談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

第132回 「剣術で平和を考えるでござる!!」の巻 


ガラシャさん
ガラシャ1
「ここしばらく、柳生新陰流の様々な剣豪を呼ばれた人達を通して、新陰流とは何かみたいな部分が少し見えてきたところがありますよね。」


センセエ
センセエ2
「そうだね。よく新陰流は『刀法』と『心法』が一致しているという人がいるんだけど、『心の働き』が入っていない剣術なんて、本来剣術としての役割をなしていないと言えるわけだから。」



ガラシャ1
「そうですよね。駆け引きなく、『こう行けばこう勝てる。』なんて、ハウツー事態、生きた人間に対してある訳がないというか。」



センセエ2
「うん。だから、前回ガラシャさんとツルギ君が組太刀をやっていて、その時のやり取り次第で受け取りが入れ替わっちゃうって言ってたけど、決められた型を段取りによりそこに注入されているエッセンスを汲み取ったら自然にそうなるよ。そうなるようでなければ、本来型なんて意味の無いものになっちゃう。
又、逆に型の中の重要なメッセージを無視して最初から好きにやっても何の意味も無い。」



ガラシャ1
「『型』というルールの中で、だからこそ相手の心の働きが見えてくるという部分があるという事ですよね。」



センセエ2
「その通り。でなきゃ確実に今より生存率の低かった時代の侍達が、型を稽古していたというツジツマが合わないでしょ(笑)。今より実戦が身近にあった時代の人々が大切にしていたもの…それが型だったという意味がどういう事なのかという事だよね。」



ガラシャ1
「個人の工夫の限界を広げてくれるものが型なんでしょうね。だって『効率的な動き、駆け引きとは何か。』を考えようと思ったら今の自分の工夫で間に合う事であれば、その人は最初から天才という事になっちゃう。」



センセエ2
「現代の通販の便利グッズみたいな事じゃないんだけどね。心のやり取りとか効率的な動きなんて、『これで出来た!!』なんて思ったが最後。それは一生つきまとうものだから。」



ガラシャ1
「本当にそうですね。ありがとうございました。」




ツルギ2
「オイオ~イ!!何まとめてくれちゃってんスか!?ボクもいるんですよォ。何対談しちゃってんスか!?」



センセエ2
「ああ、ゴメンゴメン(笑)。」



ガラシャ1
「あっはっはっは(笑)。ツルギ君、いたのね。」




ツルギ2
「コラコラァ~!!人が入っていけない雰囲気ムンムンに作っちゃってぇ~!!」



センセエ2
「まあまあ。何か聞きたい事とかあるかい?ツルギ君。」



ツルギ2
「え……とぉ。あ、結局そのお話ですと、生きた型と死んだ型があるって事でいいですか?」



センセエ2
「うん、そうだね。」



ツルギ2
「柳生新陰流は、その意味では優れたものだという事ですね。」



センセエ2
「やっぱり柳生宗矩が62歳で書いた『兵法家伝書(へいほうかでんしょ)』にあらわれているように、理論としてちゃんと体系化されているというのが凄いんじゃないかな。個人の才能ではなく、理論化しちゃって共有するというのがね。」



ガラシャ1
「そういう意味では、その後、武士の修練が心法を学ぶための『禅』になっていった事を考えると、それに影響を与えた沢庵和尚の存在は大きいですよね。」



センセエ2
「そうだね。沢庵が『不動智神妙録(ふどうちしんみょうろく)』という書物を宗矩に贈ったのは大きいね。刀法でも『心が止まる』、つまり(相手や相手の剣に)執着するというのは敗北することだという概念なんかは『雑念の排除』だから、『禅』をたしなんで心を平らにしてという発想は沢庵和尚の影響がとても大きい。」



ガラシャ1
「戦さが無くなっていく時代に、どういう武家社会を築くべきかという指針ですよね。」



センセエ2
「そう。よく考えたら矛盾する話だからね。腰に剣を差して戦さが無いとなると、心の面でも世の中を引っ張らないと武士の存在意義みたいなものも無くなっちゃう。
だから、『武士がこうあるからこそ、戦さも無く、世の中が安定しているんだぞ。』という基盤を作らなければならなくなってくるのは当然だったんじゃないのかな。」



ガラシャ1
「なる程。ただ戦さを知っている人が懸命に平和を考えた時代がずっと続くと、結局知らない世代が出てきた時に、又様々な問題が起きますよね。」



センセエ2
「そうだね。第二次大戦後、60~70年を経た現代にも似た所があると思うし。だから、そういう歴史の流れを学ぶというのは我々にも大切な事だと思うよ。」



ツルギ2
「アア!!又どんどん入っていけなくなる!!」




談話イラスト130



ガラシャ1
「うるさい!!勉強せい!!」






                   つづく     ガラシャ3
スポンサーサイト
[ 2013/10/07 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
PICK UP!!
UP 
【技講座⑭構えのジャンル】コチラ
90

【技講座⑬沈身の半身】コチラ
84

【技講座⑫身体の各パーツの分離】コチラ
技83

【技講座⑪刀の握り】コチラ
技講座写真70

【技講座⑩半身歩法】コチラ
技講座写真65

【技講座⑨剣を使わない抜刀稽古】コチラ
技講座写真59

【技講座⑧肩の埋め込み】コチラ
49

【技講座⑦柔らかい胸と沈む腰】コチラ
技講座写真32

【技講座⑥抜き打ち(抜刀・横払い)】コチラ
技イラスト2

【技講座⑤手の平合わせ→水平面の移動】コチラ
技イラスト2

【技講座④水平斬り】コチラ
技イラスト2

【技講座③脱力の技、二】コチラ
技イラスト2

【サイムライダイエットエクササイズ2】コチラ
トモエさん(顔)

【サムライダイエットエクササイズ1】 コチラ
トモエさん(顔)

【技講座②脱力の技、一】コチラ
技イラスト2

【技講座①流れるように・・・】コチラ
技イラスト2
検索フォーム
QRコード
QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。