談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第33回 「江戸の町はフリーター天国でござる!!」の巻

ツルギ1「前回の話でビックリしたのは、江戸時代の男性が平均で一日五合も
ツルギくん   米を食べていたというお話ですが、何でそんなに…。
        江戸の男性って大食漢が多かったんでしょうか?」


センセイ「う~ん。やっぱり気質的にそうなんだろうね。
センセエ     何か男子たるもの米の飯を喰らうべしみたいな…。
        まあ、とは言ってもね、御飯食べる時のおかずというか、
        付け合わせるものは現代と違って大体一品だけだから。」

ガラシャ1 「エ!? そうなんですか?」
ガラシャさん


ツルギ2 「エ!? …と驚きたいけど、ボクもそうだからあまり驚けない。」

ガラシャ1「ツルギ君はお金が無いからというだけでしょう!

        センセエ、つまりそれは習慣的にそういう事だったというわけですね?」


センセエ2「そう。メインはあくまで米の飯でね、『今日は何をおかずにしようか。』
        というまさにその一品というか。

        でもそれはねえ、ボクが子供の頃も『御飯のおかず』
        というのはそんなもんだったよ。
        最近だよね、おかずが二つも三つもあるのが当たり前みたいになってきたのは。」

ガラシャ2「学校給食ですら、おかずが二品にデザート付きが
        当たり前みたいな時代ですからね(笑)。」


センセイ「全く、羨ましいね(笑)。

        でね、話を戻すと、江戸の主婦というのは、
        御飯を炊くという事以外はそんなに自炊をする習慣が無いんだよね。」

ツルギ2「ゲッ! 何か時代劇のイメージとかだと、
        現代の女性よりよほど料理が出来そうに思えますけどね。」


センセエ2「ウン、そういうのを見ていると出来そうな感じだよね。
        で、自分で作らないでどうしていたかというと、
        前に話した魚の行商等の棒手振(ぼてふり)、つまり、
        天秤棒を担いだ行商さんからおかずを買うというのが習慣だったんだよ。」

ツルギ2 「なる程。でもそうなると、毎日魚ばっかりですねえ。」

センセエ2「(笑)。イヤイヤ、昔は棒手振と呼ばれる人達が売るものっていうのは
        色々いてね、例えば煮売り屋さんというのは煮物を売ったりとかするし、
        同じ魚屋でもその品種分だけ売る人の数もいて、
        季節によっても旬のものが違うからね。
        今日は○○を仕入れてきたからそれを売るという感じでね。」 

談話イラスト31


ガラシャ2 「そうか。じゃあ仕事にあぶれたりする事も無さそうですね。」

センセエ2「うん。実際すぐに商売替えをする、今でいう所のフリーター
        のような人達もたくさんいてね。

        魚屋だけじゃなく、野菜や菓子などもその種類分売り子が必要なので、
        常に江戸の町はある意味『人手不足状態』にあったわけ。
        だから商売を見つけるのも簡単で、仕事が欲しければ、
        親方と呼ばれる人の所に行けばすぐに商売道具(天秤棒や屋台等)
        を貸してもらえる。

        体力に自信がある人は駕籠かきなんかにもなれる。
        不採用はまず無いといってもいいくらいにね。」

ツルギ1  「いいなあ。仕事に困らないなんて。」

ガラシャ2 「じゃあ、さぞかし小金を貯めている人も多かったんでしょうね。」

センセエ2「イヤ、そこはホラ、『宵越しの金(よいごしのかね)』は持たないのが江戸っ子だから。
        貯める事なんか考えない。
        仕事を辞めてお金が無くなると次を当たるという感じだよね。

        だから、そういう江戸っ子気質の人達に合わせて『口入れ屋』という、
        言わば『人材派遣会社』のような商売があるくらいだから。」

ガラシャ1「じゃあ、『口入れ屋』さん自体は、
        どういう風に収入を得ていたんでしょう?」


センセエ2「それは手数料とかを取ったりするからね。
        紹介先から前金でお金をもらったりとかね。」

ツルギ1「『口入れ屋』から紹介される仕事で、
        変わったもので面白いものって何かありますか?」


ガラシャ2 「面白いものって…。ザックリした質問ねぇ。」

センセイ「そうだねえ(笑)。武家奉公なんかだと、
        中間や小者といった武家屋敷に勤めるものとか、
        あと、大名行列に加わる仕事だとか…かな。」

ツルギ1 「? 大名行列に加わるって。それは何の為なんですかね。」

センセイ「それはホラ、人数を多く見せる為だよ。

        他の大名よりもウチは人数が多いぞっていう。」

ガラシャ1 「サクラ(?)じゃないですか、それ!!」

センセイ 「そう、いつの時代も見栄を張る人の心は変わらないからね(笑)。」



               つづく         センセエ(全身2)
[ 2011/07/24 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)

第32回 「江戸の市民は贅沢でござる!!」の巻

ツルギ2「センセエ、今回はガラシャさんが敏感になる様な話はやめて下さいね!」
ツルギくん


センセイ  「そうだね、反省しています。」
センセエ

ガラシャ1  「あら、私は全然構わないけど…。」
ガラシャさん


ツルギ2  「たまらんなあ…。だってここしばらく
        身体の動きとかの話が無いじゃないですか。本来は…。」


センセエ2「まあまあ。でもね、ツルギ君、人間が生きている限り、
        身体の問題は必ずそこにあるわけで…。
        前回、前々回の大奥の問題にしてもね、当時の人々の生活をのぞき見ると
        自然と身体性も見えてきたりするもんなんだよね。」

ガラシャ2「わかります。人がそこに生きている限り、
        その生活ぶりや環境と身体の事は切り離せない問題ですもんね。」


ツルギ2  「そりゃ、そうかもしれないけど…。」

センセイ「生きていく上で欠かせないものとして、食べ物の問題があると思うけど、
        江戸時代、将軍の正室の食事のメニューなんか見ると…。」

ツルギ1 「大体想像つきますね。さぞかしいいモン食っていたんだろうナと。」

センセエ2「いや、それももしかして時代劇の影響かも。
        調べてみると意外に地味…質素だったらしい。
        焼き魚、卵、豆腐、煮物、酢の物とか。」

ツルギ1  「わっ。普通の和食メニューですね。」

センセエ2「うん。ただしメニュー自体は質素なんだけど、
        御台所(正室)様が食べるまで、何人もの毒味係が間に入るから。
        一度に10人前も作られていたらしいんだよ。一人の為にね。」

ツルギ1  「げえっ。10人前!?」

センセイ「スゴイよね。そして何人かの毒味係同志で、
        一口食べては互いにしばらく顔を見合う。」

ガラシャ1 「は? それは又どうしてですか?」

センセイ 「毒が入っていたとしたら、回るまでに時間がかかるだろうからね。」

ツルギ2  「わあ…イヤな役だなあ、毒味係って…。」

センセエ2「でも万が一の事があってはというわけだよね。

        だからこれだけの行程をふんだ料理は最終的に
        一人前だけが正室本人のところにいくんだ。
        けれどその頃にはもう冷めてしまっているわけ。」

ガラシャ1 「そりゃあそうでしょう。はああ~。何かガッカリだなあ。
        天下の御台所の食事が冷めた和食御膳なんて…。」


センセエ2「(笑)。まあ、さすがに冷めたままではという事で、
        汁物等は隣の部屋に用意した火鉢で温め直してから出していたらしいけどね。」

ガラシャ1 「それにしたって、もう少し贅沢出来るかと思ったのに。」

ツルギ1 「でもセンセエ、天下の将軍の正室がそんなに質素だったら、
        一般市民はさぞ地味…というか、ヒドイものを食べていたんじゃないですか?」


センセイ「イヤ、でもね、江戸の市民は意外に白い米の飯には事欠かなかったみたいだよ。」

ガラシャ1 「エエ~!? そうなんですかあ? アワとかヒエとか玄米でも贅沢
        みたいなイメージがありますけど…。」


センセエ2「イヤ、江戸時代でも中期から後期は、
        庶民も米の飯をたくさん食べていたらしいんだよ。
        江戸は全国から年貢米や、各藩からの米が集まっていたわけでね、
        まず俸禄米(ほうろくまい)として武士に給料として与えられて、
        残った分は町で安く売られていたものだから。
        もちろん天候により凶作だった場合は、麦飯なども食べていたろうけどね。

        当時の成人男子で一日五合も食べていたらしい。」


談話イラスト30


ツルギ1 「ゲエッ!? ご、五合!?」

センセエ2「すごいでしょう。で、それが原因で足がむくんだり、しびれたりする
        『江戸患い』なんていう流行(はやり)病も出たらしいからね。」

ツルギ1 「? それは、どういう?」

ガラシャ2 「あの…それ今でいう脚気(かっけ)じゃないですか?」

センセイ「そう、まさしく脚気です。でも当時はビタミンB1不足とか分からないから。

        急性心不全も増えたらしい。
        で、江戸を離れると何故か治るから『江戸患い』と。」

ガラシャ1  「何とまあ……。」


              


              つづく            センセエ4

           
[ 2011/07/20 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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