談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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【上達のための技講座】⑦柔らかい胸と沈む腰


技講座写真28
受が左前(写真左)、取が右前(写真右)。



技講座写真29

受は左手刀で(抜き打つように)取の首から胸を斬っていく。

取は下から左手でそれを受ける。
※腰、肩を沈めながら柔らかく受ける事。

力んだ動作で胸が固いと受の手刀にはまず間に合わない。
刀を振りかぶるに同じく、体幹を下に沈める動作で腕を上げる。



技講座写真30

取はキャッチした受の左腕下から手刀を差しこむ。
(ぶつけるのではなく、素早く柔らかく)



技講座写真31

そのまま取が腰を沈めただけで、受の腰は浮き、崩される。

相手に対してガチガチだったり乱雑だったりするとこのような状態は起こらない。
また、肩が力みによって上がったりしても脇が開いている状況になり上手くいかない。

 


技講座写真32  技講座写真33

取は互いの接点である肘の位置が動かない様にして、
肘から先を外まわしに円を描き、
受の後頭部を後ろから包む様にする。

受としては、この時、取られている左手に乱暴に当たる感覚があるなら
手を引き抜いてしまっても(反撃しても)良い。

ただしこれは武術的要素を含んでいるとはいえ、
基本的には身体の使い方の勉強法なので、
この場合の反撃は腕を抜くか、逆に取を崩すという程度にする。




技講座写真34  技講座写真35

取は腕による力技ではなく、あくまで「胸のたたみ」と「腰の垂直の沈み」により、
受を丸く投げ崩す。

腕による力技や足の踏ん張りを効かそうとすれば、
受も足の踏ん張りが効くので投げ崩せないはずである。

あくまで柔らかい円の動きで崩す事が大切である。

 


尚、どうしても脚力や踏ん張りを使ってしまう場合は、
同じ手順で座った形(座稽古)を行う。

相手を浮かす時には肋間を抜いて、
相手の腰の下に自分の腰が入る様にイメージする。

技講座写真36
技講座写真37
技講座写真38
技講座写真39
技講座写真40
技講座写真41
技講座写真42
[ 2011/08/24 00:00 ] 技講座 | TB(-) | CM(-)

第41回 「剣豪たる者、禅を組まねばならぬでござる!!」の巻

ガラシャ1「センセエ、前回は『気配や存在感のある、なし』という話で、
ガラシャさん そういったものを自在に使いこなせるという事が大切であるというお話から、
        役者論の様なものまで話が広がったんですけど、
        それって一般的に…というか現代的に言えば
        『気配りが出来るかどうか』という事ですよね。」


センセエ2「ああ、そうだね。『気配り』って、
センセエ    つまりは『気配の使い分け』みたいなものだからね。
        字もそうなっているし。」

ガラシャ1「そうか…そうですね。じゃあ特別な事でも無く、
        むしろ人としては当然というか、
        出来るに越した事はない事っていうか。」


ツルギ2  「ボクが人として欠如しているという事? …ガラシャさん。」
ツルギくん


センセイ「おやおや、ツルギ君はすっかりイジケモード全開だね(笑)。

        で、気配りの『気』っていうのは、
        これは武術なんかにおいても昔からとても重要な言葉だよね。」

ツルギ1  「あ! 『気』で相手を吹っ飛ばすとかですか!? 好きです! そういうの!」

ガラシャ1 「好きですって…。いきなり元気になっちゃってるし(ゲンナリ)。」

センセエ2「ははは(笑)。まあ、いいじゃないですか、ガラシャさん。

        (ツルギ君に)もちろん、そういう『気功法』のようなものも
        わかりやすく『気』を使うという意味ではそうだけどね。
        でも武術なんて、『気』や心の在り方がどうのっていうのは…
        つまりそういう事が大切だって言われたのは江戸時代に入ってからなんだよね。

        それ以前、戦さが多発していた戦国期なんかでは、
        気がどうのというより、やっぱり『身体』ありきというか、
        身体が無ければどうしようもないじゃないかみたいな
        現実的価値観の方が上だったんだよ。」

ガラシャ1「『武士は喰わねど高楊枝』なんて気取った事を言っている場合じゃないというか、
        むしろ『腹が減っては戦さは出来ぬ』みたいな!」
      

ツルギ2 「オワッ! ガラシャさんにまたウマイ事言われた! クッソォ~!!」

ガラシャ1「ははは…。でもセンセエ、戦さが無くなってから余計に
        『気』が重要視されたっていうのは、
        やっぱり武士が武士たるプライドというか、
        価値観を守ろうとしたというのが、やっぱり関係しているんですかね。」


センセエ2「それはやっぱり少なからずだろうね。
        町人に対して戦さみたいな緊急事態が起こったら武士が働くわけだから、
        武士というのはエライものなんだというある種当たり前だった事が、
        徳川政権が安定すると、その『イザ!』という事態が無くなってきた
        わけだからね。武士というブランドを維持するには、
        身体がどうこう言うよりも『気』という概念を持ち出した事っていうのは
        ちょっとズルイけど、当然といえば当然の流れだったんでしょう。」

ツルギ1  「ホント何かちょっと…ズルいですよね。」

ガラシャ2 「あれ? ツルギ君は気功法みたいなの好きじゃなかったの?」

ツルギ2  「…ウ! …。」


談話イラスト39



センセイ「大陸、つまり中国から入ってきた書を武士が読んだ事が、
        そういう影響をおよぼしているんだろうね。
        『禅』の影響なんかがすごくあると思う。」

ガラシャ2「なるほど。小説や映画でも剣豪が山に籠って修業するシーンなんかは、
        やっぱり座禅を組んで『無の境地がどうの…』
        というイメージってすごくありますもんね。」


ツルギ1  「剣豪たる者、座禅を組まねばならないっていう…。」

センセイ  「あ、ツルギ君、それいいね。それ今回のタイトルにしよう。」

ツルギ1  「やったあ!(完全復活)」

センセイ「(笑)。気の大切さというのは、あの有名な『兵法家伝書』にも書いてある。
        神気(しんき)という言葉を使ってね。
        ところで、この柳生新陰流の極意書は誰が書いたか知ってる?」

ツルギ1  「それはもちろん柳生……石舟斉(せきしゅうさい)!」

ガラシャ2「あら、違うわ。石舟斉は開祖ではあるけど、
        書いたのは石舟斉の五男の柳生但馬守矩(やぎゅうたじまのかみむねのり)よ。
        徳川秀忠(ひでただ)と家光(いえみつ)という、
        二代、三代の将軍に仕えたのよ。ねっ、センセエ。」


センセエ2「御名答! で、この『兵法家伝書』の気の概念なんかは、
        やっぱり沢庵(たくあん)から禅の影響を受けたみたい。
        『年ごとに咲くや吉野の山桜 木を割りてみよ 花のありかは』
        なんていう歌で、形には表せないけれども、そういうもの(気)は必ずあって、
        身体の使い方の様に具体的には表せないけど、
        武術の極意の中心となるものですよという。」

ガラシャ1  「なる程。むしろ身体よりもやはり『気』が中心になるっていう。」





           つづく         ガラシャ4
[ 2011/08/21 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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