談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

第83回 「頼光の子孫も妖怪退治の達人でござる!!」 の巻



ツルギくん
ツルギ1
「前回は大狒々(おおひひ)退治の源義平(みなもとのよしひら)のお話でしたけど。」



センセエ
センセエ2
「ああ、そういう覚え方、いいね。源平と言ったらよっぽど好きなんでもないかぎり、『源○○』と『平○○』という名前だらけだからさ。
何年に生まれてどうのというよりも、『大狒々退治の義平』みたいに覚えた方がいいかもね(笑)。」


ガラシャさん
ガラシャ2
「そういう点では源義仲(みなもとのよしなか)を木曽義仲(きそよしなか)と言ったほうが、『ああ、あの人! 巴御前の…』みたいに思いだしやすいのと一緒ですね。」



センセエ2
「そうそう。」


ツルギ1
「で、センセエ、今回は誰を?」



センセエ2
「そうだなあ。じゃあ『鵺(ぬえ)退治の頼政(よりまさ)』なんてどうかな?」



ガラシャ2
「源頼政(みなもとのよりまさ)ですね。」



ツルギ2
「ちょっ、ちょっ、ちょっと! なんだよォ~、簡単に!! …その鵺ってもしかして『水木しげる妖怪図鑑』にも出てくるあの鵺?」



ガラシャ2
「多分……そう。(ガラシャさんは水木しげる妖怪図鑑を見た事が無い)
頭がサルで胴体がタヌキ、手足がトラで尾がヘビという(これには諸説あり…。『源平盛衰記』では背中がトラで足がタヌキ、尾がキツネとなっているし、頭がネコとか胴体はニワトリという説もある。)伝説の妖怪ね。」



センセイ
「鳥のトラツグミのような『ヒョー、ヒョー。』という声で鳴いたとされている。だからヌエという字は『鵺』となっており、トラツグミの声自体が『気味が悪くて不吉だ』なんて言われていたらしいよ。」


ツルギ1
「へええ。で、源頼政というのはその鵺を倒したと言われているんですね?」


  談話イラスト84




センセエ2
「うん。なんせ頼政の祖先は、あの酒吞童子(しゅてんどうじ)を退治したライコウ様、源頼光(みなもとのよりみつ)なんだ。」


ツルギ1
「オワッ! じゃあまさにヒーローの血筋ではないっすか!」



センセエ2
「そうなんだ。でもね、頼政は保元の乱(1156年)で、源氏方と敵対する形で後白河法皇(ごしらかわほうおう)方に加わり奮戦するんだけど大した恩賞は受けられず、平治(へいじ)の乱(1159年)でも、最初は同族(源)側についていて、機を見て平清盛方につき活躍したんだけど、やっぱり恩賞は与えられなかった。
保元3年(1158年)の二条天皇即位の時に内裏への乱入者を捕えて、院への昇殿が許されたくらいなんだよ。出世ベタなんだよね。」


ガラシャ1
「いますよね~、そういう人(笑)。だから表向きの戦さでの活躍よりも『鵺退治』の方がピックアップされるんでしょうね。」



センセエ2
「一度目は仁平(にんぴょう)の頃(1151~54年)に近衛天皇を悩ませていたという鵺を一矢で仕留めた。」


ツルギ1
「スゲエ! 弓の名人だったわけですね!」



センセイ
「そう! この時に使用した弓は先祖の頼光より受け継いだものと言われている。」


ツルギ1
「カッコイイ~ッ!! 酒吞童子退治の頼光から鵺退治の頼政へ。
ウルトラセブンが、帰って来たウルトラマンに、ウルトラ・ブレスレットを授けたみたいなもんだな、こりゃあ!」



ガラシャ1
「センセエ、放っておいて先に行きましょう…。」



センセエ2
「う、うん。で、この時頼政は家来の猪早太(井早太)を連れて鵺退治に出向く。
すると清涼殿を怪しい黒煙が覆い始めたので、山鳥の尾で作った尖り矢を放つと、悲鳴とともに鵺が二条城の北方あたりに落下した。すかさず猪早太が取り押さえてとどめを刺したと。
すると天皇の体調はたちまち回復して、頼政は『獅子王』という刀をたまわったという。」


ガラシャ1
「はああ~。出世より『刀』か…。」



ツルギ1
「だから~。ヒーローはやっぱりウルトラ・ブレスレットなんだってぇ。」



センセイ
「え~、二度目は(無視して続ける。)、応保(おうほう)の頃(1161~63年)なんだけど、この時は一の矢で鵺を驚かせて、羽音がしたところの位置を察知し、二の矢で仕留めるという離れ技をやってのけた。」


ツルギ1
「ヤッホ~!」



センセイ
「で、この二度の鵺退治では帝から褒美を授ける貴族との間で、連歌のやり取りが行われており、武芸だけではなくて『歌道』にも秀でた才能の持ち主だった事がわかる。
祖父の頼綱(よりつな)や父の仲政(なかまさ)は歌人として有名なんだよね。で、先祖が頼光(よりみつ)でしょ? まさに『文武両道の血筋』なんだ。」


ツルギ1
「か、完璧なヒーローだ…。」



ガラシャ1
「でも…出世しなかった…イヤ、遅かったんですよね。」



センセエ2
「うん。世の中上手くいかないものだよね、今も昔も。
頼政は仁安(にんあん)元年(1168年)、63歳にしてようやく、内の昇殿を認められて、その翌年に従四位(じゅしい)に昇進したんだ。
で、これが従三位となると、さらに12年後の治承2年(1178年)まで待たなければならない。」


ガラシャ1
「まだまだ武家の出世が認められにくかったんでしょうね。」



センセエ2
「ウン。一応武家で公卿となったということでは清盛の次だからね。」






              つづく         センセエ(全身2)
スポンサーサイト
[ 2012/05/06 21:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
PICK UP!!
UP 
【技講座⑭構えのジャンル】コチラ
90

【技講座⑬沈身の半身】コチラ
84

【技講座⑫身体の各パーツの分離】コチラ
技83

【技講座⑪刀の握り】コチラ
技講座写真70

【技講座⑩半身歩法】コチラ
技講座写真65

【技講座⑨剣を使わない抜刀稽古】コチラ
技講座写真59

【技講座⑧肩の埋め込み】コチラ
49

【技講座⑦柔らかい胸と沈む腰】コチラ
技講座写真32

【技講座⑥抜き打ち(抜刀・横払い)】コチラ
技イラスト2

【技講座⑤手の平合わせ→水平面の移動】コチラ
技イラスト2

【技講座④水平斬り】コチラ
技イラスト2

【技講座③脱力の技、二】コチラ
技イラスト2

【サイムライダイエットエクササイズ2】コチラ
トモエさん(顔)

【サムライダイエットエクササイズ1】 コチラ
トモエさん(顔)

【技講座②脱力の技、一】コチラ
技イラスト2

【技講座①流れるように・・・】コチラ
技イラスト2
検索フォーム
QRコード
QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。