談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第7回 「身体の認識力が動きを助けるでござる!」の巻

ガラシャ1
 ガラシャさん 「浅田選手が去年(2010年)スランプにおちいって
        ジャンプがおかしくなったのって、
        もしかしてそのあたりに原因があるんですか?」


センセエ2
センセエ 「う~ん、そうかもしれないけど…どうだろう。

       彼女くらい有名になるとね、プレッシャーもあるから、
       練習の時は上手くいっていたんだけど、
       わずかな時間で精神的な状態に変化が起こり、
      
       それによって細分化されて動けていたはずの身体が
       一気に固まったりしてしまう事だってあるだろうし。」

ツルギ1
ツルギくん 「そんなに練習を積んでいても、
       少しの動揺で身体の状態って変わってしまうものなのですか?」


センセイ 「うん、そうなんだ。
        身体と精神の状態はその位リンクしているからね。

        数分前の練習の時まではベスト・パフォーマンスが出来ていても、
        試合になった途端別人のようになってしまう事だってあるんだ。
        筋肉が縮こまってしまったりだとかね。

        だから骨単位まで意識して動けるようになった方が、
        多少プレッシャーを受けても身体がその様にしか動かない様になれるから、
        間違いは少ないんだと思うんだよね。」

ガラシャ2 「じゃあ、バンクーバー五輪の時は少なくとも浅田選手より
        キム・ヨナ選手の方が骨単位で動けていたという事。」


センセエ2 「うん、実際映像を見るとそういう事は言えると思うよ。

        キム選手は自分のプログラムを完全に把握して、
        一動作一動作をスキなく、
        つまり出来るだけ身体の細かいパーツまで意識して、
        指の関節の一つ一つまで演技に参加するよう心がけていたんだよね。
        それでも緊張の為か、それまでの他の大会の時より固かったとは思うけどね。

        一方浅田選手の方は、他の選手よりは遥かにその辺の意識は高いと思うけど、
        まだキム選手のレベルにはいかなかったんじゃないかな。

        でもそれをカバーして有り余る情熱の様なものを
        あの演技から感じられたよね。
        だから僕らは感動したわけだしね。

        面白いのは、あれだけ他の選手よりも身体の動きのレベルが高い浅田選手が
        何故か不器用に見えた事だよね。

        余程の失敗をしなければ金メダルは確実という事がわかっているように
        確実に各種の技を置く様にして滑るキム選手と、

        理想はもっと上にあるのにそれに届くかどうかという
        ギリギリの勝負をしている浅田選手と……。

        でも『人間が可能性にかけて挑戦する姿勢』という点では、
        僕は浅田選手のあの時の演技の気迫には本当に胸打たれたけどね。」

ツルギ1 「そうですね。

        でも浅田選手のスランプの原因って、もともとは
        ジャンプのフォームの改良からはじまるところにあったわけでしょ。 

        だったらその修正が出来てきているんだったらもう大丈夫でしょ。」


センセエ2 「どうかなあ。一つ気になるのは……
        『フォームの改良』という点かな。

        5年前、浅田選手がまだジュニアの選手で、
        それこそプレッシャーも今よりずっと少ない状態で
        演技出来た頃のジャンプのフォームをもう一度復活させる、

        みたいな練習の取り組み方をしているって、
        スポーツニュースか何かで見たんだけどね。」

ガラシャ1 「それのどこが気になるんですか?」

センセエ2 「フォームという点でだね。

        あのね、人間は誰しも年齢を重ねればね、
        意識的に身体を細かくパーツ分けしてトレーニングしないと、
        固まるのは当たり前なんだよ。

        で、それは悪いコトではない。当たり前の事だったり、
        それが成長する事だったりするわけだから。」

ガラシャ2 「イヤだぁ。老化現象が成長みたいに言わないで下さいよ。」 


談話イラスト5


センセイ 「だって子供は大人に比べてはるかに運動能力としては劣るわけでしょ。
        柔らかさという点では大人よりもバツグンに優れているけど。
 
        それを技術的に連動させたり、まとめ上げたりする事は出来ないしね。

        それにある程度の固さが生まれないと歩くだけでもフラフラしちゃう。
        歩いて間もない幼児がそうであるようにね。

        5年前の浅田選手は幼児ではないけれども
        今よりも柔らかさという点では確実に優れていたわけだよ。

        で、その頃のフォームっていうのは現実的に5年後の今
        再現してみろと言われても無理なんだよ。
        再現出来たと思っても5年前より
        質の悪いものになってしまうと思うんだよね。」

ツルギ2 「じゃあどうすればいいんですか?」

センセエ2 「それはね、5年前は柔らかかったといっても、
        それは天然的にというか、年齢の若さの部分での柔らかさだったわけ。

        でも今は5年前よりも固くなったとはいえ、
        まだあれ程の柔らかさ持っているわけだし、
        経験も重ねてきているわけだからさ。

        5年前のフォームがどうのというより、
        今の状態で、再度身体の各パーツを意識するという
        根本的認識力を高めていく事が大切になってくると思う。

        それによってパフォーマンスは5年前よりも上がる。」

ガラシャ1 「5年前よりも上がるんですか!」

センセエ2 「それはそうさ。
        だって15歳の少女に身体の各パーツを意識的にって言うのと、
        20歳の大人に言うのとでは、経験に照らし合わせた理解度
        という点で全く違うしね。

        あのね、若い時の天然力っていうのは
        本人もどこか無自覚な状態でそう動けてしまっているという
        パターンが多いわけ。

        だから皆大人になると、若い頃より単純に柔軟さや伸びやかさが
        無くなってしまうものなんだよ。

        でもその分、理解度という点では、
        経験上から若い頃よりも意識的に認識出来るわけだからさ。
        それを意識して身体の根本的な在り方とか動かし方を学んだら、
        パフォーマンスはグンと上がるよ。
        それこそ若い頃は非効率的に、ただガムシャラにやっていたものが、
        より効率的になったりとかね。

        それにはまず、特定のジャンルの外見上のフォームがどうのというよりも、
        身体の効率的な動かし方への気付き、

        もしくは身体そのものの認識の仕方を掘り下げていった方が逆に近道だよね。

        フォームなんて本人も周りも気付かない内に、
        根本的な所で変化してしまうものなんだよ。
        同じ様にやっているつもりでもね。」

ツルギ2 「う~ん、それはわかりますね。
        で、その変わり方がプラスに向けば良いけど、
        そうじゃなかったらという……。」


センセイ 「うん、でもそれも仕方がないのさ。人間の状態や動きなんて、
        ほんのちょっとした事で変化してしまうものなんだよ。
        精神的な影響も含めてね。

        ただその時それがプラスかマイナスかが自身で理解出来ないと大きなロスだよね。

        特にスポーツ選手の場合は、いくら良いコーチがいても最終的には他人なんだからさ。」

ガラシャ2 「その他人の指導を生かすも殺すも本人次第。」

センセイ 「そういう事!」

                     

                       つづく       センセエ4
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[ 2011/03/30 00:00 ] 談話 | TB(-) | CM(-)

【上達の為の技講座】 ②脱力の技一、 (有効な歩法)

「歩く」のを、
目の前の相手が腹に手をあて、壁になるようにして邪魔します。

(最初から押し込むのではなく、あくまで壁として立ちふさがります。)

相手にあてられた手をソフトに包み、力で押し込まずにスウ~ッと歩きます。

技講座写真1




A.当然、踏ん張ったり身体のブレが起きれば、
歩くのは簡単に止められてしまいます。
力技ではとても歩けません。

技講座写真2




B.足を出して反動をつけて蹴るのではなく、
静かに、そして足先攻ではなく、

(軸をブラさずに)前に出た体幹部に足が(むしろ)引かれるような感じで移動します。

足はいわゆる「すり足」ではなく、地面にフワリと置くように、
それでいて上下動の無いようにするのです。

この様な移動の仕方が武士の歩法の基礎なのです。

技講座写真3のコピー




★解説★

武士は現在の我々(現代人)のように
足で地面を蹴って歩くのではありません。
それでは軸がブレやすいから、
それだけ「斬られる」隙が生まれてしまいます。

(主に上下動や、一足ごとの重心移動が、
片足に乗るたびに左右にブレてしまう事が隙となって生じます)

その様なタメをつくる動き(歩法)というのは
反動をつける分、それなりに速さは出ますが、
力をためている間というのが
どうしても隙をつくる事になってしますからです。


よって、力まかせや脚力に頼って移動するのではなく、
体幹(身体の幹となる胴体部)で足をリードする事が大切です。

稽古も最初のうちは静かでゆっくりと
(「ゆっくり」丁寧に動く事の方が、
力にまかせて速く動くよりも数段難しいと言えます)行います。

[ 2011/03/27 00:00 ] 技講座 | TB(-) | CM(-)
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技イラスト2

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技イラスト2

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