談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第97回 「風流(ふうりゅう)など関係ナイのでござる!!」 の巻

ツルギくん
ツルギ2
「センセエ、前回は北条時政(北条政子の父)の戦略というか、自分の兵力の少ないのを逆手にとってというか…ウ~ン、上手くまとめられん!!」



ガラシャさん
ガラシャ1
「いつもそういうのは私の役割なの!! ったく格好つけちゃって!!」



センセエ
センセエ2
「(笑)。そう無理にまとめなくてもイイじゃない。もともとツルギ君が『草食系』とのたまった平維盛(たいらのこれもり)の遺児、六代(ろくだい)の君の話をして、その六代を敵方の子であるにも関わらず、いっときは命を助けた北条時政の話にいってさ…。」


ガラシャ2
「そう。で、その時政が政子の父だから。兵力が少なかった時政が自分の留守中にデキ婚しちゃった政子と頼朝を一度は離そうとするけど結局許して、頼朝亡き後は政子と一緒に政権を握ったという流れよね。で、頭のどこかで頼朝に就くという事に関しては勝算があったのではないかという。」


センセイ
「まあ、もともと時政は小豪族の出身だから、平家が落ちてきているという世の中の流れには敏感だったんじゃないかというね。
憶測だけど、頼朝と政子の仲を裂こうとしたのもカムフラージュというかパフォーマンスだったとしてもおかしくはないという話。
もともと平氏方の人だったわけだから、そうやって『私は許してませんよ!!』ってね、言う必要があるわけだよ。」


ツルギ2
「ああ…もうそういう政治的駆け引きの話って、頭が痛くなってくる…。あー、勉強しないとなあ。……でもセンセエ、この時代って、やっぱり史料的には誰がどこで何をしたかというのは明確なんだけど、技術論みたいなのは少ないんですよね。鵺(ぬえ)をはじめとする妖怪退治や義経が天狗に剣術を習ったみたいな話はあっても。」


センセエ2
「うん。多少薙刀の使い方らしきものはあるんだけど、剣が術として『剣術』となり、理論の主張が出てきて流派となるのは、やっぱり戦さが無くなって世の中が落ち着いてからの事だからね。
そういう意味では、基本身体の理論を中心に語らなければいけないボクらなんかにすれば頭の痛いところかもね(笑)。
『弓術』というものが理論化はされていなかったにせよ、戦さの手柄としては、やっぱり『弓』というのが主役に成り得ているからさ。那須与一(なすのよいち…平安末期の弓の達人として有名)じゃないけどさ。」


ツルギ1
「あっ! 那須与一は知ってます!!」


センセエ2
「彼が例の有名な『屋島(やしま)の合戦』で扇の的を見事射たでしょ。」


ガラシャ1
「『南無八幡大菩薩、我国の神明、日光権現宇都宮、那須のゆぜん大明神、願わくばあの扇の真ん中を射させたばせ給へ!!』というアレですね。」


センセイ
「うん。アレは聞くところによると、『引目秘術』といわれる弓の秘術であると那須家には伝わっているらしいけど、具体的にどうなのかという技術論が詳しく残っているというわけではないからね。」


ツルギ1
「しかし与一の弓の腕前は本当に凄かったんでしょうね。」



談話イラスト95


センセエ2
「そうだろうね。何せこの扇を射よという平家方の風流…と言うと聞こえはいいけど、いわば挑発みたいなものだよね。で、源氏がそれに乗っかるんだけど、最初選ばれた畠山重忠が持病の脚気(かっけ)を理由に辞退して、今度は重忠の推挙で選ばれたのが与一の兄の十郎。」


ツルギ1
「エッ!? そうなんだ。うわあ、その畠山重忠の脚気って…何かウソ臭いっすよね~。」


センセイ
「さあ、どうでしょう(笑)。で、兄十郎は一の谷の合戦で負傷していたため、若い与一が選ばれちゃった。だから祈る気持ちもわかるよねえ。」


ツルギ1
「そりゃあ、もう!! センセエ、でも与一っていきなり指名されちゃって、その時の実際の弓の腕前はその時どうだったんですかねえ。」


センセイ
「伝説によれば飛ぶ鳥の三羽に二羽は打ち落とせたと言われている。」


ツルギ1
「ひゃあ!! じゃあそのくらいは朝飯前だったわけですね!!」



センセエ2
「いやあ、そうでもないだろう。三羽のうち一羽には当たらないとすれば、波間に浮かぶ船の上に立てられた扇も、その仕損じた一羽みたいになったら源氏の面目が丸つぶれだから。実際与一も一度は辞退するんだよ。だけど義経がそれを許さなかったんだ。」


ガラシャ2
「義経ってそういう所、強引ですよね。それで与一が扇を射った時、『敵ながらアッパレ!!』って平家方からも歓声が上がり、年老いた武者が小舟の上で舞を舞い始めたら、『アイツも射よ!!』って義経が与一に命令するんだから。」



ツルギ2
「な、何だそれ!! しっかし平家方も風流とはいえ、戦さの最中に何て呑気な…。やっぱり東国の武士に比べてもはや貴族化してたんだなあ、そういうところ。」


センセエ2
「まあ、そのくらいじゃないとわずかな兵でも連戦連勝したと言われる義経の戦績も疑わしくなるけどね。その時も『風流を解さぬ振る舞いである!!』と怒った平氏方がきっかけで乱戦開始となるわけでね。」


ガラシャ1
「でもツルギ君の言い分もわかるわ。義経はよくマンガに出てくるけど、あんなに正義感の強い美少年というよりも好戦的な荒武者のキャプテンってイメージですよね、何か。」


センセイ
「あ、それはその通り。ちょっとベタだけど、義経の話にいこうか。八艘飛び(はっそうとび)については前に少し触れたけどさ。」


ガラシャ2
「ハイ、次回はそうしましょう。」







     つづく         センセエ(全身2)
  
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[ 2012/07/04 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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