談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第91回 「義経の好敵手(ライバル)出現でござる!!」 の巻

センセエ
センセエ2
 「今回は平家の“誇り高き最期の武将”平教経(たいらののりつね)をあつかおうと思っているんですけど…。」


ツルギくん
ツルギ1
「ああ…。何かこう言ってはなんだけど、源○○と平○○だらけで…。
源平の合戦なんだから当たり前なんですが、名前を言われただけではピンとこないのが情けないっす。勉強不足もイイトコですね、ボク…。」



センセエ2
「ははははは(笑)。イヤ、それはツルギ君だけじゃない。これを読んで下さっている人達の中にも『平教経』と言われてピンとこない人だって多いと思うんだ。
そういう人達の代表としていてくれた方が、こちらも話しがいがあるというものだよ。」


ツルギ1
「そうですか。じゃあそうします!!(いきなり元気になる。)
ええっと、さっき『誇り高き最期の…』っておっしゃってましたよね。
という事は源平の争いの中でも終わりの方の人ですよね。で、相当強かったわけですね。」



ガラシャさん
ガラシャ2
「正解よ、ツルギ君。調べたところによると、平教経は末期(治承《じしょう》とか寿永《じゅえい》の頃の平家の大将軍。」



センセエ2
「そう、この頃は栄華をむさぼり過ぎたためか、合戦の腕という意味では平家方はかなり弱かったみたい。
というより東国の武士達が力をたくわえていて強くなっていたのかもしれないけど、そんな中で能登守(のとのかみ)といわれた教経は中国、四国、瀬戸内、九州を連戦し勝利していったんだ。」


ツルギ1
「オオ! ザッツ・カッコイイ!! 好きになれそうだなあ。」



センセエ2
「それは良かった(笑)。」


ガラシャ2
「第一、教経って、あの義経が最も恐れた好敵手ですよね。」


センセエ2
「その通り。一の谷、屋島や壇ノ浦の戦いなど全てにおいて義経を震え上がらせたといっていい。」


ツルギ2
「ヌオオオ!何ちゅう強者じゃあ!」


センセエ2
「彼は義経が攻めてきたと聞いて恐れおののいて出陣を辞退する武士が多い中、一人気を吐く。
で、この言い草がまさにカッコ良くてね。『合戦は己(おのれ)一人の一大事と覚悟してこそ勝利を収められる。
狩りや漁ではないのだから、やれ足場の良いところには行こう、悪いところには行かないという考えでは勝つ事は出来ない。
何度でも、手強い奴のいる方面にはこの教経出陣いたそう!その方面だけは打ち破りますからご安心を!!』と、総大将の平宗盛(たいらのむねもり)に向かって言い放つ!」


ツルギ1
「カア~ッ!! シビれる~! だねえ!!」



ガラシャ2
「ホントに!! ツルギ君じゃないけど心からカッコイイ!!」


センセエ2
「で、屋島の戦いで相まみえた時、弓の達人といわれた教経が義経めがけて弓を放つ。」


ガラシャ1
「確か教経の矢先にいるもので射通されない者はいないという程の名人だったんですよね。」



ツルギ1
「オオ!! 義経ピンチ!!」


センセイ
「ツルギ君、ナイス合いの手です。ところが源氏の方もこれをよく知っていて、大将義経のまわりには、奥州の佐藤兄弟、伊勢三郎(いせのさぶろう)、源八広綱(げんぱちひろつな)、江田源三(えだげんぞう)、武蔵坊弁慶等、名だたる武将が馬にまたがり取り囲んでいる。
で、佐藤三郎嗣信(つぐのぶ)をはじめ、十余騎が教経の矢の犠牲になるんだ。」


ツルギ1
「な、なんと凄まじい…。」


センセイ
「で、壇ノ浦では合戦の中、教経は船から船へと飛び移り、何とか義経を追いつめて退治しようとする。
ところが義経はこれをヒラリと…。」



  談話イラスト89




ツルギ1
「出た!! 八艘飛び(はっそうとび)!!」


センセイ
「その通り。もしこれが本当だとしたらスゴイ話だよ。『平家物語』によれば、船から船へ、二丈というから、約6メートルも飛んだという話になるんだから。しかも海上でだよ。
よく偉そうなコト行って義経は結局ただ逃げただけと言う人もいるんだけど。」


ガラシャ1
「とんでもない。今生きていたら幅跳び金メダル間違いなし!!」



ツルギ1
「因みにセンセエは技が卓越(たくえつ)した場合、人間がそこまでの飛び技を身につけるのって可能だと思いますか?」


センセイ
「もちろん! だから八艘飛びは『飛ぶ』のであて『跳ぶ』のではないんだろうね。」


ガラシャ1
「足で蹴ったりしないで『浮く』という事ですよね。」


センセエ2
「そう。居合術とかでいうところの『浮身(うきみ)』という身体の状態でね。
明治時代までは生きていた剣の達人の中には、このくらいのジャンプ…イヤ飛び技を身につけた人なんかはザラに居たはずだよ。」


ツルギ1
「ハア…スゲエなあ。で、勝負はどうなったんですか?」


センセエ2
「そうしているうちにまわりを見ると、もはや平氏方の敗戦が決まっていて、教経は安芸太郎(あきのたろう)次郎(じろう)を両脇に抱えて、
『さあ、オマエ達、死出の旅ぞ。供をせい!!』といって入水する。
これが事実上、平家一門の戦さの最期になったといわれているんだ。」


ツルギ1
「何と、最期まで潔い!武士の…男の鏡!!」


センセエ2
「弱体化した平家の中にもまだこんな気概を持った人がいたんだねえ。こう言っては何だけど、納得した最期だったんじゃないかな。」









            つづく         センセエ(全身2)
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[ 2012/06/03 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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