談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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『雑!!演殺陣人達(ざっつ!!えんたてめんつ)』 27:中国の朝!?

『雑!!演殺陣人達(ざっつ!!えんたてめんつ)』

 このコーナーは、和太刀主宰者・清水大輔の子役から始まり、
殺陣師になり、現在に至るまでに出会った人や出来事をかき集めて
バラバラに(思いつくままに)脱ぎ散らかしたエッセイ風の独白文です。






27:中国の朝!?


前回(26:出現する階段)、某ホテルの従業員Aくん(前回はただ若いボーイさんと書いていたけどネ)の信じられないアドリブにより、突然階段が出現し、そこにはさまれる形で転倒した話の後日談。

正式には『後日談』ではなく、全く違う(仕事)現場でのお話なのだが、
結局その時のケガ(右膝靭帯がのびて、右足首をひどく捻挫した)は全治でいうと3ヶ月くらいかかってしまった。
捻挫の方は1週間くらいでどうにかなったが、膝の方はケガした後1週間はパンパンに腫れ上がり、歩行も困難だった。
が、その間も立ち廻りの仕事は容赦なくやってきた。
ケガから2カ月後くらいに新宿にある比較的大きな劇場で、芝居の本番を迎えた時の事。
その芝居の中で私は振り付けも担当していたが、自らも斬られ役としてそこそこ出演シーンがあったのだ。
全治3ヶ月とはいえ、ケガから1ヶ月くらいたってからの稽古スタートだったので、見た目には普通に歩行出来るようになっていたし、そこは自分の振り付けだけに、なるべく足に負担のかからないような体勢、角度で剣をくり出せるように工夫した(つもりだった)。
だが、冒頭で集団による乱戦があり、そこにワナが待っていた(ようである。)。
冒頭の乱戦とは、あの有名な幕末の『新撰組による池田屋襲撃』のシーンである。
総勢15名あまりの立ち廻り経験者が集合していたと思うのだが、それを新撰組チームと池田屋側にいる浪士隊のチームにふり分け、新撰組が池田屋に踏み込むと同時に乱戦が始まる。
刀を合わせた者同士が固定化されすぎるとこういうものは面白くないので、なるべく人と人が入り乱れるように工夫して振り付けた。
例えば、浪士Aが新撰組Aに打ち込むと払われ、そこに浪士Bと新撰組Bが剣をかぶせ合うように割って入り、その背中に浪士Cと新撰組Cが斬り付け、そこに戻ってきた浪士Aと斬られても頑張る新撰組Bが・・・・・・ええい! 書いて説明するのはシンドイのでこのくらいで御勘弁を。
とにかく両軍入り乱れての大騒ぎ。で、この様な立ち廻りというのは誰か1人がタイミングがズレたりすると全体にかかわる・・・というかもうハチャメチャになるので大変だ。
稽古段階では、いつも本格的に(稽古が)スタートする前にまずこの立ち廻りを繰り返しやる事にした。
おかげで一見大乱戦に見えるのだが、一糸乱れぬ連携プレーにより、我ながら素晴らしいシーンに仕上がった。

で、私自身もこの中に入り(応援に駆け付けた浪士という事で)、高台から飛び降りながら斬り合いの中心に飛び込んでいく事になった。
自分自身、振り付けた責任上、ある程度前からチェックしなければならず、従って参加は必然的に後半となり、入口が高台に設定してあったので仕方のない事。
だがこの時まだ少し膝に違和感があったとはいえ、もう随分回復していたので(高台といっても160cmくらいだったし)飛び降りに関しては特に不安があったワケではない。
本番の頃にはもうケガから2ヶ月が経過していたので痛みはほとんどなかった。
とはいえ自分の中では毎回気を付けて飛ぶようにした。
自分で振り付けたものを自分で壊したら最悪だから当然である。

本番の日数は14日間(つまり2週間)で、昼夜ある日を合わせると、回数にして20回前後である。
幕が開き、10日余りが私の飛び降りも含め、何の問題もなく過ぎていった。
ケガの事をどこかで気にしていた私も、思いのほか膝の調子は良く、徐々に「普通に飛べば何も問題はない。」と思うようになっていった。
そしてラスト3日になった頃だと思うが、飛んだ瞬間、いつもより高く飛んでしまった事を自覚した(別に調子に乗っていたワケではない。たまたまである)。すると着地とともに、膝、足首に激痛が走った。
だが皆に迷惑はかけられないからすぐに立ち廻りの振り付けを行おうとしたが・・・右膝から下の感覚が全くなくなり、私はペタンとその場に座り込む形になってしまった。
瞬間、皆の動きが私の異変を察知してピタリと止まった。
ヤバイ! 私は何とか起き上がり、とりあえず「ヤア!!」と声を出し、刀を振り上げた。
すると皆安心したのか再び元気よく動こうとした。だが私の足が言う事をきかない。シビレたままだ。

入らなければならないポジションに身体が行かない!! 
一旦動こうとした皆の動きが、今度はいきなりスローモーションの様なおかしな様式美と化した。
多分私を待てばいいのか先にやってしまった方がいいのか判断がつかなくて、止まっているワケにも動くワケにもいかず、結果中国の朝の広場でよく行われている集団太極拳の図のようになってしまったのだ。


ざっつえんたイラスト27




ほどなくシビレが取れた私は何とか参加する事が出来、後でビデオを見たらその間約3、4秒程だった。
実際には地獄のように長く感じられたのだが・・・。
本番終了後、皆に謝り、その頃15,000円もしたスポーツ選手用の膝サポーターを購入した。苦い経験の一つである。

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[ 2012/09/30 00:00 ] ざっつえんた | TB(-) | CM(-)
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