談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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【上達の為の技講座】⑬沈身の半身

これも前回に引き続き、はたして『技』と呼んで良いものかですが、
私からすればこれこそが『技』。
技を動きのハウツーだと思うのが間違いで、
動いた時にそれが技だと言える身体のあり方にこそ、
その本質が潜んでいるのです。

例えばそれが『構え方』です。

古伝の剣術書や合戦の様子を描いた絵巻物等を見ると、
刀の構え方は大体腰を落として(沈身)半身になっています。
昔の人は絵が下手でデッサン力がなかった?

いやいや、そうではありません。

この沈身にして半身の構えこそ
人間の身体を最大限度に機能的に使える秘密が隠されています。



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実際に構えを取ると上の写真のようになります。

こんな格好で動くのですから、慣れないうちは動きづらい事この上なし!

だから大抵は『理解不能』とばかりに実行する人が少ないのは当然かもしれません。


これは私達立廻りの世界も武術の世界も同じなのかもしれません。
やったとしても『古き良き時代の様式美』としてかたずけようとするのが関の山です。


かくいう私とて、こういうことの真意が理解出来たのは
ごく一部の武術の先生方が
『実際に使えるどころか、本質をつかめば遥かに有効なもの』だと、
これまた一部の書籍などで語っていらしたのを見なければ気付いたとは思えないのですから。



例えば同じ八相(ハッソウ)に構えるのでも、
現代の感覚だとこうなります。

  
  86


腰高で相手に対してきちんと正面を向いています。
確かに真面目で(?)好感が持てて、
現代人にとっては動き安いように見えるし適当に成果が出るのがこうした形です。
だから剣道に同じく、幕末でも既にこうしたものを受け入れていったのではないでしょうか。


しかしこうした体勢は、一度動けばスキが出やすく、
ましてや刃物の攻防となると刃筋も通しにくく、
博打のように一か八かの剣を振らねばなりません。

現代の剣道は打突のスポーツですから
それに関してはそこまでシビアではないのではないでしょうか。
それが証拠に居合術のように間違いなく刀をくりださなければならない時は
『抜刀ざまに』というよりも、
まず刀を鞘から抜いてから集中してから斬ったりするような動きが多く見られます。
実際の斬り合いを想定すると、
抜刀術や居合いをくりださなければならない条件下では
そのような時間の余裕はありません。


腰を落として地面に対して水平に移動すること。


そして動きづらいとされるこの動きの真意が掴めれば、
重力に対しての抗力、つまり地面に対して居着いた苦しさの向こうに
フワリと大地に乗る感覚が出てきます。


いや、ここで私のようなものが色々言うよりも、
実際に命懸けで戦っていた侍たちが、
そのような動きづらいだけのものに貴重な時間を割いていたとは到底思えないのです。


最後に剣の最もポピュラーな構えである『正眼』を見比べてみましょう。

昔のものと今のものではこんなに違います。
まず興味を持ち、真剣にトライしてみてはいかがでしょうか。
(上…今の正眼。 下…昔の正眼)

  技講座写真87

  技講座写真88
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[ 2012/03/14 00:00 ] 技講座 | TB(-) | CM(-)
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