談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第111回 「進めノブナガ!! 桶狭間決着でござる!!」 の巻

ガラシャさん
ガラシャ1
「さて、前回の続きですけど、中島砦のすぐ近くまでせまった今川軍前衛部隊数は圧倒的に今川軍が有利。普通なら引くか少し体勢を整えるために様子を見るとかするんでしょうけど…。」



ツルギくん
ツルギ1
「信長はそれもしなかったと!! 家老達が止めるのも聞かずに『恐れるな!運は天に有り!!』と言って出撃したんですよね!!」



センセエ
センセエ2
「そう! まさに信長の面目躍如といったところだね。信長率いる馬廻りを先頭に、信長軍は今川軍前衛部隊に突撃したんだよね。」


ツルギ1
「エッ! チョット待って下さい。それって信長自らが先頭に立ったという事ですか?」


センセエ2
「そうだよ。」

ガラシャ1
「大将自らが…スッゴイなあ。」


センセエ2
「ねっ。ここら辺が他の武将と違うところさ。トップ自らが先頭に立ったら、後の者はついていかざるを得ないよね。」

ツルギ1
「確かに…。」


センセエ2
「さらにこの時、急変した天候がさらに信長の背中を押すことになった。」


ガラシャ1
「そういう記述があるんですね!」


センセエ2
「うん。『にわかに急雨(むらさめ)石氷を投げ打つように、敵の輔(つら=顔)に打ちつくる。身方(味方)は後の方に降りかかる。』とね。」


ツルギ1
「つまり、今川軍にとっては雨が直接前から打ちつけられるような振り方をしたという事ですね。一方、信長軍は背後からの打ちつけだから風雨の影響は少なかったと。」


ガラシャ1
「イヤ、でもですよ。そんなに影響しちゃうもんなんですかねえ、雨が。」


センセエ2
「影響してしまうくらいひどい雨風だったということだね。何でもこの時の風雨で沓掛城の巨木が東に向かって倒れたとあるから。」


ツルギ1
「ウワア!! そりゃあスゲエ。」


センセエ2
「で、キーになるのは前衛部隊が思わぬ天候の変化と信長の勢いによりピンチと聞いて、今川本隊は高見の見物(おけはざま山)から北に下って前衛部隊を支えるために、その後ろについた事。」


ガラシャ1
「ああ、なる程!!これで今川義元本隊と信長が平地で一直線に並び、直接ぶつかる条件が整ったワケですね。」


ツルギ1
「しかし後ろについたっていう事がどうしてわかったんですか?」


センセエ2
「もし今川軍が高見にいたなら、信長軍は勢いを持って前衛部隊を倒した後も山を登らねばならないだろう。いかに信長軍が精鋭部隊だとしてもさすがに…。」


ガラシャ1
「無理ですね。」


センセエ2
「それから『信長公記』にある記述が敵の前衛部隊と本隊への攻撃は一続き、つまり継ぎ目がなかったとある。これは明らかに前衛部隊と本隊が合流した事を示しているというわけ。」


ガラシャ1
「なる程…。まあ前衛部隊がピンチの場合、別にいる本隊がそれを支えるために後ろにつくというのは、考えてみれば自然な動きですもんネ。」


ツルギ1
「しかしそうなると今川軍はさらに強敵になるわけですが、それよりも信長精鋭部隊の勢いの方がスゴかったわけですか!」


センセエ2
「だろうね。主将自らが槍を持って馬にまたがり先頭に立ち、『進めェ!』って具合だったろうから、今川部隊から見たら信長はまさに鬼神に見えたろうネ。」


ツルギ1
「カッコイイ!!」

センセエ2
「今川前衛部隊は崩れ、後ろにいる本陣側になだれ込んでしまい、義元の旗本も、隊列を崩してしまって後退あるのみだったろう。それでも今川本陣では300ほどの旗本が退きながらも義元の塗輿(ぬりこし)を囲んで守備を固めていたらしいんだけどね。
信長軍が攻撃を何回かに分けて攻撃すると、数が激減。ついには50程になってしまったとか。で、ここからは本当に白兵戦。2人の大将同志の一騎打ち!」


ガラシャ1
「ハア…。でもそうなると両軍のリーダーの差がハッキリ出てしまいますよね。」


センセエ2
「その通り…。一方のリーダーは塗輿に乗って守られるのみなのに対し、もう一方のリーダーは馬からおりて武器を手に、家来達とともに先陣を切って戦っているわけだからね。その差は歴然さ。」


ツルギ1
「リーダーシップと言うけど、ホントそういう時のトップにいる人の態度って大切ですね。ボクも、もし今川軍側にいたら、そんなリーダー守るよりも逃げた方がマシだもんなあ。」


センセエ2
「ハハハ(笑)。やっぱりそう思うだろう。で、乱戦の中信長の馬廻りの一人である服部一忠が義元に槍をつけた。ところがこの人は膝を斬られて倒れた。するとすかさず今度は(同じ馬廻りの)毛利良勝(もうりよしかつ)が後ろから義元に組み付き、ついに義元の首を取った!!」



談話イラスト109




ツルギ1
「勝負ありィ~!!」


センセエ2
「時に5月19日未刻(午後2時頃)。織田側の勝利が確定したんだ。」


ツルギ1
「イヤァ~。何回かに分けて『桶狭間の合戦』の真相を暴くみたいな感じになりましたけど、やっぱり信長スゲェなあ~。」


ガラシャ1
「天候まで味方につけちゃうなんて、やっぱり第六天魔王ね~。」


センセエ2
「確かにね。でもただの無謀な勇気や度胸だけではこの勝利は無かったと思うんだよね。
天候の事すら、空模様を見て、風向きまで計算して、ちょうど暴風になるくらいに今川前衛部隊に対して直線的にぶつかっていったのも、どこかで信長は計算していたと思うんだよね。」


ガラシャ1
「確かに。大胆さと我慢して待つ時は待つみたいな。じゃなければ天下人にはなれませんものネエ。」







                     つづく      ガラシャ4
[ 2012/12/10 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)

第110回 「天才はビビッときたら動くのでござる!!」 の巻


ツルギくん
ツルギ1
「セ、センセエ、早く前回の続きを!!
信長は圧倒的な今川義元軍の尾張進行に対してどう動いたのかという所で終わっちゃったんですけども(ちょっと興奮気味に)。」




ガラシャさん
ガラシャ1
「確か前回は今川軍が沓掛城(くつかけじょう)に入場して、そこから後の徳川家康である松平家康や朝比奈泰朝(あさひなやすとも)なんかが鷲津(わしづ)・丸根(まるね)両砦の攻撃に向かったところまでだったと思うんですけど。」



センセエ
センセイ
「うん。で、不思議なのはその日の織田信長なんだけど、重臣達とともに清州(きよす)城にいたんだけどね、一切戦さの話なんかはしないで、さっさと寝所に引込んでしまったというんだよ。」



ツルギ1
「エッ!? いわゆる作戦会議もせずにですか?」



センセエ2
「うん。『信長公記』の諸本の一つには、信長に家臣達から『籠城作戦』が進言されたともあるんだけど。」



ツルギ1
「ハハア。たてこもり作戦ですか。確かに少ない軍勢でノコノコと出ていくよりも、自分の城で体勢を整えたほうがいいかもしれませんものね。」



センセエ2
「そう思うよね、普通。でも信長はその様な作戦は聞く耳を持たなかったという事だね。」



ガラシャ1
「何故でしょう?いくら『尾張のうつけ』でも、そこまでの天然キャラだけであそこまでいけるとは思えないんですけど。」



センセイ
「さすがガラシャさん。スルドイね。『籠城する』っていうのは後ろに味方がいてはじめて成立する作戦だからね。
ところが信長にはこの時その様な後ろ盾なんか存在していない。一方、今川義元の方は本陣に兵糧なんかも搬入させていたらしいからね。
つまり信長はどのみちうって出るしかなかったんじゃないかな。」



ガラシャ1
「なる程。もうそうするしかなかった訳ですね。追い込まれてましたね~。信長さんは…。」



センセエ2
「そういう事になるね。ところが追い込まれてからが、この尾張の大うつけの面目躍如というか…。
翌19日に、鷲津(わしづ)・丸根(まるね)の両砦から、敵が攻撃してきたと知らせが入る。」



ツルギ1
「うわぁ、はやっ! 普通はもうそこで気持ちが折れちゃいますね。」



センセエ2
「ところが逆に信長はこの時出陣を決めたらしい。」



ツルギ1
「ゲッ!!」



センセイ
「皆が知っている通りなら、信長はまさにこの時、あの謡曲『敦盛(あつもり)』を舞い、出陣の支度をして、自らが馬にまたがり先頭に立ったということだ。」



ガラシャ1
「ウーン。やっぱり、その機を読む力というか、天才なのかしら。ビビビッときちゃったとか…。」




談話イラスト108






ツルギ1
「きちゃったんだろうなぁ~。ビビビッと(笑)。」



センセエ2
「ホントにそう。何でも立ったまま湯漬けをかき込み、具足をつけて馬上の人になったらしいから(笑)。
これには結構ついていけない人もいたみたいで、従った者は周囲にいた小姓5人と、他には雑兵だけだったとか。」



ガラシャ1
「そりゃあそうですよね(笑)。」



センセエ2
「んで、一気に駆けて辰刻(午前8時頃)に熱田に着いた。前方を見たらもう煙が上がっていて、鷲津・丸根の両砦はもう落とされていた。で、信長はそのまま善照寺砦(ぜんしょうじとりで)という所に入り、後続の兵を待った。やっと2,000近くの兵が集結したとある。」



ツルギ1
「2,000か…。少ないなあ。今川軍に比べると。」



センセエ2
「そうだね。だって一方、義元は19日の早朝に沓掛城(くつかけじょう)を出発して、本隊を率いて例の『おけはざま山(桶狭間山)』という高い所に陣地を構えて悠々と見物していたんだからね。」



ツルギ1
「何か憎らしいなあ~。」



センセエ2
「善照寺砦に入って様子をうかがっていた信長なんだけど、今川本隊はもうすぐそばまで進撃してきていた。(中島砦の近くまできていたと言われている。)この時我慢出来なかったのか、佐々木隼人正(ささきはやとのかみ)と千秋季忠(せんしゅうすえただ)の別動隊が今川前衛部隊に攻めかかってしまう。
ところが信長、この時は体勢を整えるため、じっと動かなかったというんだね。だから別動隊はたちまち今川軍にやられてしまったんだ。」



ツルギ1
「動くべき時に動く、動かない時には何があっても我慢の子という感じですね。」



センセエ2
「うん。その後軍勢を何とか整えて、信長は中島砦に移動。つまり敵である今川隊のすぐそばに接近するんだ。」



ツルギ1
「ゲッ!! そこは無謀なんだ!!ウーン、天才のやる事は読めん!!」



センセエ2
「実際この時、家老達は止めたらしいからね。移動したら敵に少数であることがバレてしまうと。」



ガラシャ1
「でもそういう事は聞く耳を持たなかったと。」



センセエ2
「うん。それどころか中島砦に入っても休むこともせず、そのまま近くまでせまっていた今川前衛部隊に向かって出撃命令を下したんだ。」



ツルギ2
「ギエ~ッ!!」




ガラシャ1
「前衛部隊と言っても信長軍よりも数は上なんですよね。」



センセエ2
「もちろん。当然ここでも家老達が止めたらしいんだけど、信長はそれを聞かず、『敵が大軍でも恐れるな!! 運は天にあり!!』と言って味方を鼓舞したらしい。で、『首は打ちとるな。打ち捨てにせよ。』と叫んだと!!」



ツルギ1
「キャッホー!! カッコイイ!!」



センセイ
「そこからどうなったかはまた次回!!」




              つづく       センセエ(全身2)
[ 2012/12/03 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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