな人々が幅を利かせてきたらもうイケないというか。

        受け継がれてきたものを本当に守ろうとしたら、
        常に自分もそれに対して実証していこうとする部分が
        無くなってきちゃうのね。
        楽して権威だけ受け継ごうとするとロクな事がないよね。」

ガラシャ1 「和太刀にはそれで段位とか流儀みたいな概念が無いんですかね。」

センセイ「イヤ、その前にウチはあくまで武道でなく表現集団だから
        というのがあるよね。
        表現するという事において、『このスタイルがベストだ!』
        という事自体ナンセンスだからね。

        あ、でもね、それでも他から見るとどうやらかなり個性的というか、
        『和太刀スタイル』みたいなのがあるらしいよ。」

ガラシャ1 「エ!?例えば?」

センセイ「例えば、前にも話題に上った事があるけど、
        構えのスタイルが基本“半身”であるとかさ。」

ツルギ2 「あ、イヤでもそれって、そもそも昔の…。」

センセエ2「そうなんだよ。昔の武士の残した伝書なんか見ると、
        半身で構えている事の方が多い。

        我々は表現者とはいえ、そういう身体の在り方の文化を勉強する身だからさ。
        時代物をやるのに近代的な正面体を基準にして考えるというのは、
        そっちの方がどうかと思うんだけどね。」

ガラシャ2 「それこそ昔の武士が見たらビックリしてしまいますよね(笑)。」

  談話イラスト19


センセエ2「ウン。ただしそれもちゃんと身体を使って実証するという
        前提に立ってやっていかないとね。

        本来『機能的に動くとは何か!?』というヒントを
        昔日の武士から学んでいるに過ぎない訳だから。

        『昔は半身で構えていたから半身がいいんだ。』というだけでは、
        『あそこは半身で構えるから基本がおかしい。』って言う人々と
        結局同じになっちゃうと思うんだよね。」

ツルギ1「あ、じゃあセンセエが突然正面体で構える日も
        来るかもしれないんですか!?」


センセイ「そりゃあ全く否定は出来ないよね。

        『何やってんの君達!半身なんてやめなさい!!』 みたいに…。」

ツルギ2 「ギャアア!!」

センセエ2「まあ今のところはそれは無いけどね。

        少なくとも『半身の構え』から中心軸の他に側軸があり
        (左右の肩の内側から左右の腰骨にかけて存在する意識上の軸、ライン)、
        側軸は中心軸の役割を担う事が出来て、視野(界)が広がり、
        動きも飛躍的に広がりを持てるというような発見もあったしね。

        でもこれからも永久にそうかと問われたら何とも言えないよね。」

ツルギ1 「進化するとは常に流動的に変化する事でもあると。」

ガラシャ2 「あ、ツルギ君が良さ気にまとめた!」



                       つづく ツルギ4
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[ 2011/06/08 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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