談話室『和太刀』

~立ち廻りから得られる身体のお得情報!~

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第133回 「盲目の小太刀使い登場でござる!!」の巻 

センセエ
センセエ2
「ここしばらくの柳生一族の話は一旦置いといて、今回から又様々な剣豪にスポットライトを当てていこうと思うんだけど。」



ツルギくん
ツルギ1
「イヤッタァ~!!…あ、別に『柳生話』に飽きた訳じゃないですからね!」




ガラシャさん
ガラシャ1
「どうかしら。前回の組太刀の心のやり取りの話題についていけてないみたいだったし…。」




ツルギ1
「だまれっ!!」



センセエ2
「はっはっはっは(笑)。大丈夫。ツルギ君もついてこられるように努力するよ。まずは富田五郎左右衛門勢源(とだごろうざえもんせいげん)なんかどうだろう。」



ツルギ1
「ム!?…さ、早速知らない。」

 


ガラシャ1
「中条流(ちゅうじょうりゅう)の富田勢源(とだせいげん)といえば、一説によると門下にあの佐々木小次郎がいたとか。」




ツルギ1
「エッ!?という事は佐々木小次郎の師匠!!ぬおお!!テンション上がるぅ~!あれ?小次郎の先生って鐘巻自斎(かねまきじさい)っていう人じゃなかったっけ?」



センセエ2
「うん。そういう説もあるけど、鐘巻自斎自身が中条流を学んでいたからね。
だから孫弟子だったのかもしれないね、小次郎は。その辺りの事は説が色々あるから正式にどうだったかは不明なんだけど…。」



ツルギ1
「なる程。」



センセエ2
「中条流は元々、南北朝時代に中条兵庫助(ちゅうじょうひょうごのすけ)により創始され、後に越前(現・福井県)朝倉家の家臣だった富田家に伝えられた。で、これ以後は富田家が中条流の宗家となる。」



ツルギ1
「勢源は富田家に生まれたんですね?」



センセエ2
「そう。戦国期に生まれたんだ。勢源は若くして中条流の奥義を極めて家督を継いだ。」



ガラシャ1
「天才だったんですね~。」



センセエ2
「そうらしいね。でも眼病を患って失明してしまったんだよね。」



ツルギ1
「アレレレ?じゃあ剣術の方は?」



センセエ2
「勢源は剃髪し、家督の方は弟の富田次郎左右衛門景政に譲った。でもここから『小太刀の勢源』 という名を全国に響かせるくらいに達人の道を突き進んだんだよね。」




   談話イラスト131




ガラシャ1
「ス、スゴイ。そうか、中条流と言えば小太刀が有名というイメージがありますもんね、何となく。」




ツルギ1
「盲目の小太刀の達人…。『小太刀の座頭市』みたい!!カッコイイ~!!」



センセエ2
「『トダ流』と発音する古流派の開祖にはいずれも『戸田』、『外他』とか、『晴眼(せいげん)』、『清玄』、『青眼』等の字がハメられているんだけど、これは皆『富田勢源』だと思われる。だから多くの流派でこの人は開祖とされているんだ。」



ツルギ1
「スゲエな~。盲目でありながら…。」



センセエ2
「すごいエピソードがあって、美濃の国(現・岐阜県)にいた時、国主の斎藤義龍(さいとうよしたつ)の命により、神道流の梅津某(うめづなにがし)という達人が勢源に挑戦したらしいんだ。」



ツルギ1
「ホォ~!達人二人の一騎打ちというわけですね。ワクワクしますね~!どうなったんですか?」



センセエ2
「勢源は皮を巻いた一尺二、三寸の薪でこの梅津某の相手をし、一撃で倒してしまったと。」



ツルギ1
「オワッ!!何と!!ツェェ~!!」



センセエ2
「勢源は最初断わったらしいんだけど、国主の命令でもあったし、相手がやる気満々だったんで仕方なく…という事らしい。」



ガラシャ1
「じゃあ基本的に好戦的ではなく、物静かな人だったんですかね。」



センセエ2
「中条流では兵法の事を『平法』と書くとある。『平らかに一生事なきを以第一とする』と『家の書』にあるんだけど、本質的には防御の剣法だからね。」



ガラシャ1
「この中条流って、剣術流派の二大ルーツの一つと言われているんですよね。(もう一つは念阿弥慈恩の興した『念流』であると言われている。)」



センセエ2
「そう。で、この中条流から勢源の『富田流』が興り、そこから『一刀流』が発展したと言われているんだ。」



ガラシャ1
「という事は、小次郎の『巌流』もその流れという事ですもんね。」









                  つづく  ガラシャ4
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[ 2013/10/28 12:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)

第120回 「柳生VS信綱!!夢の対決でござる!!」の巻


ツルギくん
ツルギ1
「イヤー、それにしても、映画『七人の侍』の有名なエピソードの元が上泉伊勢守信綱(かみいずみいせの かみのぶつな)だったというのはホント驚きでしたよ。」



ガラシャさん
ガラシャ1
「で、センセエ、今回も信綱のお話の続きなんですが…。」


センセエ
センセエ2
「ハイハイ。この浪人を屈服させた旅の続きね。やがてこの旅で信綱は北畠具教(きたばたけとものり)の館に行ったんだ。」



ツルギ1
「アレ?北畠具教…って、またどこかで聞いたような…。」



センセエ2
「北畠具教は正三位(しょうさんみ)、権中納言(ごんのちゅうなごん)という貴人の身ながらにして、この前まで話していた剣豪・塚原卜伝(つかはらぼくでん)の弟子、例の『一の太刀』という秘技を授かった異色の人なんだ。」



ツルギ1
「アッ!そうか。卜伝先生の…。」




ガラシャ1
「幻の秘技『一の太刀』まで授かった具教は、信綱のような人にどう接したんでしょう。 興味ありますネー。」



センセエ2
「信綱は『新陰流兵法』の技を具教に披露した。するとすぐに『この人はスゴイ人だ!』という感想を持ったらしい。」



ガラシャ2
「やっぱり…達人は達人を知る…。さすがですネ!」



センセエ2
「で、具教は奈良の宝蔵院胤栄(ほうぞういんいんえい)や大和柳生谷の柳生宗厳(やぎゅうむねよし)と会ってくれるように信綱に言った。」



ツルギ1
「出たぁ~。ここにきてついに、新陰流と柳生家がつながるわけですね!」




ガラシャ2
「それに宝蔵院ってあの槍術(そうじゅつ)で有名な!」




ツルギ1
「それも知ってるゥ~!!『バガボンド』に出てきたあ!!胤栄は槍術の達人のじいちゃんですね!で、二代目の胤舜(いんしゅん)と宮本武蔵の対決はドキドキしたなあ。」




ガラシャ1
「ま…ほっときましょう。それでセンセエ、胤栄や宗厳が信綱に師事したのは知ってますけど、会ってすぐに弟子になったんですかね?」



センセイ
「胤栄の方はね。信綱の腕前を見て、『立ち合うまでもなし。』と言ってすぐに師事する事を決めたんだけど、柳生宗厳の方はその頃既に『新当流』や『中条流』の使い手で、『近畿一』とまで言われていたんだ。
だからプライドが許さないところもあったと思うんだよね。だから立ち合った。」



ツルギ1
「な、何ィ~!?上泉伊勢守信綱VS柳生宗厳!!夢の対決じゃないっすか~!!で、どうなったんですか?」




ガラシャ1
「どうなったって…。バカねー。そんなの信綱が勝ったに決まってるでしょう?宗厳が信綱に師事したから『柳生新陰流』の誕生になるんだから。」




ツルギ1
「そりゃあそうだけど…。でも宗厳もその頃『近畿一』と言われていた訳でしょ?だからどのくらいの実力差だったのかなと思って…。」



センセエ2
「ウン、それがね、ホントに圧倒的な差だったみたい。最初は信綱の高弟の疋田文五郎(ひきたぶんごろう)と立ち合ったらしいんだけど、
立ち合いの前に文五郎が宗厳に対して『構えが悪うござる。』と予告したらしい。」



ツルギ1
「ギャッ!!弟子にしてそんなレベル!?宗厳は怒ったでしょうね~。」



センセエ2
「でも予告にも関わらず、宗厳は二回も打ち込まれて負けてしまった。」



ガラシャ1
「エ~!?それはスゴイ。」



センセエ2
「で、その後、信綱本人も宗厳と立ち合って、『その構えならとりまするぞ。』って言ったらしい。で、あっという間に。」



ガラシャ1
「打ち込まれてしまったと…。」



センセエ2
「イヤ、あっという間に宗厳の刀は信綱に奪われてしまったんだ。」



談話イラスト118






ツルギ2
「ヒ、ヒエ~。……レ、レベルが違い過ぎる。」




ガラシャ1
「宗厳さんはプライドが崩壊してしまったでしょうねー。」



センセエ2
「だろうねー。でもそこが宗厳のエライところで、実力差がハッキリすると、もう新当流も中条流も捨ててしまって、信綱に師事を仰いだというんだ。」



ガラシャ2
「そういう所!!素晴らしいですね!」



センセイ
「でしょう?ボクもそう思うよ。そして、信綱は奈良から大和柳生谷へとおもむいて、翌永禄7年(1564年)の春まで宗厳に新陰流兵法を伝えたとされている。」



ガラシャ1
「翌年?…結構短期間なんですね。」



センセエ2
「うん、信綱自身はね。後は高弟・疋田文五郎を自分の代わりに留めおき、自身は弟子の神後伊豆とともに再び京へと向かったんだ。
で、その際、信綱は宗厳にある宿題を与えたんだよね。」



ツルギ2
「宿…題?いやだな~、そういうの。」




ガラシャ1
「アンタはね。で、宿題っていうのは?」



センセイ
「『無刀捕り(むとうどり)』の工夫をね。これが当時衰退していた柳生家の運命を大きく変える事になるんだけど。その話は又次回。」



ツルギ1
「京へ行った信綱はどうなったんですか?」



センセエ2
「信綱は思いもよらない人、時の将軍である足利義輝(あしかがよしてる)に『一手指南にあずかりたい。』と招きがあったんだよね。
将軍様から招かれるなんてスゴイでしょ?だからこの旅は柳生家だけじゃなくて信綱の運命も変えたというべきだよ。」



ガラシャ1
「あ、足利義輝って塚原卜伝さんのお話の時に登場した、武術大好きの将軍様ですよね!!」



センセエ2
「そう。だから信綱の神技を見て大喜びだったんだろうね。」

 




                        つづく      ガラシャ4
[ 2013/04/22 00:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)
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