談話室『和太刀』

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第89回 「俵藤太(たわらとうた)のムカデ伝説でござる!!」 の巻


ガラシャさん
ガラシャ1
「前回の『弁慶編』はとても勉強になりました。弁慶が架空の人物か実在したかという単純な話ではなく、
実在したという観点からみても、牛若丸(義経)との関わりや活躍ぶりが、読み物だったり古典芸能(能や歌舞伎)の影響でどんどん変わっていっちゃって…。
でもこういうのって、元々あった事実をねじ曲げたり脚色したりということではないですからね。」


センセエ
センセエ2
「そうだよね。元々弁慶という人物自体が存在も含めて謎に包まれているわけだからね。」


ツルギくん
ツルギ1
「それにしても、牛若丸との勝負の場所が『京の五条の橋の上~♪』じゃなかった(御伽草子からの脚色で、御伽草子は室町から江戸時代にかけて成立した)なんて。」



センセエ2
「だからね、我々も『昔からあるからそうなんだろう。』なんてザックリとした考え方じゃダメだよね。
想像するという事だよ。だって今アニメや小説や漫画だって、脚色したつもりになっていたって、牛若VS弁慶はそもそも五条大橋だっていうところからスタートしちゃっているわけでしょ。」


ツルギ1
「ああ、そうですね。それ自体が元々脚色だという点に立っている人は少ないですもんね。」



センセエ2
「そういう事。」


ガラシャ1
「で、センセエ、今回は誰に?」



センセエ2
「そうだなあ。義経や弁慶は源平合戦時代の後期の人物だから、ちょっとさかのぼろうか。清盛の時代くらいまで…。藤原秀郷(ふじわらのひでさと)なんてどうかな?」


ツルギ1
「秀郷? 誰ですか? それ。」




ガラシャ1
「俵藤太(たわらのとうた)の事ですよね。百足退治(むかでたいじ)伝説の。」



センセエ2
「さすがガラシャさん。正解です。」


ツルギ1
「あっ。俵藤太という響きはなんか聞いたことあるぞっ。」




ガラシャ1
「瀬田(せた)の橋の上に横たわっている大蛇を俵藤太が怖がらずにまたいだので、大蛇に化身していた龍神が藤太を見込んで三上山(みかみやま)に巣食う大百足(おおむかで)を退治せよといういうんですよね。」



センセエ2
「そう。夜に美しい女性に変身して、藤太のところにやってきて、『私は昼間お会いした大蛇です(実は龍神)。あなたを見込んでお願いがあるのですが…』という具合にね。」


ツルギ1
「なんか面倒くさいっすね。元々は龍神が大蛇に化身していて、それが又美しい女性に変身…?」



センセエ2
「で、藤太が向かった三上山には足が2千~3千本はあり、その全てに松明を巻き付けて、三上山を7巻きする程の大百足(おおむかで)が現れる。」


ツルギ1
「な、なんじゃあそりゃあ~!! コワイ! コワ過ぎるぅ~!!」



センセエ2
「はははは(笑)。で、藤太は矢を射るけどこれが効かない。すると次に藤太は矢尻にツバを吐きかけ、
『南無八幡大菩薩!!』と祈り射ると今度はこれが効き、大百足は退治された。」


ガラシャ1
「で、その後退治したお礼だといって、龍神の女性から、いくら裁っても尽きない巻き絹2つと、思ったとおりに食べ物の出る鍋、米が尽きることの無い俵をもらうんですよね。これが俵藤太といわれたという由縁で。」




  談話イラスト87




センセエ2
「そう。その後龍宮に招かれて、黄金札(こがざね)の太刀、赤銅の鐘を贈られ…。」


ツ 「ちょっ、ちょっ!! ちょっと待って下さい。何か俵藤太伝説って色々な昔話が混ざっていません?
最初に女性が訪ねてきた時は『鶴の恩返し』っぽいし、大百足退治はヤマタノオロチ退治のスサノオっぽいし、
『南無八幡大菩薩!!』といって弓を射るって那須与一(なすのよいち)っぽいし。」




ガラシャ1
「あと前に話に出た頼政の鵺退治にも似ているしね。」




ツルギ1
「ウン、オマケに龍宮ときた!! 浦島伝説かあ!!」



センセエ2
「(笑)。龍の姫を乙姫と呼ぶという話もあるからね。実際に太刀をもらうのは乙姫からではなくて、龍王からなんだけど。で、この龍王の姿なんだけど、髭をたくわえた老人なんだよね。玉手箱を開けた後の浦島がそこにいます(笑)。面白いだろう。」


ガラシャ1
「ツバを矢尻に吐きかけるというのは?」



センセエ2
「ツバは妖怪が苦手にしていたとされているからかなあ。『眉唾(まゆつば)』や『唾打ち(つばうち)』と一緒だね。」


ガラシャ1
「なる程。」



センセエ2
「で、俵藤太は実在の人物としては、藤原秀郷という人で、下野(群馬、栃木県辺り)に勢力を持った武士。
あの平将門(たいらのまさかど)の乱で、平貞盛と一緒に将門を討ったことで有名なんだ。」


ガラシャ1
「頼政の鵺退治とか、義経の幼少時の牛若丸伝説とか、坂田金時(さかたのきんとき)の“金太郎さん”みたいに、有名武将にかなり(今の感覚で)SF的オプションストーリーがつくのって、何か共通していて面白いですよね。」




ツルギ1
「そうか。頼光の酒吞童子伝説もそうだもんなあ。」



センセエ2
「だろう? ただ秀郷は平将門(たいらのまさかど)討伐の際には、直接将門に矢を打ち込んだとも言われているんだよ。」





                     つづく     ツルギ4
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[ 2012/05/20 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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