談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第134回 「小次郎の長剣の秘密(!?)でござる!!」の巻


ガラシャさん
ガラシャ1
「前回は中条流(剣術各流派の祖の一つと言われる古流剣術の一つ)の富田勢源の話だったんですけど…。」



ツルギくん
ツルギ1
「神道流の相手を短い薪を使って一撃で倒した話はスゴかったなあ。まさに達人ですね。盲目でありながら小太刀の達人。」


センセエ
センセイ
「家督は弟の景政に譲っちゃってね。あ、ちなみにこの景政も『名人越後』と言われるくらいの達人だったらしいよ。」



ツルギ1
「ヘェ~ッ!!兄弟で!?スゲエ…。」



センセイ
「で、弟子には鐘巻流(かねまきりゅう)の鐘巻自斎(かねまきじさい)や、一刀流の伊藤一刀斎なんかがいる。この辺りは最近マンガなんかでもこれらの人物が絡んできているから、ツルギ君は得意な分野でしょ?」



ツルギ1
「ハイ、『バガボンド』でっ!!」




ガラシャ1
「センセエ、何かの本で読んだんですけど、小太刀が有名な中条流から富田勢源の富田流が起きて、弟子に鐘巻自斎がいて、という流れで、自斎の弟子と言われる佐々木小次郎の剣が長かったというのは、自斎の稽古の相手をしたからだというんですが、どう思います?」




ツルギ1
「エ?自斎さんの小太刀の稽古相手をしていたから剣が長くなったって……イマイチわからないなあ。」



センセイ
「それはつまり、小太刀というのは小さな分、相手とどう間合いを詰めるかが最大のテーマだからでしょ?弟子の小次郎に長い剣を持たせておいて自斎は稽古したと。ある長さの剣の間合いを上手く詰めて懐中(ふところ)に入れたらクリア。そうしたら次はもっと長い剣に挑戦したのではないかという…。」



ツルギ1
「ああ、なる程!!で、師匠の自斎の稽古相手をしていた小次郎の剣が自然と長くなっていったというワケですね。」




ガラシャ1
「そう。自斎も達人だったわけでしょ。その稽古相手を務められるというレベルを考えたら、どうしたって小次郎も長剣の使い手として相当ハイレベルでなくてはならない。だから自斎との稽古の中で長剣を使う達人でなければならなくなったのは当然の流れという話。」




ツルギ1
「ウ~ム、納得。もっともな話だ。」



センセイ
「う~ん、でもどうかな?そんなドラマチックな事でもないのかもしれないよ。」



ツルギ1
「エッ!?どういう事ですか?」



センセイ
「イヤ、それは聞けば確かにもっともな話ではあるんだけど、相手と間合いを詰める稽古だったら、同じ人物が違う長さの剣を持っている状態より、もっと色々な人間に剣を持たせた方がよほど有効だと思うのね。それぞれに身体の使い方や心の働きが違うケースの方がさ。
問題はどういう間で相手の懐中に入っていくかという事だから、新陰流の『懸待一致』の様に、仕掛け方をどう工夫するかというのがポイントになると思うし。」



ガラシャ1
「あ~、なる程。まあ、少し出来過ぎている話ではありますものね。」



センセイ
「それにね、中条流は、仕太刀が二尺八寸、打太刀が四尺三寸の木刀を使うという流派なんだよね。だから流派の稽古の中で長剣の使い方にしたって相当練っていたはずなんだ。それがイメージからすると『小太刀だけが使える』みたいになっちゃうとね…。」



ガラシャ1
「ああ、そういう事ですか。つまり小次郎がもし長剣の使い手だったとしても、その流れを汲んだ鐘巻自斎の弟子というのであれば、それは当然だという事ですね。」



センセイ
「そういう事。勢源だって別に小太刀だけが使えたわけじゃない。長い刀が使えなければ、小太刀を握って相手と間合いを詰めたり、もしくは心を動かして打たせたりなんていう芸当は到底無理だよ。」



ツルギ1
「そうか。そりゃあそうですね。ボクなんかでも普通の長さの剣を使っていて突然小太刀を持たされた時、何だか不安で仕方なかったのを覚えてます。
アッ!これは別に勢源と比べての事ではないからね。」




ガラシャ1
「わかってるわよ!!」



センセイ
「先程話に出てきた勢源の弟・景政なんて、後に富田流小太刀というのを起こしたなんてあるけどね。
だから実際、小太刀は間違いなく中条流の流れを汲むものとしての富田流の特徴的武器だっただろうけど…。」



ツルギ1
「エ!?勢源さんではなくて弟さんもですか?」



センセイ
「うん。だからこういう流派の系統の達人は相当身体そのものが使えたという事なんだろうね。」


談話イラスト132





              つづく     センセエ(全身2)
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[ 2013/11/06 14:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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