談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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『雑!!演殺陣人達(ざっつ!!えんたてめんつ)』 ⑱水もしたたるイイ子役(前篇)

『雑!!演殺陣人達(ざっつ!!えんたてめんつ)』

 このコーナーは、和太刀主宰者・清水大輔の子役から始まり、
殺陣師になり、現在に至るまでに出会った人や出来事をかき集めて
バラバラに(思いつくままに)脱ぎ散らかしたエッセイ風の独白文です。





⑱水もしたたるイイ子役(前篇)

天下の仮面ライダー1号(藤岡弘さん)に子役時代偶然会い、
そこで(子供ならではとはいえ)大変な失礼をしたというエピソードは前にも話したと思う。

で、当時仮面ライダーに並んで人気があったヒーローものに『人造人間キカイダー』というのがあり、
これはそのキカイダーに出演した時の話。



正確にいえば番組名は『キカイダー01(ゼロワン)』という、キカイダーの後番組であり、
仮面ライダーでいえば2号・・・イヤ、V3・・・
イヤ、設定はキカイダーよりも先に完成されていた兄貴というものだったからライダーとも違うか。
まあ、そんな事はこの話とは関係ないので・・・・・・。

この日の撮影は外ロケではなく、東映の撮影所の敷地内で行われるセット撮影だった。
倉庫が『スタジオ』と称して撮影所の敷地内にいくつも並んでいて、その中にセットを組み、撮影をする。

毎度の事ながら行ってすぐ出番とはならない。その当時から役者の仕事は『待つ』事である。
待合室は各番組に一部屋ずつ与えられ、出番待ちの役者はそこで静かに待つものなのだが、
私も当時はただのガキである。待ち時間が3時間を越えればじっとはしていられない。

助監督さんが来て、

「今日はスゴく待つ事になるかもしれない。朝早く来てもらったのに悪いケドね。」

と言った。
確かにその日の集合時間は午後1時くらいだったと思うが、もう4時近くなっても出番はない。
で、本日は捕まった後、悪のアジトに連れて行かれ、何やらそこで痛ぶられているシーンを撮影するらしい。


 午後5時をまわったあたりで我慢出来なくなった私達子役は待合室の外に飛び出した。
とはいえ、あまり遠くに離れてしまうと、出番の時に呼びに来られたら困るというので、
待合室の周辺に過ぎないのだが。

「あまり遠くに行ったらダメよぉ~!!」

と、誰かの付き添いの母親が言った。これも毎度だが、私は現場に親はついてこない方だった。
放任主義だったのである。

 何して遊ぶといっても殺風景な撮影所の中は遊ぶものなんて何もない。
ただ、待合室のそばに小さなプールがあるだけだった。
(撮影所の入り口には大きなプールもあった。これは、水に役者が落ちるところを撮ったり、
水中で仮面ライダーが戦ったりするシーンを撮影したりするものだった。
小さなプールは・・・よくわからない。)

子供達はそのプールのはじっこを両手でバランスを取りながらヒョイヒョイと歩きはじめた。
これが遊びかと思う程、原始的だが他に遊ぶものもないので仕方ない。

 で、私はマセガキだった・・・というか、その子役グループの中に好きな女の子がいて、
その子にカッコつけようと思い、プールのはじっこの上で片足を上げたり、ジャンプして着地したりした。
・・・ダサい・・・。ダサいが、

「チョットォ、危ないからやめなさいヨォ~。」

なんて言われたらもっと危険な事がしたくなる。
好きな女の前で如何に自分が危険な事も簡単にこなせるのかを見せてやるのだ。
それが男というものではないのか!(違うと思う。)

 で、限界点までジャンプし、さらに『着地を片足で』と思った時である。
まあ、ここまで書いたらもうおわかりだろう。そう、見事着地は水の中。
しかも使わなくなってから時間が経っていた時だったから水は緑に変色していて汚いやら臭いやら。



 ざっつえんたイラスト18



「お母さ~ん! 清水クンが水に落ちたあ~!!」

と、ある子役が叫びながら走っていった。しばらくすると血相を変えたお母様方が走ってきた。

「あらら~!! どうしましょう!! とりあえず上着を脱いで、ズボンも!
 待合室のイスにかけて乾かしましょう!」

と言った。私もそれがいいと思った。

 待合室に戻ると各々の母親が子供達に説教をはじめた。

誰かの母「だから、おとなしく待合室で待ってなさいっていったでしょ!!」

ごもっとも・・・。

誰かの母「何で清水クンだけ落ちちゃったの?」

子役A「だってさあ、コイツだけスゲエジャンプして着地しようとしたからさあ、バカだよナ~。」

その子の母「そんな事言うもんじゃないわよ。アンタ達も一緒よ!! たまたま清水クンだけが落ちただけなんだから!!」

 それに関して言うと違う。一緒ではない。私は好きな女の前でカッコつけたかったのだ。すると、

「臭~い。イヤダ~。」

と、その女の子が言った。



 この時私は9歳だった。



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[ 2012/05/23 00:00 ] ざっつえんた | TB(-) | CM(-)
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