談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第85回 「死して雷神と化す!! でござる」 の巻

ガラシャさん
ガラシャ1
「前回も引き続き、木曽義仲(きそのよしなか)と巴御前(ともえごぜん)の話で結んだわけですけども、今回はどうしますか?」



センセエ
センセエ2
「そうだねえ。義仲に巴御前って、結構ベタな所から入ったよね。この談話室の特色としては、そういう誰もが知っている有名な人達も面白いわけだけど。」


ツルギくん
ツルギ1
「面白いっすよ。だって有名人とはいえ、一般的に知られている事と違う情報が出てくるんですから。
前回で言えば、巴が美女と言われていたのには根拠が無くて、義仲の身の回りの世話をしていて、『下女(げじょ)』が『美女』に変化したんだろうとか…。  クックックッ(笑)。」



ガラシャ1
「まだ言うかオノレは!!」



センセイ
「まあまあ(笑)。わからないよ。美男だった義仲が最終的に(女性としては)一番そばに置いていたわけだから。やっぱり美女かもしれない。」



ガラシャ2
「ほうらぁ(にんまり)。」



センセエ2
「だけどそういうメジャーどころだけだとそれこそ談話室らしくないからちょっとマイナーな…あ、でもマイナーと言っても源平の合戦に詳しい人から見たら『どこがマイナーやねん!!』となると思うんだけどね。
一般的に源平の流れにザックリと触れた時にあまり注目されない武将なんかにも触れておきたいと思います。」



ツルギ1
「ハイッ! それはそれで面白そう。」



センセエ2
「うん。で、例えば源義平(みなもとのよしひら)なんかどうかな。」



ツルギ2
「うへえ、早速知らないや。」




ガラシャ2
「源義朝(みなもとのよしとも)の長男ですよね。」



センセエ2
「さすがガラシャさん。源義平は久寿(きゅうじゅ)2年(1155年)に15歳で叔父の義賢(よしかた)を殺して武名を揚げ、『鎌倉の悪源太(あくげんた)』と呼ばれた。まあ、てなわけで結局有名人なんだけど(笑)。」



ツルギ1
「悪源太!! 『悪』と呼ばれてしまうってことは…悪かったんですねえ。」



センセイ
「イヤ…、この『悪』というのは今でいう『悪い』という意味ではなく、強者(つわもの)に対する畏敬の念を表した言葉だから。」



ツルギ1
「へええ。」



センセエ2
「平治の乱からは父の義朝に代わり戦(いくさ)において大活躍をする。
平重盛(たいらのしげもり)の軍を二度にわたって撃退したりね。(待賢門の戦い《たいけんもんのたたかい》
義朝の死後には京で清盛の命を狙ったんだけど、周囲に怪しまれて捕まり、京都の六条河原で斬首された。」



ガラシャ1
「あっ、その時に吐いたと言われる有名なセリフがあるんですよね。」



センセイ
「そう! 今から斬り殺されるという時に、斬り手の難波経房(なんばつねふさ)という人に向かって、
『我雷(いかづち)となって汝(なんじ)を蹴殺(けっころ)さむ!!』とね。」



ツルギ2
「こ、こわっ!! そんな事言われたら怖くて斬れないよ。」




ガラシャ2
「ツルギ君の場合はねっ。」




ツルギ1
「イラッ。でも結局斬られたわけですね。」



センセエ2
「うん。で、義平の予告通り、経房は雷にうたれて死んだという。」



ツルギ2
「ギエ~! 何じゃそりゃあ!! 妖怪かあ!!」



 
  談話イラスト83
 


センセエ2
「ま、事実かどうかは置いておいて、妖怪といえば義平にはもう一つ面白いエピソードがあってね。
祖師野八幡宮(そしのはちまんぐう)という所に祖師野丸という義平の故事、伝説を伝える刀があるんだよ。その伝説というのがまるで妖怪退治のヒーローでね。」



ツルギ1
「うおう! 弱いなあ、そのヒーローって響き!! ぜひ聞きたいっす。」



センセエ2
「うん。祖師野村(そしのむら)に義平が立ち寄った際に生贄に娘を求める妖怪がいるというんで、これは捨て置けんという事で、義平が立ち向かう事になるわけ。それで義平は娘の内掛けを身にまとって葛籠(つづら)に潜み、祖師野の森で夜を待った。
すると大狒々(おおひひ)が現れて葛籠のフタを開けた。中の義平が鞘を払って斬りつけると、大狒々は悲鳴を上げて、傷を負い、山の中の洞窟に逃げ込むが、義平は後を追いそれを討ち取ったというお話。」



ツルギ1
「カアッ! しびれるぅ!! でもそれホントなんすかね?」



センセイ
「さあ(笑)。伝説だからね。だけどそれが大狒々じゃなくて、悪さをする山男みたいな奴とか山賊的な男だったとしたらうなづけなくもない……。
イヤ、こればかりはね。その時代に山の中に大猿がいて、それを目撃したら妖怪だと思ったという話がホントかどうかなんてわからないじゃない。でもそういう言い伝えが残る人物だったという事だよね。」



ツルギ1
「う~ん。大狒々を退治して、自分が死んだ後は、雷神と化す…。ザッツ・エネルギッシュな人ですね!」



センセイ
「はははは(笑)。そういう事だね。でも義平はそういう人を助ける優しさと強さが備わっていたからか、人柄が多くの人々に愛されたので、国民的な英雄だったんだよ。」



ガラシャ2
「幕末に描かれた義平の絵とか見ても、まさにヒーローですもんね。」









                  つづく   センセエ(全身2)
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[ 2012/04/29 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)

第84回 「悲運の天才の火牛(かぎゅう)戦法でござる!!」 の巻

ガラシャ1
ガラシャさん
「前回は最終的には巴の夫(世話係とも言われている)である木曽義仲(きそのよしなか)のお話で終わったんですが…。」



ツルギくん
ツルギ2
「だけど武骨な正直者すぎて政治力が無かったという…。難しいですよね、強いだけじゃダメなんて…。」



センセエ
センセエ2
「そうだね。義仲も政治力が全く無かった訳じゃないんだけどね。やっぱり頼朝なんかと対立してしまうとね…。
頼朝があくまで源氏としての嫡流、義仲は傍流というレッテルが世間にも、後白河法皇なんかにも広まってしまうと、いくら戦さで連戦連勝しても立場が無くなってくるというさ…。」



ガラシャ1
「それは厳しいですよね。一時は十万という大軍を率いた平家軍を打ち破ったわけでしょ。」



センセエ2
「倶利伽羅(くりから)の戦いだね。そうだよ、その後も連戦連勝だったんだ。
寿永(じゅえん)2年(1183年)7月27日には平家一門を都落ちさせて、翌日には意気揚々と入洛したとなっているからね。まさに絶頂期!!」



ガラシャ1
「でも後白河法皇がひそかに頼朝に『義仲を討て。』と言うんですよね。
で、それを聞いて義仲は怒ってクーデターを起こすんだけど、何か一層孤立化しちゃったっていうか。」




ツルギ2
「なんか気の毒だなあ。」



センセイ
「そう。気の毒なんだよ。だって頼朝が攻めてくるっていうんで、西国で盛り返し始めた平家方との和議まで計ったんだから。
でも既に遅かったわけだけどね。」



ツルギ2
「気の毒を越えてみじめだなあ。でも戦さの才能が天才的だったわけでしょ? だったらどうにかならなかったんですかね?」



センセイ
「イヤ、原因の一つとしてはやっぱり義仲をもってしても予想外の天才がそこに出現したわけだよね。」



ガラシャ1
「あ、その天才って、あの…。」



センセエ2
「そう。源義経だよね(頼朝の命を受けた関東軍、範頼《のりより》との連合軍)。 
義仲も応戦のため兵を派遣するんだけどね、義経軍の進撃のスピードが予想をはるかに上回ったんだよね。」



ツルギ1
「うわあ。やっぱり義経って天才だったんだなあ。」



センセエ2
「うん。義仲だって奇襲戦法にかけては天才だったんだけどね。先程話に出てきた倶利伽羅(くりから)の戦いの時などは、『田単火牛』という奇襲で平家方を滅ぼしたんだから。」



ツルギ1
「な、なんですか、その田単火牛って。」



センセエ2
「牛の角に松明を結んで、数百頭を敵陣に追い入れてパニックに陥れると言うね。」


  談話イラスト82




ツルギ1
「ウオオ~!! スッゲエ。義仲のオリジナルなんですか? その戦法。」



センセエ2
「イヤ、昔(紀元前284年)、中国に田単という男がいてね、斉の国の人なんだけども。この人が燕の将軍が攻めてきた時に行った戦法なんだよ。」



ツルギ1
「ああ、だから『田単火牛』なわけですね。」



センセイ
「そう。まあ実際のオリジナル田単が行ったやり方は牛の角に短剣をくくりつけ、尾に松明(葦をくくりつけて火をつけた)をつけて千頭を敵陣に追い入れたらしいんだけど。」



ツルギ1
「こりゃあまたスゲエ。」



センセエ2
「つまり『勢い』という意味ではものすごくあった人だったんだけどね、義仲って。
木曽の山の中から突如として現れて平家軍を破っていった将軍として、人々から朝日が昇るが如き、『朝日(旭)将軍』って呼ばれたくらいだから。」



ツルギ1
「朝日将軍!! カッコイイ!!」




ガラシャ1
「でもあまり一時的に勢いを持ちすぎると、何か一つつまずいた時に対処出来ないんじゃないかな。」



センセエ2
「そうだねえ。つまずいた石が天下の『源義経・頼朝』の兄弟だったと思うと運の無い人だよなあ。」



ガラシャ1
「それに義経がその後に兄の頼朝から追われる事を考えると、何か悲しい運命の二人ですよね。」




ツルギ1
「いいんじゃないかな、そういうのって。男はパッと咲いてパッと散る。カッコイイよね、桜の花の美学!!」




ガラシャ2
「じゃあ今死ね……。」




ツルギ2
「………。」



センセエ2
「義仲という人は、頼朝から疎まれた叔父の新宮行家(しんぐうゆきいえ)や志田義広(しだのよしひろ)などを自軍に迎える等、情に厚いところがあってね、一方で肉親に対しても情が薄いと言わざるを得ないのが頼朝だから、そういう意味では純朴な人というか、人気が高いのもこの辺りが原因しているよね。」



ガラシャ2
「いやだあ、益々ホレちゃう!! 気の優しい暴れん坊で美男(イケメン)だったなんてェ。」




ツルギ2
「ボクはもう何も言わないっす。」









                    つづく    ツルギ4
[ 2012/04/25 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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