談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第71回 「何かイヤだな・・・という気づきでござる!!」 の巻

ツルギくん
ツルギ1「センセエ、前回は最近の稽古でボクやガラシャさんが、
        身体の動きやその進展具合等について何か感じる所はあったか?
        という質問で終わっていたんですが…」



センセエ
センセエ2 「ありゃ? そうだっけ? 何かすっかり忘れていたよ。」


ツルギ2  「し、しまった~!!」


ガラシャさん
ガラシャ1  「バカね(小声で)。」


センセイ「イヤ、ボクはホントに素直にどうかなと思っただけで、
        深い意味はないんだけどな。」

ガラシャ1「私は最近改めて思うのは、和太刀の稽古は週に2日か3日くらい。

        これって普通の習い事のお稽古よりも多い日数かとも思うんですが、
        それにしても、たかが週に2、3日ですよね。

        だから当たり前の話なんですけど、稽古の時だけ稽古をして上手くなろうなんて、
        何だか都合が良いというか。
        だから日常動作から見つめ直すというか日頃から注意する事で、
        課題にしている事をある意味日常化していこうと思っています。」


センセイ「素晴らしいね。…うん、その通りだと思うよ。

        例えば『肩を沈めて腕を長く使う』とか、
        『腰を一定にして、力の抜けた状態で歩く』なんて、
        稽古の時間だけ気をつけてみても、なかなか思い通りにはいかないしね。
        第一、これらは昔流の歩き方というのではなくて、
        『身体を機能的に使うためのもの』なワケだから。
        本来、非日常的な事として行うべきものではないんだよね。

        最初は難しいから、どうしてもシンドイというか、
        稽古の時だけのものとしてしか出来ないと思うけど、
        段々と稽古や日常動作を通して使える様になっていく
        というのは理想的です。」

ガラシャ2「つまり、非日常的な世界を、ごく当たり前の日常的世界に変化させる
        努力というわけですね。」


センセイ「オウッ! ガラシャさん、取り組み方としては100点です。
        何も言う事はない。」

ツルギ2 「…あ~あ、エライよなあ、ガラシャさんは。」

センセエ2「オヤオヤ、これはどうしました?…ツルギ君…。

        あれ?何だか杉下右京(「相棒」の水谷豊演じる刑事)さん
        みたいな口調になっちゃった…。
        で、ツルギ君は何を悩んでいるの?」

ツルギ2「イヤア、ガラシャさん、随分深いところまで考えているなって思いまして。

        ボクなんか、相変わらず剣を力で振り回してしまっていて、
        肩が上がっちゃうんで、それを単純にどうすれば良いかを
        センセエに聞こうとしていたところなんです。」


ガラシャ1  「だから!」

ツルギ2「ウン、わかっているよ。結局はそこ(目標)に向かって、
        どれだけ心が砕けるかという本人の自覚なんだよなあ。」


ガラシャ2 「あら、随分物わかりがいいのネ。ってか、わかっているじゃない。」

ツルギ1 「ハイ、わかってます。今年から心を入れかえて、日常動作から気をつけます。」

センセエ2「ハハハ(笑)。日常動作から見つめ直すのは一番おススメの稽古法だね。

        でね、別にツルギ君をフォローするわけじゃないんだけども、
        一般的にはなかなか難しいんだよ。
        日常というのは生活に追われちゃっているからさ。

        だから『心を入れかえて』なんて大袈裟な事でなくてもいいから、
        気づいた時に直す事から始めたら良いんじゃないかな?
        『ア、この今の歩き方、なんかイヤだな。』とかね。」

ツルギ1  「なる程。」

  談話イラスト69


センセイ「この『何かイヤだな。』と思える感受性が大切なんだよね。
        その瞬間にそこに気づけるかどうかという。
        そういう意味では武芸者だろうが表現者だろうが同じだね。
        感受性を豊かに保つという事が大切だよ。」

ガラシャ1  「本当にそうですね。」

センセエ2「稽古中の動作なんかは見た目にはツルギ君とかガラシャさんくらいの
        キャリアになれば、パッと見はもう差なんてものはそんなに無いんだよ。
        問題は何を思い、何を感じつつその動作をやっているかというね。

        だからその意味でも、ガラシャさんの言っていた
        『非日常を日常化する。』という感覚はとても大切ですね。」

ツルギ2 「ああ……やっぱりボク、心を入れかえなくちゃ。」

センセエ2「心と言えば…有名は古流の剣術に『無住心剣術』というのがあって、
        『心法の剣術』と呼ばれていたらしい。」

ガラシャ1 「へえ! 心法の剣って…?」

センセエ2「ただ太刀を引き上げて落としたい所に落とせば後は何もないという、
        つまりそれ以外は一切の術技を排したもので、
        極意に達した者同士が打ち合うと、双方相手を打てないという、
        『相ヌケ』というふうになると…。」

ツルギ1 「はあ…相打ちではなく相ヌケ…ですか。」

センセエ2「ただし、この相ヌケは流派の開祖である針ヶ谷夕雲(はりがやせきうん)と、
        二代目の小出切一雲(おでぎりいちうん)の間でのみ
        (しかも一度だけ)起きた記録しかないんだ。」

ガラシャ1「何だかシンプルな様でスゴイ世界ですね。

        でもそれって流派として成立するんですかね。
        そういう『心法』って…
        形として体形化しにくいんじゃないですかね。」


センセイ 「御名答!! よし、その話はまた次回しよう。」




 
                     つづく      センセエ(全身2)
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[ 2012/01/29 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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