談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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『雑!!演殺陣人達(ざっつ!!えんたてめんつ)』 ⑳和太刀創成期・青空稽古(その1)

『雑!!演殺陣人達(ざっつ!!えんたてめんつ)』

 このコーナーは、和太刀主宰者・清水大輔の子役から始まり、
殺陣師になり、現在に至るまでに出会った人や出来事をかき集めて
バラバラに(思いつくままに)脱ぎ散らかしたエッセイ風の独白文です。





⑳和太刀創成期・青空稽古(その1)

このコーナーが始まってからずっと私の子役時代の話か、学生時代、修業時代
(つまり今から25年くらい前まで)の話しかしていないので、
たまには和太刀を発足してからの話もしてみようと思う。
(と、言っても今から12年程前になるが・・・。)



和太刀は12年程前、某私鉄沿線沿いにある高架下(ガード下と呼んでいた)や駅前の広場等で稽古していた。
私が学生時代の殺陣のクラブがずっと青空稽古だったせいか、特に稽古場等、わざわざ取ってやろうとは思わなかったのである。
今現在はちゃんと(?)室内で稽古しているが・・・。
イヤ、それでも年に2回の合宿ともなれば、山中で行っているのだから、結局今もって青空稽古は続けている事になる。

外で稽古をしていると、通りがかる人が興味深く見ていく事もあれば、公園で木刀を持った人達が暴れていると誤解され、警察に通報されたこともあった。
さすがにその時はどうなる事かと思ったが、連絡を受けたお巡りさんが良い人で、私達が殺陣の稽古をしている真面目(?)な若者だと知ると、

「あんまり大声を出して稽古しちゃうとまた通報されるぞ。でもイイネ、殺陣って。まあ、あまり迷惑がかからない様に頑張りなさい。」

と元気づけてくれたりもした。(無論、全ての警官がこのような人だとは限らないが・・・。)

 かつて私達が稽古していたそうした場所も、今は何やら都市開発が進んで稽古等とてもじゃないがという状態である。まあ、出来たとしても御時世だからすぐに通報されるかもしれないが・・・。

 先程も述べたが、夢中で稽古していると、通りがかった一般の方が拍手をして下さるようなこともあったが、一番これを見に来る人といえば、ホームレスのオジさん達だったりする。
年代的にチャンバラ映画全盛のころに胸を踊らせていた少年だったのだろうか。
人によっては毎日のように見に来ていた方もいらっしゃった。



 そんなある日。

 その日も私達が真剣に稽古していると、何回かに一回は必ず見にくるオジさんが来ていた。
そのオジさんは公園内にある水道で入浴がわりに身体を洗ったり、頭を洗ったりしているうちに(ちゃんと、シャンプーとかボディソープを使っていたので、多分入浴の意味合いだと思われる。)私達に興味を覚えたのだろうか。いつの頃からか稽古の休憩時間に話しかけてくるようになった。

オジさん「キミら、イイネ! オレが昔見ていたような感じのチャンバラだぜ、それ。」

私「ハア、ありがとうございます。」

するとオジさんは持っていた紙袋からいくつか果物を出して、

オジさん「ホラ、食いなよ。なあに、大丈夫だよ。今日はパチンコでだくさん勝ったんだからよ。チョコレートやらラーメンやらも取ったからよ。」

私「あ、ありがとうございます。」

どうやらパチンコで生計を立てていらっしゃるらしい。しかし、ある日手に持っていたのは紙袋ではなくフライパンであった。

オジさん「オ~イ! こっちに来いよ!! オマエら腹減っているだろ?ちょっと焼きそば作ってきてやったからよ~。こっちに来て食えよ!!」

私「エッ?」

ちょっと微妙な空気が流れた。果物まではもらえたが、まさか手作り焼きそばとは・・・キケンな臭いがした。
すると憶している私にオジさんが近づいてきた。
他のみんなは稽古に夢中なのか、関わり合いになってはマズイと思っているのか、一層稽古に熱中している・・・風に見えた。

オジさん「何やってんだよ。ホラ、食えよ! オレの焼きそばはよ~。仲間内でもウマイって評判なんだからヨ~。」

私は仕方ないか、とも考えた。
この家もないオジさんが、どこで火を使ったのか知らないが、私達のために作ってきてくれたものだ。
衛生上の事が気にならなくもないが、ここは私が代表して食べよう。
だが、万一の事があってはならないので、ほんの一口だけ食べ、「これはウマイ! あ~でもお腹の調子が今日は悪いので、これでごちそう様!」とでも言おうと、オジさんの持っているフライパンをのぞいた。
すると、すぐに「お腹の調子が・・・。」という言葉が口をついて出た。



ざっつえんたイラスト20




 得体の知れないそのモノはムラサキ色をしていた。焼きそばがムラサキ? しかもちょっとドス黒いムラサキ・・・。
具は・・・何だかわからないものがウジャウジャと並び、強烈な臭いを発散していたが、それも何の臭いかわからなかった。少なくとも焼きそばではない。

オジさん「ほら~! な~にやってんだよ~! 遠慮しねえで食えよォ~!」

私「イエ、ホントに! 大丈夫です! 今日は・・・また今度!!」

私はしばらくフライパンを持ったオジさんと追いかけっこ状態になった。

オジさん「何だあ、つまんねえなあ。うまいのによぉ~!!」

オジさんは自分で手づかみでそれを食べはじめた。
今思うと味付はいったい何だったのか? とにかく青空稽古は色々な人達との『出会いの場』でもあったのだ。


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[ 2012/06/10 00:00 ] ざっつえんた | TB(-) | CM(-)
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