談話室『和太刀』

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第99回 「生まれついての奇抜な野郎でござる!!」 の巻


ガラシャさん
ガラシャ1
「というわけでセンセエ、今回も引き続き『源義経(みなもとのよしつね)』です。
一般的なイメージの彼と、実際の戦場での彼のイメージの差みたいなものを前回は話してきたわけなんですけど。」


センセエ
センセエ2
「そういうことだね。破戒僧(弁慶)や、もと山賊とも呼ばれる荒ぶった輩(伊勢義盛)どもを配下に置いて、戦場ではとにかく自身が前に出て戦うと。ある意味すごく武士らしいんだけど、部下から見ると『やりにくい上司』って事になっちゃう。
風流(であること)を気にせず、とにかく機に乗じて攻めまくる、冷徹(れいてつ)な一面も持つのが義経なわけで…。で、それは無謀なわけではなくて、自信というより確信があったからこそという…。」


ツルギくん
ツルギ1
「デキる男だという事ですよね。でも何でそこまでデキる奴になり得たんでしょう。やっぱり幼い頃に天狗に武術を教わったからかなあ。」



センセエ2
「あっ、それはあるだろうね、確かに。前にも別の回で触れたけど、天狗の正体が源氏の残党というのも定説なんだけどさ。
天狗って『修験(道)』と密接に関わっているから、それは修験者なんじゃないかという説もあれば、
修験道は後には忍術を生み出す要因になっている…この話は前に『忍者』について触れた回でも話したよね。
だから義経が鞍馬山(くらまやま)の僧正ヵ谷(そうじょうがたに)で教わったものの中にはそういう類いのものもあったんじゃないかと。」



ガラシャ1
「それは一般的な武士とは受けてきた教育が違いますよね。ましてや既に貴族化していた平氏の連中なんかは面喰ってしまいますよね。」



センセイ
「ウン。この辺りの流れはね、既に後の彼の戦術のやり方が出てきていると思う。
つまり、源氏の残党や修験者に武術を習い、鬼一法眼(きいちほうがん)から秘蔵の兵法書を盗み出して、京の町で弁慶と競って手下にしてというのはね。既に『神出鬼没』というやつで(笑)。」



ツルギ1
「ウワッ! 兵法書を盗み出したなんて話があるんだ~。ワルだなあ(笑)。」



センセエ2
「そこから奥州平泉(ひらいずみ)の藤原秀衡(ふじわらひでひら)のもとにいくんだけど、これを手引きしたと言われる金売り吉次(かねうりきちじ)というのも謎の人物だし。そこに行くまで熱田神社で元服して九郎義経(くろうよしつね)と名乗るんだけど。」



ツルギ1
「いっそがしぃ~(笑)。」



センセエ2
「彼が書いた『腰越状(こしごえじょう)』によると、この間は『諸国を流れ行き、身を在々所々に隠し、辺土遠国を栖(すみか)になし、土民百姓に服任せらる。』とある。わかるかい?
源氏の御曹司(おんぞうし)様である事を隠し百姓に紛れて生活をしていたわけ。これは源氏の残党狩りが目的の連中からしたら相当わかりにくい。」



ガラシャ2
「話だけ聞いていると、本当に忍者顔負けですよね(笑)。」



センセイ
「で、しばらくは藤原秀衡の世話になるんだけど、治承(じしょう)4年(1180年)に、異母兄頼朝の挙兵を聞いて、ここだとばかりに脱出。
黄瀬川(きせがわ)で頼朝と涙の御対面をするんだ。そこから3年後、寿永3年(1184年)からはいよいよ表舞台へと出ていく。」



ガラシャ2
「連戦連勝シリーズの幕開けですね。」



センセイ
「うん。有名なところだけで、彼は生涯で4つの戦さを征して(せいして)いるよね。
木曽義仲を破った宇治川の戦い、平家と戦った一の谷の合戦、屋島、壇ノ浦の戦いと。
これらの戦術って渡河戦(とがせん)が宇治川、谷を下っての城攻めが一の谷、陸地にいながら海上を攻撃する屋島の戦さ、海上戦の壇ノ浦と、色々な戦いを全て勝利してしまうという、まさに『戦さの神』といってもおかしくないだろう?」



  談話イラスト97







ツルギ1
「スッゲエなあ。戦い方の得意分野があるわけじゃなくて、全て網羅しちゃっているわけでしょう。
逆にそういうミステリアスな経歴がないと納得いかないなあ。」




ガラシャ1
「痛し痒しですよね。自らがデキる男だからそこまで出来た。でもそこまでデキちゃうと、それについてこられる部下というのはどうしても限定されてきちゃいますよねえ。」



センセエ2
「少数精鋭部隊だよね。でも確かに普通の武士が何千人いるよりもよほど使い勝手が良いよね。小回りもきくし。そこだけ信頼していれば間諜(かんちょう…スパイ)の心配もない。」



ツルギ1
「なる程。」



センセエ2
「『屋島の戦い』の時なんかは、わずか五艘(そう)の船で四国に上陸して、そこからさらに60キロも走り、平家本営の対岸、古高松(こたかまつ)に姿を現すという離れ技だ。しかも少人数であることを敵から隠すために周りの民家に火を放った。
海上ばかり警戒していた平宗盛(たいらのむねのり)がこれに驚いてしまい、しかも大軍と勘違いして大慌てになる。」



ツルギ1
「民家に火を!? なんて冷酷なんだあ!! っていうか、彼(義経)は間違いなく忍びだあ!!」



センセイ
「そうだろう。後の戦国時代に生まれていても間違いなく活躍出来ていたよね、戦国武将としてさ…。ア、イヤでもわからないな、それは。」



ガラシャ1
「どうしてですか?」



センセイ
「奇抜な戦法なんかを見ると、ちょっと信長的だったりするんだけど、戦国の戦さは余計に大人数をまわさなければならないからね。そういう意味では真田(さなだ)親子なんかが近いのかな?」



ツルギ1
「どの道『忍び』ですね(笑)。」








                   つづく   
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[ 2012/08/05 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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