談話室『和太刀』

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第90回 「伝説が伝説をつくるのでござる!!」 の巻


ガラシャさん
ガラシャ1
「前回の『俵藤太(たわらのとうた)こと藤原秀郷(ふじわらのひでさと)』のお話は面白かったです。」


センセエ
センセエ2
「藤原秀郷というよりも俵藤太としての伝説の話に終始したけどね。」


ツルギくん
ツルギ1
「で、その大百足(おおむかで)退治の話の中に昔話の中にある設定というか要素がたくさん入っていましたよね。もう何でもござれっていう感じで(笑)。」




ガラシャ1
「秀郷(ひでさと)としての顔は、やっぱりあの平将門(たいらのまさかど)の乱を平貞盛(たいらのさだもり)とともに討伐したというのが有名なんでしょうね、やっぱり。」



センセエ2
「そうだね。天慶2年(939年)、平将門が兵を挙げて、関東8ヶ国を制圧するんだけど、それを翌天慶3年(940年)2月に将門の本拠地(下総国猿島郡)を攻めて乱を平定し、この功により、従四位に叙され、下野守にも任じられた。
功績が認められたわけだね。かなりの知略に優れた人だったんじゃないかな?
『源平盛衰記』には秀郷が直接将門を見て、『将門は日本国の主(あるじ)たる器ではない。』と言って、貞盛側についたなんていう記録があるけど、『将門記(しょうもんき)』には、『秀郷、素(もと)より古き計(はかりごと)ありて…。』なんて書かれているらしいからね。」


ツルギ1
「あの将門を直接見てそういう判断が下せるというのがスゴイ。長いモノには巻かれないタイプ!!」



センセエ2
「だけどね、下野守に任ぜられて、鎮守府(ちんじゅふ)将軍という職にまで就いた秀郷なんだけど、
それ以降はなぜか歴史の表舞台から姿を消すんだよね。」


ガラシャ1
「どうしちゃったんでしょう?」



センセエ2
「さあ、それはわからない。謎なんだ。だけど彼が発端となって、奥州にその後君臨した藤原氏をはじめ、系図の上ではたくさんの武家が生まれてくるわけだからね。」



ツルギ1
「エッ!? あの奥州藤原氏ですか? そいつはスゲエッ!!」



センセイ
「そう、政治の中央であった京には進出しなかったかわりにね。実に多くの武家の名門を生み出していくことになったんだ。」



ガラシャ1
「そんな秀郷が何故俵藤太として有名になり数々の伝説を生みだしていく事になったんでしょうか。」



センセイ
「う~ん、それにも諸説あるからねえ。俵藤太は田原藤太とも書くんだけど、初出は『今昔物語集』で、秀郷と同時代の書物には実はそういう記載はないんだよね。」



ガラシャ1
「エ~ッ!? そうなんですか。」



センセエ2
「うん、由来は相模国淘綾郡(ゆるぎぐん)田原を名字の地としていたという説や、幼少の頃、山城国(やましろのくに)近郊の田原に住んでいたという説とか、これも様々。
で、『藤太』っていうのは字があらわす通り、『藤原氏の長』、つまり藤原氏の太郎ですっていう意味だからね。」


ガラシャ1  ツルギ1
「オオッ!! なるほど。」


センセイ
「それに前回話した『俵藤太伝説』の由来なんだけど、これが調べると面白くてね。」


ガラシャ2
「ぜひうかがいたいです。」



センセエ2
「うん。秀郷の本拠地の下野国(現在の北関東)に、日光山と赤城山の間で神戦、つまり神々の戦いがあったとされていて、男体山(または赤城山)が大百足(おおむかで)に姿を変えて、これを猿丸太夫(元明天皇の時代または元慶年間の人とも言われている。本名ではないだろうと言われ、山背大兄王の子で聖徳太子の孫とされる弓削王とする説もある。)が討つという話があるんだよ。
この神戦から『日光戦場ヶ原』の名が残ったという伝説もある。で、この猿丸太夫の伝説が俵藤太に転化したというね。」



 談話イラスト88
 



ガラシャ2
「ヘエエ~。やっぱりそういう伝説って元をたどればそれをモデルにした伝説があるもんなんですね~。
で、そのモデル伝説にも又モデルがあるという。」



センセエ2
「そうだね。類似したものが下野国宇都宮(うつのみや)にもあってね。俵藤太が悪鬼である『百目鬼』を討ったというのもあるんだ。」



ツルギ1
「何と、今度は鬼まで退治しちゃった(笑)。」



センセイ
「これも地名とは深く関わりがあるらしくて、現宇都宮市街に田原街道(栃木県道。藤原宇都宮線)側傍の『百目鬼通り』という地名になったりしているんだよ。」



ツルギ1
「ヘエエ~。一度行ってみたいなあ。」



センセエ2
「現存している地名には調べたらこういう伝説がもとになっているものはたくさんあるんだよね。
後、例の百足ね、大きさの描写を確か前回したと思うんだけど、覚えているかな?」



ガラシャ1
「ハイ。確か三上山を7巻ほどという大百足と。」



センセエ2
「そう、これ7巻半なんだけど、それが古典落語の中で洒落(しゃれ)として使われていたりね。」



ツルギ1
「古典落語ォ!?」



センセイ
「うん。『三上山を7巻半と聞けばすごいが、実は8巻(鉢巻き)にはちょっと足りない。』なんていうふうにね。」



ツルギ1
「わっはっはっは。」




ガラシャ2
「それは『矢橋船』というお話なんかで使われていますね?」



センセイ
「そう。大百足もこんなシャレに使われたらたまらないよね(笑)。」









                 つづく      センセエ4
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[ 2012/05/27 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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