談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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『雑!! 演殺陣人達(ざっつ!! えんたてめんつ)』  ④子役時代 エピソード2

『雑!!演殺陣人達(ざっつ!!えんたてめんつ)』

 このコーナーは、和太刀主催者・清水大輔の子役から始まり、
殺陣師になり、現在に至るまでに出会った人や出来事をかき集めて
バラバラに(思いつくままに)脱ぎ散らかしたエッセイ風の独白文です。



④子役時代 エピソード2


 前にも述べた通り、私の子役時代というのは『仮面ライダーシリーズ』が火を付けたのがキッカケで、
テレビのゴールデンタイムはヒーロー物であふれかえっており、
その恩恵に授かり、私も連日撮影に駆り出され、おかげで学校も休みがちとなり、
もともとの鈍い頭に勉強不足がひびいて成績はガタ落ち。
親にも成績表が来る度に怒られてしまうような有り様だった。

 単発の仕事なら2、3日学校を休めばすむ話なのだが、
レギュラーになるとそうはいかない。
半年とか1年に渡り、休みがちな日々が続いてしまうので、
夜遅く仕事から帰ると眠い目をこすって勉強机と向き合わねばならなかった。

 泊まりの仕事ともなれば、当然教科書を荷物に詰め込んでロケに行く。
でも行ったところで教科書を開くマジメさに欠ける私にとっては、
その分荷物が重くなるだけだった。



 日本でも有数の高さで有名な山の上で(やっぱり)ヒーロー物の撮影をした時の事。

 敵の怪人にガケの上から落とされかけて、ピンチなところを助けられるというような設定だったと思うが、
助監督さんが「じゃあ、下に転がり落ちてみて。」と、
当時10歳くらいであった私にショッキングな言葉を投げかけた。

 そりゃあ設定はそうなのだが、指を指された所は白煙がモクモクと上がるような噴火口(?)のような場所。
そんなことろから転がり落ちたらひとたまりもない。

「大丈夫。ちょっと下に平らなところがあるだろう? 
あそこにマットを敷くから、その上に寝転べばいいんだよ。」

なあんだ、そうかと言いたいところだが、運動神経0(ゼロ)の私が本当にマットで止まれるだろうか。
本当に大した高さではなく、3~4回コロコロと転がれば到着出来そうなのだが…。

「じゃあいくよ。本番、ヨーイ……ハイッ!」

と監督の声。ビビリの私は、その声からやや遅れ気味に、
「ええい! どうにでもなれ!」と転がりはじめた。

 で、逆に勢いがつきすぎたせいか、肥満児だった為か確かではないが、
マットで止まる予定の私の身体は、マットでバウンドして止まらずに、その下へ。


ざっつえんたイラスト4




「ああ死ぬ! …もっと勉強すれば良かった(これはウソ)。」
と、あわれ凡庸な子役は噴火口へ…。

 と、ここで奇跡的にマンガのような、イヤ、さすがヒーロードラマみたいな事が起きた。

 秋口だったのでセーターを着ていたのだが、
このセーターがボロボロで(当時の子役の衣装なんて大体自前だ。今はどうだか知らないが)、
襟口や袖口がベロンと広がっているようなものだったのだが、
それが坂道の下(マットのすぐ下)に突き出ていた石やら枯れ木の様な枝だかに引っ掛かり、
さらにさすがにヤバイと思ったのか、鈍い身体が反応して、
必死にそれにすがったらしく、何とか止まれたのだ。

 その一瞬、「危ない!」という声とともに手をつかんでくれたのは、
マットの所まで飛び降りてきたそのドラマの主役、つまりヒーロー役の俳優さんだった。

 そのドラマは不幸にも視聴率が悪く、半年で終了してしまったのだが、
私にとっては他のメジャーなヒーローよりも、
そのマイナーヒーロー(というかその俳優さん)こそが、今でも一番である。



 それにしても、今時分は例えアクションものといえども子役にあんな事させるだろうか!?

 子役だからスタント(マン)は使えないのはわかるが、
人形を使うか、カット割りか…まあ今ならCGか何かだろうが…。

 いや、当時もダメだったのかもしれない。
引き上げられた私に助監督さんが「危ないなあもう……。帰ってもお母さんには内緒だよ。」
と言われた気がする。

 因みにこのシーンごとオンエアでは無くなっていた。




[ 2011/10/23 00:00 ] ざっつえんた | TB(-) | CM(-)

第53回 「黄金の日々に夢中でござる!!」 の巻

ガラシャ1「それにしても前回のお話の石川五右衛門、
ガラシャさん
        よりによって秀吉を暗殺しようとするとは…
        本当に大それた大悪党ですねえ。」


センセエ2「五右衛門は『忍者崩れ』って話から入ったわけだけど、
センセエ
        まあ考えたら“暗殺”というのは忍者の仕事だからね。」

ツルギ1「そうかあ、そうですよね。他にもそういった大モノを暗殺しようとして
ツルギくん
        失敗した忍者も相当いるんでしょうねえ。」


センセイ「そうだね。例えばボクが個人的に思い入れがあるのが、
        杉谷善住坊(すぎたにぜんじゅうぼう)かな。」

ガラシャ1 「又、マイナーな…どんな人物ですか、それ。」

センセエ2「甲賀一の鉄砲の達人でね、元亀元年(1570年)5月15日に
        信長が越前の朝倉攻めから引き返す途中に、
        鈴鹿山脈の間道の『千種越え』という難所で信長の命を狙うんだけど
        失敗してしまうんだ。
        でも善住坊はそれから3年もの間逃亡し、天正元年(1573年)9月、
        琵琶湖西岸で捕縛される。で、処刑のされ方が壮絶でね、
        立ったまま土中に埋められて首だけ出され、7日間もの間、
        竹鋸で首を徐々に挽き切られるという…。」

ガラシャ1  「ギャア~! なんて残酷な…。」

ツルギ2「確かに壮絶だけど…。でもセンセエ、
        何だってその杉谷善住坊がお気に入りだったんですか?
        他に有名な忍者ってもっとたくさんいると思うんですが。」


センセエ2「ああ、それはね、昔、大河ドラマで(NHKの)『黄金の日々』っていうのがあってね。

        これは堺の商人、助左ェ門(すけざえもん)という人のお話で、
        秀吉や千利休なども絡んでくるお話なんだけど…。
        さすがに二人とも知らないよねえ。」

ツルギ1   「ああ、話には聞いたことありますけど…。」

ガラシャ2 「松本幸四郎さん(当時は市川染五郎)が主演のドラマですよね。」

センセイ「そう! ボクもまだ中学生くらいだったんだけど、あれを夢中になって見ていてね。
        で、それに出てきたんだよ、善住坊が。」

ツルギ1   「へぇ。役どころとしてはどんな?」

センセエ2「自由を求める者同志みたいな感じで友情が芽生えるんだけど、
        その仲間に石川五右衛門も出てくるんだよ。」

ツルギ1  「へえ~!」

センセエ2「杉谷善住坊を『川谷拓三』、石川五右衛門を『根津甚八』が演じていたんだけど、

        これが格好イイというかなんというか…。
        中学生だったボクはとにかく夢中になった。
        で、最後に善住坊の処刑シーン(鋸引き)や石川五右衛門の
        釜ゆでのシーンなんかもあるんだけど。」

ガラシャ1  「イヤ~、残酷シーン!」

センセイ「う~ん。残酷さよりも泣けてしまったねえ。
        やっぱり役者さんの芝居が良かったんだねえ、きっと。」

ツルギ1 「中学生とはいえ、センセエがそこまで思い入れるなんてスゴかったんでしょうね…。」

センセイ  「毎週ドキドキしながら見た覚えがあるよ。」


 談話イラスト51


ガラシャ2「忍者や忍者崩れの善住坊や石川五右衛門を結び付けるって
        ナイス発想ですよね。」


センセエ2「そうでしょう。その頃の大河ドラマって、創作なんだけど妙にリアリティがあったしね。

        もしかしたらあれの影響でこんな商売やっていられるのかもしれない。
        普通の剣劇ヒーローものってあまり見ていなかったしね、当時は。」

ツルギ1「へえ~。じゃあ、センセエをこの道に引き入れたのは、
        大河ドラマ『黄金の日々』というワケですね。」


センセイ  「(笑)。それは大袈裟だけど、確実に影響は受けているよね。」

ガラシャ2「あ、これは映画なんですけど、
        昔『真田広之さん』主演の映画で『百地三太夫』ってありましたよね。」


センセエ2  「あ、うん。あった、あった!」

ツルギ1 「百地三太夫って、石川五右衛門の忍術の師というお話がありましたけど。」

ガラシャ2「そう。私は真田さんのアクロバティックなアクションが格好イイな~と思って
        ビデオで見た事があるんですけどね。
        センセエ、百地三太夫ってどんな人物だったんですか?」


センセエ2「一般的なイメージって、上忍で忍術の天才って感じなんだけど、
        その真田さん主演の映画では、真田さんの師匠の役で
        丹波哲郎さんが出ていたと思うんだけど、
        むしろあんな感じでイメージしているけどね、ボクは。」

ツルギ1「丹波って…確か百地三太夫は創作名で、
        ホントは百地丹波っていうんですよね、確か。」


センセイ   「よしっ。じゃあ次回は百地丹波について話そう。」






                             つづく        センセエ4
[ 2011/10/19 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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