談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

第19回 「刀がうまく振りかぶれないでござる!!」の巻

センセエ2「前回ガラシャさんが言っていた『サルマネが得意な日本人』っていう話があったけど、
センセエ
        そういう意味では僕はサルマネが得意じゃなかったんだね。
        だから小学校の頃、徒競走では走り方がわからなくて常にビリだったり…。」

ツルギ1「じゃあ、『立ち廻り』っていうか、日本刀を扱う動きに出会って、
ツルギくん  そこら辺りがしっくりきたというわけですね。」


センセエ2「う~ん、どうだろうか。
        今こうなってみると、それは少しは言えると思うんだけど、
        日本刀の動きだって最初はヒドいものだったよ。」

ガラシャ1「具体的にはどんな風にですか?」
ガラシャさん


センセエ2「例えば、(大)上段に剣を振りかぶった時に、
        まだ身体の動きの感覚として真直ぐに上がらなくて、
        右や左によじれる様に上がったりね。
        で、その時に力も入っちゃっているから、
        ぐにゃぐにゃによじれながら切先が上がっていく。

        しごかれていた先輩からは、『オマエ、何お祈りしてんの?』とか
        『祈祷師か!オマエ!』とか言われてたし。」

ガラシャ1「祈祷師!? ああ……なる程(笑)。」

センセイ「ウワッと! そういう感じ…。

        ガラシャさんみたいな言いまわし方で、
        冷たく笑いながら女の先輩に言われたんだよね。」

ツルギ2「ああ、わかるなあ。何かそういう時って、怒鳴りまくる男の先輩よりも、
        冷笑しながらさらりと残酷なコト言う女の先輩の方が…。」


センセイ「そう、コワイ!」

  談話イラスト17




ガラシャ2「何でそこで女性批判ですか! 脱線しないで下さい!!」

ツルギ1「いやあ、アレですよね。残酷っていうかドライなんですよね、女性の方が。

        恋愛なんかでも別れ話の時に、女性の方が以外と切り替えが早くて、
        男性の方が逆に女々しくて泣いて謝ったりとか…。」


センセイ「オッ! ツルギ君、さてはそういう経験があるネ!」

ガラシャ2「だから! 二人とも、いい加減にして下さい!!」

センセエ2「ゴメン、ゴメン(笑)。

        イヤ、それで話を戻すとね、つまりはそんな調子だったから。
        何をやらされても人の倍以上の時間がかかったわけ。

        でも考えてみるに、逆にそれが良かったのかもしれないよね。
        今となってはさ。」

ツルギ1「どういうコトですか?」

センセエ2「何度やっても上手くいかないから、当然稽古量は人の倍以上になるし、
        倍しごかれる。
        で、そうまでして手に入れたものってなかなか忘れないよね。
        忘れようとしても無理っていうか。

        いわゆる器用貧乏な人っていうのは、ある程度やるとすぐにこなせる様になる分、
        こだわりも生まれにくいというかね。」

ツルギ1「ああ、なる程。
        現在のセンセエが表現としての動きにこだわる原点というべき
        エピソードですね。」


センセエ2「そう言われるとそうなのかな…。
        実際、僕と同時にこういうコトを始めた連中は、
        とっくに皆ヤメちゃっているしね。
        ある程度出来ちゃったら早々に……っていう感じで。」

ガラシャ1「でもセンセエ、さっき西洋的な動きがしっくりこないというお話がありましたけど、
        今のお話からすると…。」


センセエ2「そう。結局、日本刀の動きだって最初は上手く出来なかったのさ。

        まあ今でも上手くいっているとは思わないけど…。
        少なくとも、あの頃よりはという感じだネ。」

ツルギ1「なる程。」

センセエ2「それにね、今にして思うと、最初の頃に習った動きというのは純粋に
        『和の動き』というのでもなかったしね。
        やっぱり現代的なというか、西欧的アレンジが加わっている和というか。」

ガラシャ1「エ!? それはどうしてでしょう。」

センセエ2「やっぱりその頃僕に教えてくれた先輩方達だって、
        既に西洋文化にどっぷり親しんだ世代なわけだからね。

        そりゃあそうだよ。100年前の人達でもないしね。
        で、まだ世の中的にも『力と根性』がもてはやされていたしね。
        方法論だって分析的ハウツーも何もないよね。
        『いいから真直ぐに早く切先を上げろォ!』みたいなね。

        でも、そのクセ振り上げた切先の角度は45°って決まっていたりとかね(笑)。」

ツルギ1「で、筋トレやって腕力つけて頑張っていたんですね(笑)。」

センセエ2「そう。で、何年か経って自分が人に教えている時に、
        『やっぱり何か違うな、コレ。』って思って。

        『剣を頭上に持っていく』ではなく、
        『頭や身体の方を刀身に入れていく』んじゃないかなって。」

ツルギ1「スゲエ! もう既に和太刀の方法論にチョット近づいた感じですね。」

センセエ2「体力にまかせて頑張れば何とかなるっていうのが信じられなかっただけだヨ。

        ヤッカイ者だったんじゃないかな?
        教える側にとってみれば…。」

ガラシャ2「でも、頭や身体を刀身に入れていくという事によく気づきましたヨネ。」

センセイ「そりゃあ、色々な武術関係の本だとか、
        昔の伝書に載っている絵を見たりはしたよ。

        で、その中でしっくりくるものって、
        やっぱり身体全体を使っているというか、
        胴体を力強く固めて腕力つけてという感じでは描かれていないんだよね。

        もっと水っぽいというか、しなやかな形しているんだよね。

        それに剣を振りかぶるという時の、
        『振りかぶる』という言葉にしてもそうだよね。
        『振りかぶる』というからには『持ち上げる』という感覚ではないはずだし…。」

ツルギ2「なる程…って、分かった様な分からない様な。」

センセエ2「こういうのはね、『気づき』が大切だと思うんだ。

        進歩するというのは『気づき』が何回訪れるかだと思うんだよね。」

ガラシャ1「気づきの多さがセンスを磨くんですね。」

センセエ2「そう、でもそれは努力だから。気づく努力はやっぱり必要だよね。」

ツルギ1「センスは努力で磨かれると!」

センセイ「オッ!ツルギ君、上手くまとめたネ!!」




                       つづく         センセエ4
      
スポンサーサイト
[ 2011/06/01 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
PICK UP!!
UP 
【技講座⑭構えのジャンル】コチラ
90

【技講座⑬沈身の半身】コチラ
84

【技講座⑫身体の各パーツの分離】コチラ
技83

【技講座⑪刀の握り】コチラ
技講座写真70

【技講座⑩半身歩法】コチラ
技講座写真65

【技講座⑨剣を使わない抜刀稽古】コチラ
技講座写真59

【技講座⑧肩の埋め込み】コチラ
49

【技講座⑦柔らかい胸と沈む腰】コチラ
技講座写真32

【技講座⑥抜き打ち(抜刀・横払い)】コチラ
技イラスト2

【技講座⑤手の平合わせ→水平面の移動】コチラ
技イラスト2

【技講座④水平斬り】コチラ
技イラスト2

【技講座③脱力の技、二】コチラ
技イラスト2

【サイムライダイエットエクササイズ2】コチラ
トモエさん(顔)

【サムライダイエットエクササイズ1】 コチラ
トモエさん(顔)

【技講座②脱力の技、一】コチラ
技イラスト2

【技講座①流れるように・・・】コチラ
技イラスト2
検索フォーム
QRコード
QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。