談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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【上達の為の技講座】⑤手の平合わせ→水平面の移動

① は正座で向き合い、
  同側の手の平を(肘が手の平の真下にくる様に)合わせます。

 技講座写真15




② は水平方向右側に手の平を水平に移動します。
  はその水平運動についていきます。

  
  技講座写真16

  技講座写真17

  技講座写真18

  この時、の運動の動力(主体運動)が、腕の動きだけですと、は崩れません。

  あるいは、遠くまで腕を伸ばそうとして、水平面が崩れ、身体が傾いてしまう様ですと、

  自分も崩れてしまいます。
 技講座写真19




③ の動力(主体運動)は、胸の開きと、腰の位置の水平運動にあります。

  あくまで水平(地面と平行に)、腰の位置がわずかに右側にスライドする様に動くのです。

  この動きは、スタート時に肩が沈んだまま動き、に動きの初動作が察知されにくく

  が出遅れるので崩せますし、
  水平面を崩さずに、きれいに動けます。

 技講座写真20


  肩の動きの気配が出てしまうようですと、その動きはに察知されてしまい、

  手の平を合わせて動いたとしても、互いの腕が伸びきった所で止まってしまい、

  何も起こりません。(は崩れません。)

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[ 2011/05/29 00:00 ] 技講座 | TB(-) | CM(-)

第18回 「捻らないで動くでござる!!」の巻

ガラシャ1「でも昔の日本人は、
ガラシャさん  『走れない』ながらに速く移動はしていたわけですよね。」


センセエ2「そりゃあそうだろうね。でね、これってマイナス要素だけではないんだ。
センセエ
        どういう事かというと、基本的に現代人の様に
        身体を捻って使うという習慣が無かったという話でね。」

ツルギ1 「あ、センセエ、その『捻る』という所、もう少し詳しく説明して下さい。
ツルギくん  僕らはいつもその様な稽古をやっているから分かりますけども。」


センセエ2「あ、ハイ。現代歩きというのは、
        主に反対側の手足を交互に出して移動するワケでしょ。

        つまり体幹部(胴体部)を基準に見れば捻って使っているわけ。
        手の振りをちょっと大ぶりにしたら
        捻れるという意味がわかると思うけど。

        それに対して昔の歩き方というのは基本的に手を使わない、
        もしくは手を振れと言われたら同側の手足が一緒に出る…
        というのは捻って使わないという事。

        でもそれはそうなんだよね。
        和服というものの構造を考えてみても、
        身体を捻って使うと簡単に着崩れちゃうからね。

        よく和服を着慣れない人が短時間で着崩れを起こしてしまうのも、
        この捻る様な動きがしみついてしまっているからだろうね。」

ツルギ2「ハイ、僕もこういう和物を始める前は、
        チョット動くとすぐに着崩れていましたから。」


センセイ「(笑)。でもそれだけじゃないんだ。

        身体を捻って使うと、例えば剣の動きとかもそうだし、
        稽古の中で行う様な体術というのもそうなんだけど、
        『力がにごる』というか、
        中心にある体幹が捻れて縛られた様な状態になり、
        どうしても腕力とか脚力に頼った小手先の技になってしまって
        質がグンと落ちるんだよね。」

ガラシャ1「ハイ、それは稽古をやっていてつくづく感じます。
        最初は普通に動いているだけという感覚だったので、
        『捻れている』という自覚すら無かったんですけど。」


センセエ2「そうだよね。そのくらい捻る動きが現代人に浸透してしまっているわけだから。

        でもマイナス面でいうと、『捻る使い方』というのは、
        それだけ全ての運動を手足にまかせる事になってしまうので、
        体幹部…というか身体そのもののパワーや働きというのは
        封じられてしまうという事でね。

        反動をつけて、タメをつくって、それからドッコイショと動く
        やり方になってしまうというかさ。
        力んで肩も上がりやすくなるし、問題点がたくさんあるんだよね。」

   談話イラスト16


ガラシャ1「でもセンセエ、この談話ではちょくちょく出てくる
         イチロー選手なんかは、
         一見捻って身体を使っている様に見えますけど…。」


センセエ2「イチロー選手くらいになると、身体のパーツがもっと細かく分かれて
        意識出来ているから、一見捻れている様に見えても、

        各パーツをバラバラに使いつつ、
        目的に対して統一されているという具合の動きなのでね。
        一般的にそこまで意識出来ていない人が、
        窮屈に捻って反動やタメをつくる様な動きとはまるで違うんだよ。」

ツルギ2 「ぎえ~、スゲエ! 我々凡人は……。」

センセイ「そう思うだろう。でもイチロー選手だってトレーニングの中から
        そういう動きを自然に身につけていった…。

        あるいは子供の頃の、つまり身体が固まる以前の感覚を残したまま
        レベルを上げていったわけでね。
        決して僕らに出来ない事をやっているわけではないんだよ。」

ガラシャ2 「そう思うと何だか救われますね。」

センセイ「だろう。昔の人だってね、全員がそんなに身体のパーツを細かく
        意識出来ていたわけじゃないと思うのね。」

ツルギ1 「そうなんですか?」

センセエ2「そりゃあ、身体を使う頻度が今の我々とでは比較にならないから、
        平均すると現代人より身体能力が高かったというのはあるだろうけど、
        やっぱり今と同じで、『出来るヤツ』と『出来ないヤツ』
        というのがいるわけでさ(笑)。」

ガラシャ2「そういう意味では、現代よりもその差は大きかったんじゃないですかね。
        だって寺子屋とかはあっても、
        今の様な教育制度は無かったわけだし。」


センセエ2「うん、その通りだと思う。

        西洋的な身体使いというのは、『行進』にしてもそうだし、
        『走法』にしてもそうなんだけど、
        ちょっと覚えればある程度の成果は誰にでも出せるというのはあるよね。
        だから普及率はとても良い。

        でも反面、名人、達人の様な卓越した人を生むという事も少し難しくなる。」

ツルギ1 「100点と0点というのではなくて、
        みんなで65点取れちゃうよ、みたいな(笑)。」


ガラシャ1「それは普及率という点では優れモノだよね。
        レトルト食品とかインスタント食品みたいなコト?
        すっごく美味しいワケでもないけど、マズくもない。
        適当に美味しい…という。」


センセエ2「そう。だから西洋からは洋服等のファッションやら食べ物だけでなく、
        適度にやれば誰でも出来るという
        身体の使い方まで入ってきたという事。

        その動きが元になって、今我々が日常生活やスポーツ等で
        何の疑問もなく西洋的ハウツーで身体をを使っているワケ。

        僕は結構子供の頃にそういった西洋的ハウツーが
        苦手だったというか慣れなかったというか…。
        だから体育の成績なんか、笑っちゃうくらいダメだったんだよね。」

ツルギ2 「ウソッ!センセエが?」

センセイ「本当(笑)。徒競走なんかはいつもビリだったし。

        で、ちょっと自分がやりやすい身体の使い方をすると、
        先生に注意されたり友達にからかわれたりとか。」

ガラシャ1 「それはいわゆる『捻らない動き』だったワケですか?」

センセエ2「今にして思えばね。でも当時は、
        今みたいにその類いの本や資料なんか無かったし…。
        『ナンバになっているよ!』と言われる事に罪の意識はあったしね。

        だから、大学生になってから甲野善紀先生の本とかを
        最初に手にした時はショッキングだったよね。」

ツルギ1 「これで正しかったんだ! みたいな事ですか? 
         変じゃなかったっていうか。」


センセイ 「そうだね。『ア、オレ日本人だったんだ』っていうか…。」

ガラシャ2 「(笑)。」

センセエ2「でも結局、優れた動きとか効率の良い動きという事に関して言うと、
        西洋も東洋も関係ないと思うな。

        捻らないで身体を使うというのが古来の日本人だけだったとも思われない。

        『西洋的ハウツー』というのを強要された日本人が
        見よう見マネで動いてみたら、『捻れちゃって動きが効率悪くなっちゃった。』
        という所がホントなんじゃないかと。

        実際に同じ方法論で西洋人が動いても、
        結構自然に出来ていれば効率の悪い動きとは言い切れないでしょ?」

ガラシャ1 「そうですね。それこそスポーツの世界を見るとわかりますよね。
        ハウツーだけ同じに見えても中身が全く違うと
        その差はスゴイというか。」


センセイ「まあ、日本人はまだ今の動きにトライしてから1世紀ちょっとくらいしか
        たっていないわけでね。

        逆にそのくらいでよくここまで来れたという見方もあるよね。
        だって今では着物の動きをほとんどの人が出来ないという
        世の中になっているわけでしょ?」

ツルギ1 「そうか、そう思うと対応力という点では逆にスゴイかも…。」

ガラシャ1 「さすがサルまねが得意な日本人(笑)。」
  

             つづく     ガラシャ3
[ 2011/05/25 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)
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