談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第92回 「死に際にはからから笑うでござる!!」 の巻


ガラシャさん
ガラシャ1
「センセエ、前回の平教経(たいらののりつね)の死に様が相当ツボに入ったというか…ツルギ君の興奮がおさまりません!!」



ツルギくん
ツルギ1
「だってさあ! あの義経も恐れたと言われた武将がさあ、最期に平家敗北の戦況を壇ノ浦の戦いで自身で見極めて、安芸太郎(あきのたろう)次郎(じろう)兄弟を脇に抱えて入水するなんて…。男の死に際としてスゴクかっこいい。」


センセエ
センセイ
「また死に際のセリフがいいよね。」


ツルギ1
「『さあ、オマエ達、死出の旅ぞ。供をせい!!』…ウオオオ!」




ガラシャ1
「センセエ! こんな単純な人を余計興奮させてどうするんですか!」



センセエ2
「ゴメンゴメン(笑)。でもわかるよ、ツルギ君。男性はねえ、女性よりも敗者の美学に対する憧れみたいなものを持っているもんねえ。」



ツルギ1
「わかりますぅ? わかりますかあ! そうなんスよお! 敗者の美学なんス!」



センセイ
「そういう事で言えば、この源平の戦いでは、ツルギ君がウットリしてしまう様な死に様をした武将はたくさんいるなあ。」


ツルギ2
「ホントっすか? き、聞きたぁい!! ガラシャさん、いい?」



ガラシャ1
「御勝手に! ツルギ君だけ聞けば?」



センセエ2
「何か話にくいなあ(笑)。でもガラシャさんも聞いてもらえると…。」


ガラシャ2
「冗談ですよ(笑)。ホントは私も聞きたいのでお願いします。」



センセエ2
「うん。まあ、どうしても敗者側…つまり平家側の武将になってしまうんだけどね。
『敗者、滅びの美学』という点では、ボクは一番に挙げるとしたらやっぱり知盛(とももり)かなあ。」


ガラシャ1
「平知盛(たいらのとももり)ですか! …確かに。
歌舞伎『義経千本桜』の『大物浦』で海上に亡霊として現れる事で『死』という点ではキーワード的にピンポイントですよね。」




ツルギ2
「あ、さすがにボクもそれ(義経千本桜)は知ってます。でも何かコワイなあ。
歌舞伎ではものすごい形相で大碇(おおいかり)なんかを背負って現れる人ですよねえ、海上に。あの知盛さん…でもどうやって亡くなったんですか?」



センセエ2
「そうか。知盛といったらあの怨念のかたまりのような亡霊姿のイメージが強いよね。でもね、元は平家方随一の智将と呼ばれた人だったんだよ。」


ツルギ1
「へえ。」



センセエ2
「平家方の戦況が思わしくない時でも何回も出陣したと言われている。
多分もう平氏が滅亡への道を歩む事もわかっていたと思われる。けど、それでも出ていって勝利を手にしている。」


ツルギ2
「何かそれだけで泣けてくるなあ。」



センセイ
「それから人望の厚い人でね。かつては都落ちのときに敵方の畠山庄司重能(はたけやましょうじしげよし)以下の東国武士達が殺されようとした時に兄の宗盛(むねもり)を説得して彼らを救ったらしい。
『故郷の妻や子が嘆き悲しんでいることでしょう。もし、平家が盛り返した折には、再び都に帰ってきたときにすばらしい御情になりましょう。』と言ってね。」


ツルギ1
「かあ~っ!! 男だねえ!!」



センセエ2
「さらに『一の谷の戦い』では、東から来る武蔵(むさし)・相模(さがみ)の軍勢と大将軍として対決するんだけど、知っての通り、その時、背後の山の手をあの源義経に突かれるわけだね。
ところがこの時、敵方の児玉(こだま)党というところから、わざわざ知盛のところへ使者が来て、
『あなたは武蔵の国司(こくし)でいらっしゃいましたので申し上げます。背後を御覧なさいませぬか。』 と、知らせてくれたらしい。」


ツルギ1
「な、なんたる人望だ…。」




ガラシャ2
「教えた方もアッパレよね。裏切り行為かもしれないけど人として…。」



センセエ2
「ボクも同感です。そんな知盛は壇ノ浦の戦いでも平家方の軍事の総大将だったんだけど、両軍が陣を合わせて向かい合った時に、『天竺(てんじく…インド)や震旦(しんたん…中国)にも日本我朝(わがちょう)にも並びなき名将といえども運命尽きれば力およばず! されども名こそ惜しけれ。東国の者どもに弱げ見ゆな(弱いところを見せるな)!』と大声で下知(げち)した。」


ツルギ2
「オットコマエ~! あ、いやでも結局負けるんですよね…。」



センセイ
「そうだね。で、いよいよ戦況が危くなった時、彼は小船で各御座船(ござぶね)で味方をまわり、
『平家の世はもはやこれまでと思われます。見苦しい物は皆海へお投げ下さい。』と言ったという。」


談話イラスト90






ガラシャ1
「ステキ!! 武士として腹が据わっているというか、何というか。」



センセエ2
「で、戦況をたずねる女房達に『珍しい東国(あずまおとこ)を御覧にいれましょう。』とからから笑ったという。女房達は絶叫したが、知盛には最善を尽くした者のさわやかさがあったと本には書かれている。」


ガラシャ2
「ちょっと、ヤバイ!! ホレた…。」







                   つづく    ガラシャ3
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[ 2012/06/06 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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