談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

第61回 「忍びの生き残りフォーメーションでござる!!」 の巻

ツルギ1「さあ、今回は風魔一族(北条氏に仕えた忍び群)の続きなんですが、
ツルギくん
        前回の最後で聞いた武田軍との戦いにおいての奇襲戦法は…
        ホント、スゴイと思うんですけど、
        策略的にというよりは強引で残虐な手口で…。」


ガラシャ1 「正直、私最後の方、引いちゃってました…。」
ガラシャさん


センセイ「え~、ガラシャさんに追い打ちをかけるみたいで悪いんだけど、
センセエ
        その黄瀬川を越えて武田勢を奇襲した後、一夜明けてみたら、
        闇の中、パニック状態になった武田軍は味方同士、
        中には親子で殺し合ったりする、
        目をおおうばかりの惨状…だったとさ。」

ガラシャ1 「『だったとさ。』 じゃないですよ、もう!!」

ツルギ1「でもセンセエ、前回の最後でちょっと気になる事をおっしゃってましたよね。
        『頭のいい連中だった。』とか…。」


センセイ  「うん、その通り。」

ガラシャ1「それは又どういう? 戦さが日常茶飯事だった時代にそれだけ活躍出来たというのは、
        ただの暴れん坊の悪鬼集団では無かったという事はわかるのですが…。」


センセエ2「うん。で、さっきの武田勢への奇襲はね、
        一日(一夜)じゃ終わらなかった。連日連夜と続き…。」

ガラシャ2 「うわぁ~。もう、又その話ですか。」

ツルギ2「しかし、武田勢もだらしがないというか。
        それだけやられたら何か応戦する方法を考えても良さそうなのに…。」


センセイ「うん! ツルギ君、いい事言うネ! 
        そう、応戦する作戦を考えて、武田側も実行したんだ。」

ツルギ1 「そうこなくっちゃ! で、どんな方法ですか、それは?」

センセエ2「ある晩、奇襲のあった後、
        引き上げる風魔一党の中に武田側の兵士10人程が潜り込んだ。」

ツルギ1「オッ、潜入したわけですね。しかも奇襲帰りになんて、武田もやるなあ。」

センセエ2 「でも帰りに奇怪な事が起きてバレてしまう。」

ガラシャ2 「あ~あ、バレると思ったんだぁ。でも奇怪な事って…?」

センセイ「帰り道途中、突然先頭を行くいく小太郎が馬を止めた。

        すると配下の者全員が馬から降り、松明(たいまつ)を燃やし、
        互いに声を掛け合いながら、立ったり座ったりしはじめた。」

ツルギ1 「ハ?」

センセエ2「しかも声の大きさや出し方がその都度違ったらしい。
        立ったり座ったりする動作もね。
        武田側の潜入兵も『これはヤバイ!』と思い、
        見よう見まねでその動作をやりはじめるんだけど、
        何しろ突然の事だし、そんなもの初めて見るしで、
      『出来ていない奴』というワケで身内の者ではないとバレてしまう。」


   
   談話イラスト59



ガラシャ2「一種のブロック・サイン! …のようなものですね、それ!」

センセエ2 「その通り。この動作は『立ちすぐり(選り)、居すぐり』という。」

ツルギ2 「な、名前があるんだ!」

センセイ「もうわかったと思うけど、
        抜き打ちテスト的に紛れ込んだ忍者を見つけ出す為の方法だよね。」

ツルギ2 「ス、スゲエ…何て統率のとれた連中だろう。」

ガラシャ2「センセエも言っていたけど、単に残虐なだけの連中じゃあ生き残れないものね。」

センセエ2「それで、もう打つ手が無くなった武田勢は
        風魔一族の夜襲に恐れおののくばかりで…やがて敗北した。」

ツルギ1「なる程~。何か今まで聞いた中で、
        一番『忍者=影の軍団』というイメージにはピッタリくるなあ。」


センセエ2「ははは(笑)。ツルギ君のお気に召した様で。
        でも、そもそも黄瀬川の激流をものともせずに(強風や豪雨の中)、
      馬ごと川を渡る事が出来たのは風魔側だけだろう。
        『馬術』にしても個人の身体能力にしても、
        並みはずれたものがあったと思うんだけど。
        プラスアルファでそんな統率力まで備わっていたら、
        武田軍もひとたまりもないよね。」

ツルギ2 「う~む、恐ろしカッコイイ…。」

センセエ2「ちなみに、江戸に名を残した大盗賊で3人の甚内(じんない)、
        通称、三甚内(さんじんない)と呼ばれた奴らがいるんだけどね。

        1人は武田側に仕えた向坂(こうさか)甚内、
        あとの2人は風魔小太郎に仕えた鳶沢(とびさわ)甚内、
        庄司(しょうじ)甚内という。

        3人とも戦国を生き残って、江戸時代に入って盗賊になるわけなんだけど、
        そうなっても江戸で縄張り争いを繰り広げるんだ。」

ツルギ2「うわ。スゲエ! もう生まれ持ってのというか…
        運命ですね、そうなると。」


ガラシャ1「でも石川五右衛門が『忍び崩れ』だったように、
        やっぱり『忍術』って悪用しようと思ったら
        盗人の道にはもってこいですよね。」


センセイ 「そうだね。どうだろう、次回はこの3人の甚内についてというのは。」

ガラシャ1  ツルギ1   「賛成~!!」





                     つづく         センセエ4
スポンサーサイト
[ 2011/11/30 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)

第60回 「風魔の小太郎参上でござる!!」 の巻

ツルギ1 「さあ、センセエ、今回はどんな忍者でしょう!!」
ツルギくん


ガラシャ2 「あんた(ツルギ君に)張り切っているわねえ。」
ガラシャさん


ツルギ1 「いやあ、やっぱり忍者は面白いよね、ミステリアスで。」

センセエ2「そうだなあ、伊賀や甲賀系がどうしてもメジャーになってしまうから、
センセエ
        今回はそれ以外の忍者(群)という事で、
        『風魔一族(ふうまいちぞく)』でどうだろう。」

ツルギ1 「風魔! 聞いた事あります! マンガでですけど…。」

ガラシャ2 「風魔って、北条氏に仕えた忍者集団ですよね。」

センセイ 「ほう、ガラシャさん、よく知っているねえ。」

ガラシャ2「ハイ。あ、因みに私の知識はマンガから得たものではありませんから。」

ツルギ2  「チッ!」

センセエ2「中でもキャラクターが立っているのが、
        風魔一党200人の5代目の頭目『風魔小太郎』だろうね。」

ツルギ1 「風魔小太郎ってそれこそ小説やマンガに出てきそうな…。」

ガラシャ2 「イケメンっぽいですよね、名前が!」

ツルギ2「ガラシャさん、発言がいきなり俗っぽくなったね。」

ガラシャ1 「ほっといて!」

センセイ「ははは(笑)。残念だなあ、ガラシャさん。あ、イヤ、発言がじゃないよ。

        北条氏に仕えた三浦茂正という人が著した『北条五代記』という
        軍記物があるんだけどね、なんとそれに風魔小太郎の外見、
        つまり風貌の事が書いてあるんだ。」

ガラシャ1 「聞かせて下さい!(目をキラキラさせて)」

センセエ2「う、うん。え~っと、それによれば身長は『七尺二寸』、
        つまり2.16メートル…。」

ガラシャ2「エッ。ま、まあ小さいよりはいいわ。
        背が高いのもイケメンの条件だから。」


センセイ  「手足の筋骨荒々しく…。」

ガラシャ2 「イヤ~ン、はい、来た!!」

センセエ2 「ここかしこに瘤(こぶ)ありて…。」

ガラシャ1 「エ? 力こぶですか?…。」

センセイ  「いいえ、瘤です。」

ガラシャ1 「は、はあ。」

センセエ2「眼は逆さまに裂け、黒ヒゲにて、口は両脇に広く裂け、
        牙四つ外へ出たり。かしら(頭)は福禄寿に似て鼻高し。
        声を出せば五十町(約5.5キロメートル)に聞こえた…。」


   談話イラスト58



ツルギ2「ヒイ~ッ!! バ、化け物じゃないですか。
        ガラシャさん、よくもそんな…アッ!」


   (ツルギ君、ガラシャさんにぶん殴られる)

ガラシャ1「知らなかっただけよ! それにしてもセンセエ、それ本当なんでしょうか?」

センセイ「さあねえ…ディフォルメされているのかもしれないけど、
        奇怪な人物だった事は確かなんじゃないかな。
        でね、この風魔一族の戦い方が又…。残忍極まりないというか、
        刀や槍で殺しまくるというか、非情な奇襲戦法、ゲリラ戦法が専門で、
      皆殺しをモットーとした…。」

ツルギ1 「それについては小太郎のイメージ通りっすね。」

センセエ2「うん。その様子も『北条五代記』に書かれてあるんだけど、
        天正9年(1581年)秋に、武田勝頼(かつより)、
        信勝(のぶかつ)親子が駿河(するが)に侵攻し、
        黄瀬川(きせがわ)の難所を隔てて浮島ヶ原(うきしまがはら)、
        つまり沼津に着陣した。一方この武田軍に対して北条軍も
        5代目の氏直を筆頭に関八州の兵を引き連れて、
        伊豆の初音ヶ原三島(はつねがはらみしま)、つまり三島市に陣を張った。」

ツルギ1 「ウォォ!! 戦さじゃあ~!」

センセエ2「うん。で、『氏直、乱波(忍者の中では戦闘専門)二百人扶持し、
        給う中に、一の悪者あり、かれが名を風魔と云う。』とある。」

ツルギ2 「ヒエ~。そのまんま、『悪者』呼ばわりかあ~!」

センセイ「そう。もうわかったと思うけど、
        この悪者と呼ばれた風魔こそ小太郎の事なんだ。

        この黄瀬川をはさんだ戦いで、風魔一党は豪雨だろうが、
        強風が吹こうが、構わずに河を渡り、
        怒涛の蹄の音とともに武田陣営になだれ込んだ。
        これが夜の話なんだけど、風魔一族は夜目が効くらしく、
        闇夜の中でも手当たり次第に斬殺、あるいは生け捕ってなぶり殺し、
        敵の陣馬は綱を切って暴れさせ、火を放ち、武器や食糧を略奪、
        好き放題やるだけやって引き上げた。」

ツルギ2「オ、オワ~…! マンガに出てくる悪者みたい…。」

センセイ「だろ。でも頭のいい連中でもあったらしい。それはまた次回。」




                   つづく           ガラシャ3
[ 2011/11/27 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
PICK UP!!
UP 
【技講座⑭構えのジャンル】コチラ
90

【技講座⑬沈身の半身】コチラ
84

【技講座⑫身体の各パーツの分離】コチラ
技83

【技講座⑪刀の握り】コチラ
技講座写真70

【技講座⑩半身歩法】コチラ
技講座写真65

【技講座⑨剣を使わない抜刀稽古】コチラ
技講座写真59

【技講座⑧肩の埋め込み】コチラ
49

【技講座⑦柔らかい胸と沈む腰】コチラ
技講座写真32

【技講座⑥抜き打ち(抜刀・横払い)】コチラ
技イラスト2

【技講座⑤手の平合わせ→水平面の移動】コチラ
技イラスト2

【技講座④水平斬り】コチラ
技イラスト2

【技講座③脱力の技、二】コチラ
技イラスト2

【サイムライダイエットエクササイズ2】コチラ
トモエさん(顔)

【サムライダイエットエクササイズ1】 コチラ
トモエさん(顔)

【技講座②脱力の技、一】コチラ
技イラスト2

【技講座①流れるように・・・】コチラ
技イラスト2
検索フォーム
QRコード
QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。