談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第15回 「ブザマなイケメンがはびこるでござる!!」の巻

ガラシャ1「そのジャンルを超えたスキのない動き=『機能美』というお話ですけど、
ガラシャさん  各ジャンルでそういうものを作り上げるカリキュラムが当然違う中で、
        やっぱり共通項として『ああ、いい動きだな、いい形だな。』
        というのは感覚的に分かるから、
        『一芸に秀でたる者他芸に通ずる』という事になりますよね。」


センセエ2「まさにその通り。
センセエ    剣豪・宮本武蔵は絵画のジャンルでも優れていたようにね。
        実際に五輪書ではその様に描かれている部分がある位だから。」

ツルギ2「でも良いなあ。
ツルギくん  僕なんかホント、とりたてて何の才能もないから。」


ガラシャ1「出たっ!超マイナス思考!」

センセイ「(笑)。でもねツルギ君、
        可能性の問題としては本当に人間は皆平等だからさ、
        構造的にもね。だってそうでしょ?
        イチロー選手が心臓が2つあるとか、宮本武蔵が足が4本ある
        とかだったらあきらめた方が良いかもしれないんだけどさ。」

ガラシャ1「そうですね(笑)。」

センセエ2「極端な例えをしてしまったけどね、
        人間…といっても現代人は特にそうなんだけど、
        スーパースターがスーパースターである所以や
        原因をぜひ知りたいと思うと、
        その人の育ちやプライベートなんかをすごく知りたがるでしょ?
        お父さんがスゴイ教育を施したとか…。」

ガラシャ2「スーパースター○○物語みたいなヤツ。」

センセエ2「そう。その人のファンで好きだからそういうのを読む
        という人もいるけど、何か育ちに秘密があるんじゃないかとか。
        で、読んでみると確かにスゴイ事が適当に書いてあったりする。

        じゃあ、自分はどうなんだってなった時に、
        そういう境遇にないからといってあきらめてはダメ…
        というかそれは間違いなんだよね。」

ツルギ1「エッ!?そうなんですか。」

ガラシャ2「ツルギ君、何聞いていたのよっ!
        たった今、人の身体の構造は
        所詮皆同じだって話したばかりじゃない?」


ツルギ2「イヤ、それはわかっているんだけど。」

センセエ2「ね(笑)。そんな風にさ、イチロー選手には
        チチロー(イチロー選手のお父さんの呼ばれ方)がいて
        英才教育をしてくれたけど、
        ウチのお父さんはしてくれなかったからとかさ、
        人のせいにしちゃうのネ。

        確かにまだ何もしていない、何かを始める前の子供とかには
        親の教育は大切だと思うんだけど、
        本当はそんなの最初のウチだけで、
        後はその人個人がどうするかだと思うんだよね、やっぱり。
        やろうと思ったら本当にいくつからでも間に合う。

        ある程度年齢がいって、筋肉が衰えたって、
        今まで言ってきた通り、筋肉はあくまで動きをフォローする
        補助的装置であって、基本的には骨格で動くものだしさ。
        身体の内側の筋肉(内転筋)なんて、
        60歳でもマックスの動きが得られると言われているんだよ。

        で、本来の機能的な動きからしたら外転筋(身体の表面上の筋肉)より
        内転筋の方がよほど重要なわけだから。」

ツルギ2「エ!?」

ガラシャ2「『エ!?』じゃないでしょ!

        だから私達も和太刀の基本稽古の中では、
        むしろそこを重点的に鍛えるメニューをこなしているんじゃない。」


ツルギ2「イヤ、それはわかっているんだけど……。」

センセエ2「まあまあ。
        分かりやすく言うと、内転筋というのは身体の内側にあるわけだから、
        動きの本質となる骨格により近い部分にあるわけ。

        だから当たり前なんだけど、動きの質の向上という点においては
        外側の筋肉よりよほど重要なんだよ。
        だけどよくスポーツ選手なんかでも、
        パワーアップとかいって勘違いして、外側の筋肉ばかり鍛えちゃう。

        でも、それに内側がともなっていないから、
        逆に動きの制御やコントロールが効かなくなっちゃって失敗するんだ。」

ガラシャ2「まさに『中身がともなわない』というヤツですね。」

ツルギ1「それ、スポーツ選手だけじゃなくて、
        若い役者さんにも外見を良くしようとしてウエイトトレーニングみたいなのを
        やっている人が多いんですけど、実際舞台等で生でその人の芝居を見ると
        何かギコチナイみたいな人がいますけど、同じですか?」


センセエ2「同じだよね。ある意味、役者さんは微妙な心理の変化を
        ちょっとした仕草や身体の角度で表現しなければいけない事を思うと、
        内転筋の働きってとっても大切なんだけれどもねえ。」

ガラシャ1「顔とスタイルはバツグンで動くと残念!って人(笑)。
        います、そういう若手の役者さん。
        私達女子の間では『ブザマなイケメン』って呼んでます(笑)。」


センセイ「そうなんだ(笑)。でも増えているんだよね、
        そのブザマなイケメン君達が……。
        しかも動きだけじゃなくて、感情のコントロールみたいなのも
        表現出来なくなるんだよね、外側ばかり鍛えると。」

ツルギ1「エ!?じゃあまさに、演技にも関わってくるというワケですか?」  

   談話イラスト13



センセイ「その通り。だって外側の筋肉で鎧をつくってしまうと、
        内側の表現が伝わりにくくなるのは当然だしね。

        ひどい場合は身体に引っ張られて気持ちまで固くなってしまうからね。
        だから演技としての表現方法も貧困にならざるをえなくなってくる。
        学芸会の様な…。
        医学的な根拠は特にない話として言うけれども…。」

ツルギ2「うわあ、イヤだなあ。」

センセエ2「改めて言っておくけど、
        これは決して表面の筋肉を鍛えてはならないという事ではないよ。

        簡単に言うと、内側も鍛えてというかね、皆が思っている以上に
        気持ちと身体の状態というのはリンクしているものだからね。」

ガラシャ1「それは重要だと思います。
        つい身体と気持ちって区別して考えがちですもんね。」


           


                つづく   ガラシャ4
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[ 2011/05/08 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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